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(H79) LinkedInの統計では、八〇后九〇后の中国人は平均退職年数は驚異の「2.5年」-3 (2019.10.16) by 袁静 より抜粋加筆しました。

⑺ 平均職年数は驚異の「2.5年」

ジャック・マーは「阿里人(アリレン)」という言葉をよく使います。
アリババ社員としての愛社精神を持ってほしいのでしょう。


中国人は、会社へのロイヤリティが低い。

転職するのが当たり前なのです。
ずっと会社にいるような人は、逆に「転職もできない無能なやつ」とネガティブに評価されかねない。


だから、転職率がものすごい。
3年も同じ会社にいたら、もっとも古株という感じなのです。

平均退職年数がどんどん短くなっており、
LinkedInの統計では、八〇后九〇后は平均2.5年しか会社にいません。

平均で2.5年ということは、
1年や半年で辞めてしまう人がざらにいることを意味しています。


アリババでは、
いかに会社に愛着を持ってもらうかに知恵を絞っています。

たとえば、社員が結婚するときは、
会社主催でグループ結婚式をやって、ジャック・マーが仲人をつとめます。

結婚5年目には、4000元もするプラチナの指輪をプレゼントするそうです。


⑻ 病院と提携し、福利厚生も手厚い

社員だけでなく、その家族にもアリババを好きになってもらおうとしており、「カーネーション・プロジェクト」も始めました。

社員の健康診断だけでなく、
その両親の健康診断にもお金を出すのです。


中国人の最大の悩みは病院。
ものすごく高額の医療費を出すか、すさまじい待ち時間に耐えるか、2択をせまられる世界なのです。

アリババは100都市にある病院と提携しているので、両親はその病院を予約して使えます。
診察料も負担してくれます。


⑼ 離婚が増えたのは「一人っ子」が増えたから?

2003年から16年連続で、中国の離婚率は上がり続けています。
婚姻件数は、2014年から減り続けているのにです。


2018年のデータでは以下です。
①婚姻件数が、1011万組
②離婚件数が、380万組

2.5組に1組近くは、離婚していることになる。
日本では3組に1組ですから、それを追い抜いてしまった。


なぜ2003年から離婚が増えたかについて、よく解説されるのが以下です。
「わがままな一人っ子の八〇後が、結婚する年齢に達したから」

誰もが「なるほどね!」と、膝を打ってしまう説明です。


ただ、実は離婚は七〇后のほうが多いのです。
古い世代は「離婚は悪いことだ」という価値観を持っています。

以下に考えるようになったのが、七〇后からなのです。
「これから先の長い人生を考えたら、離婚も選択肢のひとつになる」


在中国日系企業の人事担当者は、
転職経験が4社以上になると、書類審査で不合格にしたくなる傾向です。

入社しても、1年2年で転職する可能性が高いからです。


中国人はジョブホッピングをして、自分の給与金額を上げていきます。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp