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(E43) 上海の生活スタイルが全面的に「オンライン化」-1 (2020.2.20) by 人民網日本語版 より抜粋加筆しました。

⑴ 生活スタイルが全面的に「オンライン化」 、ニューエコノミーが急速に「穴埋め」

感染拡大が多くの人の消費習慣を変え、
以下のデジタル経済の新業態が、感染対策の時期における中国国民の日常生活になりました。
①オンラインショッピング
②オンライン診療
③オンラインレッスン
④リモートワーク
⑤オンラインエンターテインメント


家に閉じこもっているため、
食品デリバリーとECのニーズが増大し、中でも生鮮食品を扱うECの受注量の増加ペースが最も速い。

過去数年間のデータでは、生鮮ECの春節連休期間の売り上げは普段よりもやや減少するのが常でしたが、
今年は感染状況の影響で、同時期の受注量が一気に増加し、「野菜のオンライン購入」の人気が急上昇し、真夜中に争うように購入したり、予約注文がすぐに一杯になる現象が起きました。

そこで、プラットフォーム側は以下の手段を駆使して対処せざるを得なくなりました。
①企業間で人的資源を分け合う「ワークシェアリング」
②時間帯別の受注
③在庫の大量準備


⑵ 医療・ヘルスケア分野は動きが最も速く、需要増加の最も直接的な起爆点にもなっている

武漢協和病院や上海同済病院などによるインターネット病院プラットフォームが、オンライン受診サービスを開通しました。

ネット医療関連企業、たとえば阿里健康、平安好医生、丁香医生などのプラットフォームもオンライン公益受診サービスを開通しました。


阿里健康のデータは1月30日までに以下です。
①オンライン公益受診の累計訪問ユーザー数は、280万人以上
②協力する医師は、1千人以上
③オンライン公益受診を担当した医師1人の1日あたり受け入れ患者数は、100人以上


⑶ 企業は事業再開にあたっては「オンライン会議」や「リモートワーク」を真っ先に選んでいる

阿里釘釘が発表したデータでは、
春節後に企業活動が再開されてから数日間で、200万社を超える企業がオンラインでの健康情報管理を実施するようになりました。

約2億人が阿里釘釘のプラットフォーム上で仕事をしたりビデオ会議を開催したりしたといいます。


オフライン娯楽産業は、ショート動画共有アプリの「TikTok」と「快手」と提携しました。
①娯楽シーンの転換を通じて、その場で娯楽コンテンツを楽しみたいというニーズに応える

②ネット上でのチップ支払いによる利益はオフラインでの損失をある程度埋め合わせている


快手は、
一線都市・二線都市のナイトクラブや音楽大手企業と提携して、「クラウド・レイヴ(クラウド上で行うオンライン音楽イベント)」のライブ配信を始めました。


飲食店が閉鎖されたため、店員の職が無くなりました。
そこを需要過多で人手不足になった生鮮ECの「盒馬鮮生」などが配達員として、臨時的に雇い始めました。

素晴らしい柔軟性です。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp