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(I10) シリコンバレーで働いてわかった「日本人がお金持ちになれない」納得の理由-1 (2020.8.28) by 酒井潤 より抜粋加筆しました。

⑴ 自分の生涯年収を考えたことはあるだろうか?

一般的なサラリーマンの場合、
一生働き続けてもせいぜい1億円」などと言われます。

だが、働き方について少し考えを変えるだけで、
生涯稼げる額はガラッと変わります。


酒井潤氏は、文系でありながら、
独学でプログラミングを学び、現在は、全米給与ランキング4位の米国Splunk,Incでソフトウェアエンジニアとして勤務。

また、副業でUdemyのプログラミング講師も務め、
年収1億円を実現しました。


⑵ 年収4000万円では足りない

「シリコンバレーでは年収4000万円でも中流階級」とよく言われます。
これは間違いではないと思います。

むしろ子どもがいれば、
4000万円ではちょっと物足りない生活になります。

累進課税なので、年収4000万円だと、
連邦税とカリフォルニア州税を合わせて46%を払い、家賃や学費やら生活費であっという間に1000万円以上の出費があります。


したがって、本業とは別に副業や投資などで、
積極的に資金を増やすビジネスパーソンが多いです。


⑶ シリコンバレーでは「大金持ち」になる人には、共通する特徴がある

「仕事のスピードが速いこと」


ビジネスで大事なのは、スピードです。
この点においても、シリコンバレーの環境は優れています。

日本には真似ることへの罪悪感がありますが、
シリコンバレーでは反対に真似の応酬が行なわれています。


多くのスタートアップ企業が、
注目を浴びているサービスやモノを真似します。

配車アプリのUberの後発のLyftは、
似たような配車サービスを提供していますが、シリコンバレーのユーザーは両者を比較して安価なほうを利用します。


そのため、
有名無名は関係なく、後発でも十分に対抗できます。

そこで競争が生まれれば、
消費者にとっても利益になります。
これがシリコンバレーならではの発想です。


米国ではバグがある状態で製品を出し、
それを売って回収したお金でバグを修正しながら、開発を進めていくのが普通です。

もし競合他社が優れた機能の開発を始めたら、
それまで開発していたものをやめてでも、すぐに真似をします。


⑷ 企業も徹底的に「スピード」を重視している

他方、日本企業では一度つくり始めた製品は、
最後までやり遂げるという精神が強く、米国企業が繰り返す仕様変更の速度にまったく対応できていません。


私自身、3ケ月で3度チームが変わり、そのたびに頑張って作ったコードがすべてムダになったことがあります。
こんなことはシリコンバレーでは日常茶飯事です。


米国や中国のスピード感が違いすぎる。

❶日本:起きる前に全ての問題を想定する。
それを全て解決してから、スタートする

❷米中:先ずスタート。問題は起きてから考える。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp