(I00) サイボウズ副社長「カイシャインの心得」を出版──「新しい時代の歩き方」を提案 (2020.6.17) by 和泉純子 より抜粋加筆しました。
⑴ 自分の人生を考えると・・・
暗闇や霧の中で僕がずっと持ち続け、少し先の道を照らしてくれたもの。
今思えばそれは、
自分自身であり、自分の個性でした。
⑵ これからの常識は若いみなさんがつくるもの
今はこれまで常識だと思われていたことが、
逆に非常識になる時代だからです。
「こんなん常識やん」「これが普通やろ」と思ってやったことが、まったく必要のないことだったりするのです。
たとえば、以下の今までの常識があります。
「仕事において、人は我慢や成長をすべき」
特に若い人は、以下のようにがんばってステップアップすることを要求されがちです。
①経理部の人間なら、これはできるようになってほしい
②キミは資料をつくるのはうまいんだけど、もっとプレゼンのスキルを上げてくれ
そのとき、多くの場合は「できないこと」、
凹凸でいえば凹のほうを埋めるような成長が期待されます。
でも僕は、
「できること」をベースに自分の仕事を継続していくのが、これからの常識になると思っています。
プレゼンが苦手な人は、
プレゼンの練習に時間を費やすよりも、プレゼンが得意な人を見つけてきて任せ、自分はもともと得意なことにもっと集中すればいい。
そのほうが、
チームとしてのアウトプットは大きくなるはずです。
これからの常識を新しく創っていけばいいんです。
そのほうがきっと、
自分もまわりも幸せな働き方ができます。
僕がこの本で伝えたいのは、
幸せに働いていくためのベースとなる考え方です。
⑶ 「できないこと」をあきらめたから役に立てた
仕事に役立つスキルなんて、たいしてない自分は、
「できないこと」を少しでもできるように努力するしかないんじゃないの?
しかし、伝えたいことは以下です。
「やっぱり、なにか得意なことやできることがあるはずだ」
以下が仕事の基本なんです。
「あなたがそれをすることで、誰かがありがとう、と言ってくれること」
⑷ 僕がこんなことを言うのは、自分の実体験があるから
僕も、人に自慢できるような「できること」は別になくて、「こんな自分でもできること」をベースにここまでやってきたんです。
新卒で入った会社では、
同期よりも評価されるなんてことはあきらめていた。
今の会社でマネジャーをやるようになってからも、
完璧なマネジャーになることはあきらめていた。
はっきり言って、あきらめてばかりの人生です。
それでも、今の僕は幸せです。
同調の時代から、個性の時代へ。
「変わったやつ」という言葉。
❶以前は、はみ出し者みたいに良くない意味のワードでした。
❷それが今では、「優秀な人」という褒め言葉になりつつあります。
「多様な個性がぶつかり合う」企業文化が、
イノベーションを起こす原動力になる時代です。
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp