(I57) 相手から認められることで人は喜びを感じる「アクノレッジメント」-3 by reporu編集部 より抜粋加筆しました。
⑸ 褒めるに際に効果的なタイミングというものはあるのか?
例えば、200%達成しているということがわかった場合、最も効果的な褒めるタイミングはいつなのか?
答えはとてもシンプルです。
すぐに褒めましょう。
簡単な一言でも良いので、
できる限り早く声をかけ褒めてあげましょう。
「したこと・行い」が「評価」できるのであれば、
その瞬間に褒めてあげることが最も効果的です。
後回しにするということは、
相手からすると、「自分の成功より仕事の方が優先」と無意識に思ってしまうことになります。
⑹ アクノレッジメントとは
「認めること」という訳になります。
しかし、実際にはもう少し幅広い概念で、
例えば「存在しているということを認識している」といったことまでを内包しています。
⑺ このアクノレッジメントが、なぜ「褒める」コミュニケーションにつながるのか?
感覚的に理解していただくために、2つほど例をあげます。
①例えばあなたが毎日朝一に出社しているとして、
上司から朝、以下に言われたらどう感じるでしょうか?
「おはよう、今日も早くから働いているね」
②自分の机の上を綺麗に使っていることに対して、
以下に言われたらどう感じるでしょうか?
「いつも机を綺麗につかっているね」
どちらもただ事実を述べられているだけですが、
何となく褒められたように感じませんか?
アクノレッジメントとは、相手を認めることですが、
相手から認められることで人は喜びを感じるのです。
⑻ なぜ存在を認められることが重要なのか?
米国の心理学者アブラハム・マズローが唱えた欲求5段階説において、「欠乏欲求」が満たされないとき、
人は不安や緊張を感じると言われています。
この「承認欲求」を満たすために、近年では、
様々な事件や事故などが起こされていることからも分かる通り非常に強力な欲求でもあります。
アクノレッジメントとは、
この「承認欲求」を満たす最も基本的な行為なのです。
「褒める」ということは、報酬として機能しています。
その理由の一つとしてこの「承認欲求」を満たすという点が挙げられます。
⑼ アクノレッジメントを意識しながら「褒める」
先ほどの朝の例をもう一度思い出してみてください。
同じ状況において、以下に言われたらどう感じるでしょうか?
「あれ、今日は早いね。素晴らしい!」
褒められているはずなのに全く心に響きません。
むしろ普段は全然自分のことを見ていないな、と残念に感じると思います。
アクノレッジメントを意識するということは、
相手に対して興味をもち、よく観察することがスタートです。
相手を観察し、「したこと・行い」を「評価」し、
褒められるところを褒めることです。
今日は、と言うのか
今日も、と言うのかで、大きな差があるということ。
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp