見出し画像

中小・ベンチャーという裏口ルートで素早くスキルアップとキャリアアップをする方法

キャリアに関する悩みは尽きません。何より「もっと早くやっていればよかった」という悩みが私は多いです。頑張ってきたつもりでもなんか上手くいってない。そう思う人は少なくないかもしれません。

それでもこうしたから上手くいったという方法もいくつかあります。今回は私がやってみたことを整理してみようと思います。

この記事の対象者

今回は主に下記のような方を対象に書きます。

  • 新卒で大手に入れなかった方

  • 中途で未経験の職種にチャレンジする方

  • 転職先の選び方に悩んでいる方

  • 今までは冴えなかったけどこれから逆転を狙いたい方(かつての私もです)

何よりも書いている本人が就職浪人して30手前まで遊び人をやっていたくらいです。今回の記事はそういうところからの逆転方法について書いています。

そんな落ちこぼれでも30代半ばまでにプロジェクト・マネージャーを務めたり、大企業の大規模開発プロジェクトで開発プロセスを作ったりということはしてきました。そして気付いたら東証一部上場企業に転職していました。

運が良かったいえばそこまでですが、運を掴むためにできることはやってきたと思っています。

今回の記事はそのやってきたことの紹介になります。裏口ルートとも逆張りともいえる方法です。

中小企業やベンチャーを活用する

大手の方が確実そうですが、短時間でスキルアップを狙うなら裏口から攻めます。

上流から下流まで一通りの仕事をこなせるようになることが目的

中小企業やベンチャーを活用する理由は、上流から下流までの仕事を一通りこなるせるようになるためです。こうすると活躍の場が広がるからです。視野を広げ視座を高めることにもつながりますし、ビジネス全体の仕組みを知ることもできます。それに大抵の場合は企画や基本設計などの上流工程の方ができる人が少なく単価が高いものです。

こういうことをしたいのなら本当は大手に入るのがいいかもしれません。しかし大手は新卒高学歴かハイキャリアでないと入ることが難しいです。

そこで上流から下流まで元請としてやっている中小企業やベンチャーを活用します。これなら大手より入社難易度は低いですし、実力次第で大手よりも早く上流の仕事を任されます。こうやって短時間で希少価値の高いスキルを身に付けます。

マネジメントや顧客折衝の経験も積めるとなお良い

マネジメントや顧客折衝の経験は滅多に積めるものではありませんし、できる人が少ないから高い価値があります。元請の中小企業を選ぶ最大の理由がこれといっても過言ではありません。少ない経験年数でマネジメントや顧客折衝を経験するために元請の中小企業を選ぶのです。

会社にもよると思いますが、早ければ3~5年程度でマネジメントを経験できることもあります。元請として仕事をしている会社は、受注した案件の数だけ取りまとめ役が必要です。だからマネジメントを経験するチャンスが回ってきやすいです。私も30近くなってようやくまともに就職したくらいなのに、30前半でプロジェクト・マネージャーになっています。

会社選びに気を付ける

下請けや言われたことだけをやって満足している会社では、ここで挙げたことができません。中小企業には下請けやブラックな会社も多いです。今回は会社の選び方を書く余裕がありませんが、少数精鋭で高い専門性や強みを持っている会社を選ぶことがポイントです。

手短にいうと、求人情報に専門性や他社と差別化できる明確な強みが書かれているかどうかがポイントです。当たり前のことを当たり前にやるとか、仲がよい、和気あいあいとやっているということを主張している会社は明確な強みがない可能性があるため、避けた方がよいと思います。

日頃の積み重ねでできること

チャンスを掴み早くスキルアップするために日頃から意識しておいた方がいいことがあります。

チャンスはどんどん利用する

チャンスと思えることがあったら進んで手を挙げましょう。具体的には留学、研修、教育機関への派遣(入学)などです。他にも自分の実力に対してちょっと難易度が高い案件に誘われたらチャレンジしてみましょう。

この手のことに関してほとんどの人は奥手です。様子見をして誰もいなかったら後で手を挙げようくらいの人がほとんどです。ということは進んで手を挙げれば、モチベーションが高い人というイメージを社内の人に与えることができます。恥ずかしいかもしれませんが、早くスキルアップするためには必要です。

お世話になった人への感謝を忘れない

上司や先輩だけでなく、同僚や後輩に対しても礼儀マナーに気を付けましょう。いくらスキルが高くても生意気な人は嫌ですよね。逆の視点で見ればすぐ解るわけです。人として問題があってはチャンスも回ってきません。

ちゃんとお礼を言えることは勿論ですし、上司や先輩を出し抜く、同僚を蹴落として上に上がろうとする、後輩に大きな態度を取るなどは論外です。

万能な人間はいません。人それぞれ適性や得意分野が違います。自分が苦手なことでも他人が得意だったり、逆に他人が苦手なことを自分が得意だったりするものです。そうやって補い合う協調性が大事です。これは経験の多寡とは別の話です。

仕事は勿論ですが、人としても認められることでチャンスを得られる可能性が高まります。特にマネジメント志向であれば人間性が重要です。

チャンスが来たときに備え日々勉強する

ある日突然企画を任されたり、ある日突然スケジュール作成やチームのマネジメントを任されたりしても対応できません。やったことがないことはできません。よって日頃から自分の職種に関する広い知識を身に付けておく必要があります。

○○がやりたいというアピールをしておくことも有効かもしれません。自己アピールをする人は少ないので、○○に興味があると言うだけ言っておいて、そういう仕事が発生したときに優先的にアサインしてもらえるようにします。

また言わないと何も行動を起こさずに終わります。自己啓発本にありそうな話ですが、宣言してしまえばやらざるを得なくなりますので、あえて宣言してしまうのもありかもしれません。

終わりに

私は社会人としてのスタートが他の人より6年も遅れたので、今回紹介したような方法で裏口ルートを攻めてきました。上流から下流までの仕事を経験し、マネジメントも経験すれば自信にもつながりますし市場価値も上がります。

人と同じことをしていては平凡なことしかできません。ましてやスタートが遅ければ尚更です。だからこそあえての裏口ルートです。人と違う道を行くことで人より早く進めます。

本当はキャリアの選択肢がいくつかあることを学生のうちに知りたかったです。でも誰も教えてくれないのが世の中というものです。だから自分で開拓してきました。そして誰も教えてくれないからこそ自分で書きます。

あくまでも選択肢の1つでしかありませんが、少しでも参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?