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(E11) 新型コロナ・ウイルスショックが加速する”思わぬ変化”と、その地方への影響とは? (2020.2.22) by ネイティブ倉重 より抜粋加筆しました。

⑴ 2020年2月に入って、思わぬ事態が世の中を暗く包んでいる

新型コロナ・ウイルスによる感染による経済への影響への懸念も広がってきました。


こうした状況下で、在京の大企業やIT企業を中心に、
「テレワーク」が急速に広まってきています。


⑵ ここから本質的・本格的な「働き方改革」が始まる

この状況下で、先人を切って思い切った「テレワーク」体制を敷いたIT企業があります。

それは従業員4000人を抱えるGMOインターネットグループです。
その従業員の大部分を対象に、
1月下旬の早い段階から自宅勤務に切り替えたことは、大きなニュースになりました。


ホリエモンの鋭くも過激な主張は以下です。
「本格的なテレワーク導入は、企業の余剰人員をあぶり出す可能性がある」

つまり、オフィス勤務を当たり前としている場合と、テレワークとの一番の違いは以下です。
「本当に成果を出している人材が誰なのかが、残酷なほど浮き上がらせてしまうこと」


役割と成果が明確になるテレワークの推進は、
間違いなく能力があって貢献度の高い従業員にとって有利です。

逆に、存在感や時間的なコミットメントで「働いている感」を出していた人にとっては、非常に厳しい環境となるでしょう。

「ホワイトカラー」的な仕事の大部分は、この影響を避けられないと思います。


⑶ 従業員の側からの会社と関係性についても考えると、これも大きく変わるはず

同じ場所や同じ仲間と常にリアルに接することで、
自然と生まれる帰属意識やロイヤルティは想像以上に強固なものです。

一時的にせよ、
そういう「引力」から解き放たれつつ仕事をするという体験は、これは非常に大きなインパクトを働く側にもたらすはずです。


即ち、今回の出来事は、
想像以上に「自分と仕事」や「自分と会社」というテーマを改めて考えるきっかけにつながると思うのです。


こうした流れは、
「働き方改革」を、より本質的なものに変質させるかもしれません。

以下に思いを馳せる人が、より増えてくるはずです。
①人生100年時代に、自分はどう生きていこうか
②自分もそろそろ、先を見据えてライフ・シフトするべきタイミングではないか


思わぬきっかけで加速しはじめた、ライフ・シフトのきっかけとなるこの流れは、
関係人口を増やしたい自治体や、社員を「関係人口化」していきたいと考え始めた企業は、この変化を見据えて手を打つ必要があるのは確かでしょう。


以下の目的のためには“本気”にならなかった企業も、変わる可能性が出てきました。
❶働き方改革
❷五輪開催時の通勤ラッシュの解消


「ピンチはチャンスなり」
なかなか進まなかった働き方改革が、
黒船である新型肺炎の影響により動き出す可能性が出てきました。

在中国企業はすでに動き始めています。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp