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(V05) 社内SNS活用事例から見る導入成功のポイント (2021.8.1) by NotePM より抜粋加筆しました。

⑴ キーマンズネットが調査した「社内情報共有ツールの利用状況」によると

①社内SNSを導入している企業は、32.0%
②今後も導入の予定がないとしている企業は、28.4%


⑵ 社内SNS活用事例

【事例①】ある証券会社の事例。

(導入前の課題)会議時間の無駄、トラブルの経緯の把握が困難


ⓐこの証券会社の営業部門で行われる、
会議の大半の時間は、情報の共有のために費やされる。

より重要な営業のための時間が、
少なくなるという課題があった。


ⓑ情報システム部門はシステムのトラブル発生時、
トラブルの程度が軽微な段階では上司に逐一報告しないで担当者のレベルだけでトラブル解決にあたっていた。


ⓒしかし最初は軽微と思われていたトラブルでも予想に反して、
大規模化したり、解決に時間がかかったりする深刻なトラブルへと発展することがある。

その場合上司は、以下のように部下を叱責(しっせき)する。
「なぜ、もっと早い段階から報告をしなかったか」


ⓓ担当者も報告が早い段階から必要である場合、
関係者に連絡を取ってトラブル内容を報告するために状況や経緯をまとめるといった書類の作成に時間を取られる。


(導入後の効果)トラブル対応の経緯が時系列で容易に把握


Ⓐ営業部門では、導入と同時にメールが禁止され、
コミュニケーションのすべてを社内SNSに集約し情報共有を実現。

・議論の必要のない情報共有のための時間が不要に
・導入前よりも、会議時間を10分の1に削減できた


Ⓑ情報システム部門では、社内SNSにトラブル経緯を、
記録しておくことで時系列にトラブルの推移を簡単に関係者全員が把握できるようになった。


【事例②】ある小売業の事例。


(導入前の課題)情報伝達のボトムアップ、水平展開ができていない

今までのシステムでは、ボトムアップの情報伝達・共有が、
十分にできていないといった課題があったため、社内SNSを導入。


(導入後の効果)タイムラグのない的確な顧客対応と、
新入社員の早期戦力化を実現


Ⓐ本部からの連絡はすべて社内SNSを利用。

これにより、例えば同社の商品を紹介した雑誌の記事を、
スキャンして発売日の前に社内SNSにアップすると、雑誌で見たという顧客が来店した際に、的確に対応できる。


Ⓑ新入社員同士の疑問、悩みを解決する場として、
新入社員だけで作るコミュニティに新人研修担当社員を加えることで、研修が終わった後も、業務のやり方から日常の悩みまできめ細やかなフォローアップを実現。


これにより、以下を実現した。
・新入社員の悩み、疑問を早期に解決
・新入社員の早期戦力化やモチベーションのアップ


企業において、個人が持っている、暗黙知、
(経験知識やノウハウなど)を企業内で共有するための、
管理手法、経営手法に繋がります。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp