(H31) 散在するデータを統合して、デジタルマーケティングに活用する (2019.8.28) by 株式会社エクサ より抜粋加筆しました。
⑴ データ統合に立ちはだかる課題とは?
企業が適切かつスピーディにデータ統合を実施するためには、いくつかの課題が残されています。
①爆発的なデータ量の増加
2019年にDELLとEMCジャパンが発表した調査は以下です。
「2016年以降のデータ増加率が、588%」
日本企業において、
データ量が爆発的に増加していることを示しています。
データ量が爆発的に増加していることにより、
データの分析処理にかかる時間が長引かざるを得ません。
そして、リアルタイムなデータ分析を必要としている企業にとって、その難しさは依然として変わらないままです。
②データ発生場所の広範囲化
昨今では、
SNSマーケティングが活発になり、広範囲な場所でデータが発生しています。
データを適切に統合するためには、
すべてのシステムを包括的に捉えたデータ管理基盤が必要です。
③個別最適化されたシステム環境
企業がシステム環境の個別最適化を進めたことは時代の流れですが、その代償が現在になって表れています。
部門ごとに独立したシステムのデータは、
すべて形式が異なり、システム間で連携するためのインターフェースも持ち合わせていません。
データ管理のガバナンス強化が求められているものの、
徹底は難しく、データの統合すらままならない状態です。
⑵ データ統合とマーケティングの関係性
昨今のマーケティングの特性から見るに、以下が存在感を増しています。
「デジタル上における総合的なマーケティング活動」
日本のスマホ普及率は、
2013年から2019年の6年間で約3倍に増加しています。
これは以下を意味します。
①従来のマスマーケティングが期待通りの効果を得られなくなっている
②各デジタルチャネルにおいて適切な情報をターゲットに届けることで、従来よりも効率的なマーケティング活動が展開できる
⑶ デジタルマーケティングでは可能
企業が蓄積しているあらゆるデータを統合・分析することで、
自社商品やサービスに対するインサイト(洞察)を取得し、ユーザーを理解することがとても大切です。
こうした「デジタルマーケティングの最適化」を図るためには、以下が必要になります。
①リアルタイムなデータの統合
②データ分析
昨今では第三者機関が持つ大量のデータ、
いわゆる「3rdパーティデータ」を活用するニーズが高まっています。
たとえば、
CRMで蓄積した顧客情報を分析し、優良顧客の共通データや行動パターンを導き出し、
それとマッチしたユーザーだけにデジタルマーケティングを展開する等の施策も可能です。
顧客情報を含む営業情報
→デジタル化による一元管理
→全社員に点在化するデータの統合管理
→経営を左右する経営資産として捉える
→退職時の引き継ぎ問題が解決する
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp