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(F55) 中国人への教育で大切なことは「すべてを日本式で強要するのは望ましくない」-2 (2019.8.30) by GET+ より抜粋加筆しました。

⑷ 中国人とうまく社内でコミュニケーションをとるには?

①社内のルールやマナーを理解してもらう

中国人労働者には、日本で働く上での社会常識やマナーを理解してもらうことが大切です。

なぜなら、日本で働く以上、日本人の顧客や日本の会社との取引が多くなるため、「日本の常識やマナーを知らないこと」がトラブルの原因になるからです。


たとえば、中国人が必ず身につけるべき常識・マナーの1つに敬語があります。
お客様や取引先の人に対して、敬語を使わないことが大きな問題になることは、日本人であれば容易に想像がつくでしょう。


とくに、日本語の尊敬語や謙譲語などは、外国人には理解が難しいといわれています。
そのため、社内で徹底した教育が必要です。


中国人への社会常識やマナー教育で大切なことは、
「すべてを日本式で強要するのは望ましくない」ということです。

というのも、多くの中国人は自国の文化や社会常識に愛着や誇りを感じているからです。

大切なことは「どこまで文化やマナーの違いを許容できるのか」を明確にし、
教えるべき社会常識やマナーについては、ビジネス上の必要性を正しく理解してもらうことです。


「これが日本の常識なのだから言われた通りにしましょう」というのではなく、以下を丁寧に説明する必要があります。
「なぜ必要なのか?
常識やマナーを守らないことでどのようなデメリットがあるのか?」


②具体的な言葉にして指示や評価をする

中国人従業員に、指示や注意を行うときは可能な限り具体的な言葉にして伝えましょう。

なぜなら、「空気を読む」という日本独特の文化は中国人には通用しないからです。


加えて、日本社会のルールやマナーを知らない中国人と日本人との間には「言葉で言わずともわかる」共通認識もないため、
曖昧な指示では意図に反した行動を取る可能性もあります。

中国人に指示を行う場合は、
はっきりと取るべき行動を言葉に出しましょう。


褒めるときは人前で褒めて、大いに面子を立てましょう。
すると、中国人労働者の仕事に対するやりがいや意欲も上がるはずです。

このとき「何がどう良かったのか」を具体的に言葉にすることが大切です。
そうすることで「仕事を行う上で何が良いこととされるのか」を正しく理解できるようになるからです。


中国に赴任した日本人が「私は部長です」と頑張って言っても、実力が無ければ中国人の部下は言うことを聞いてくれません。


リモートワークの浸透により、さらに求められる能力も変わりました。

重要なビジネス能力は以下。
「Chatによるテキストコミュニケーション力」

「テキストによる管理能力」も求められます。


時代はどんどん変わっていきます。
・生産性格差社会
・人材時価主義
・同一労働同一賃金

中国人の方がグローバルです。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp