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(D81) TikTokの強みとYouTubeの弱点-2 (2019.12.30) by 神保慶政 より抜粋加筆しました。

⑷ TikTokは日本で「中高生向けのアプリ」というイメージがあると著者は認めている

その上で、著者はYouTubeの弱点を下記のように挙げています。
Ⓐ縦動画を前提としていない
ⒷSNS的機能に欠ける
Ⓒ興味のあるものにリコメンドが偏りやすい


TikTokの強みを以下に紹介します。
①TikTokはYouTubeのようにCMで中断しない。

②初心者の投稿でも必ず一定数のアクセスが保証される。
意外性のあるリコメンドがなされて、動画単体だけではなくアプリそのものへの没入感を味わいやすい。

③スマホで観やすい縦動画を重視して、
スピーディーに「動画によるコミュニケーション」を交わせる。


⑸ 動画化した世界の新次元。現実はただのショールーム、肝心要はオンライン

動画はもはや広告・宣伝という用途だけではなく、
1つのコミュニケーション回路になっています。

言葉が通じないから、動画で伝えます。
ただ単に「バズる動画」を追い求めるよりも、
コミュニケーションをベースにした動画のほうがワクワクします。

上記のように信じる著者は以下に言い切リます。
「全ての産業は動画化していく」


中国での動画を活用したインフルエンサーマーケティングは、
さまざまなカテゴリーでのインフルエンサーが成長してきていて、マーケティングの鍵となっているそうです。

毎年11月11日の「独身の日」は日本でも有名になりました。
2019年にはアリババグループだけで4兆円を超える売上を叩き出したことも記憶に新しい。

この日は有名インフルエンサーたちが総動員されて、
テレビショッピングさながらのライブ動画配信を行い、売上アップに欠かせない存在となっています。


観光にも活用されています。
西安市のPRでは同市をテーマとした動画が、以下の莫大な効果が発揮されました。
「61万本アップ、再生総数36億回、いいね総数1億」

視聴実績は、西安市に以下をもたらしました。
「総収入が前年比約50%増」


時価総額8.5兆円で世界No.1・ユニコーンのバイトダンスの「TikTok」は、
中国版「Douyin(抖音)」を合わせて、月間アクティブユーザー数MAUが10億人に達します。


中国の動画アプリは、
AIを利用して動画配信を行っています。

AIにより分析する動画コンテンツは主に以下の4つ。
Ⓐ顔
Ⓑ画像
Ⓒ音楽
Ⓓ言葉

動画コンテンツが分析されると、以下の履歴データを参考に配信を行います。
コンテンツとコンテンツに対して興味がありそうなユーザーとをマッチングできるようにします。
❶閲覧履歴
❷いいね
❸コメント
❹フォロー


さらに、動画の配信が進むにつれて配信データも分析されます。

AIから「品質が高い動画」と判断されれば、
システムから大量のユーザーに配信され、「トレンド作品」となります。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp