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(E47) 中国×イノベーション第5回。スマートシティ建設 (2019.8.27) by wisdom編集部 より抜粋加筆しました。

⑴ 中国のスマートシティ建設予定は以下です。
①2012年以来500都市で建設が進む
②2018年の市場規模は7兆9000億元に到達

以下のPATHと称される4社が中心となり、地方政府との提携合戦を行っています。
Ⓐアリババ「城市大脳」
Ⓑテンセント「WeCity未来城市」
Ⓒ中国平安「1+N」
Ⓓファーウエイ「城市智能体」


⑵ アリババ「城市大脳」(*城市=都市)

アリババは2016年、城市大脳の概念を発表しました。

都市交通、医療、都市管理、環境、観光、規定、平安、民政の8大分野、地方行政のほとんどをデジタル化してカバーしようとする計画。

2017年の国家AIプロジェクト入選を経て、今までに10都市と提携し事業を開始しました。


都市交通分野は以下です。
“3+4+6”構造と呼ばれ、データ層、計算層、応用層の3層が基礎となリます。

その上に、阿里雲、千方科技、高徳地図と協力し、
クラウドコンピューティング、交通、地図、ビッグデータの4つの能力を発揮します。

そして、以下の6つをコントロールします。
1、交通指揮
2、交通信号応用
3、交通整理、規制
4、交通運行評価
5、通報予測
6、大衆への交通情報サービス


⑶ テンセント「WeCity未来城市」

テンセントは2019年7月、スマートシティ用クラウドの新ブランド“WeCity未来城市”を発表しました。

これはテンセントが長沙市で成功を収めた“城市超級大脳”の後継。


未来の都市では、
交通、貿易、金融から建築物の構成に至るまでデジタル化し、サービス水準と意思決定効率を上げます。

WeCity未来城市は、“1+3+4”の構成をとリます。
①1つの基礎クラウド
②3つのプラットフォーム(応用、データ、人工知能)
③4つのサポート領域(デジタル政務、治安、政策決定、産業)

テンセントの城市超級大脳は、全国28省、300都市に広く採用されています。


⑷ 中国平安は2018年8月、“1+N”智慧城市システムを発表

最新技術を駆使したスマートシティクラウドのプラットフォームで、政務、生活、財政、安全防犯、税関、教育、医療、不動産など、N個の分野で問題の解決を目指す。
これらを統一したシステムということです。

2018年8月の段階で全国200都市に採用され、
2000項目のオンラインサービスを市民に提供しています。


⑸ ファーウエイ「城市智能体」

2018年11月、ファーウエイは“城市智能体”の理念を発表しました。

これは都市全体を人体になぞらえ、智慧大脳だけではない、精密な智能体を指すといいます。
それは都市の持つすべての要素をデジタル化し、都市の状態を常時可視化します。

世界40カ国160都市とスマートシティ建設を支援しています。


スマートシティの建設が中国で進んでいます。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp