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若い頃にこれは違うと感じて今も大切にしていること

世の中にはこれは違うんじゃないか?と思うことがあります。特に会社とか仕事には多いです。じゃなきゃ会社が嫌いで会社に行きたくない人が続出するわけがないですよね。

じゃぁ会社とか仕事で嫌いな要素を洗い出せば、自分に向いている働き方が解るんじゃないか?そう思います。

会社には正しい/間違っていると決め付けてくる人がいますが、向き不向きの問題でもあります。

私自身がこれは違うというものを並べてみますが、大抵の職場でありがちなものだと思います。ありがちでないなら先進的な職場でしょう。


残業すればするほど偉い

まずはあらゆる会社で社会人の常識として定着しているであろう、残業すればするほど偉い・頑張っているという考えです。

私はこの考えに大反対です。実際に残業三昧の会社に入ってしまったことも、サービス残業を毎月200時間やらされたこともありました。

残業三昧の会社は3~4次請けなど商流が下の方で意見を言えない立場でした。それゆえ立場が上の会社に振り回されて残業せざるを得なくなるのでした。

サービス残業200時間は元請でしたが、マネジメントが下手な管理職のせいで発生しました。

残業についてはブログを書いています。いかに残業が悪であるか、残業を減らすにはどうするかを、私自身がマネジメントを上手くやって長年定時帰りしてきた経験から書いています。

また最近は残業が少ないと成長できないという意見もあるそうです。

ベテラン社会人は今の若者は少ない残業時間でスキルアップしないといけないから大変だと言い、若手は残業が少ない会社は成長できないから辞めるといいます。

これもおかしな話なのでブログを書いています。

ちなみに今日、凄い記事を見つけました。毎日定時帰りしたら上司が「遠慮せずに毎日残業していいんだぞ」と言ったそうです。残業は毎日するものというのが常識なのですね。

でもこの上司、「定時帰りなどけしからん!」とか「残業しないなんて舐めてるのか!」と言わないだけマシなのでしょう。本当にそう怒る上司はいますから。

例え自分が悪くても言い負かせば勝ち

正しい/間違っていると白黒付けたい人はいるものです。

しかし中には相手が折れるまで自分が正しいと言い続ければ、自分が正しくなるという考えの人もいます。

例え自分がミスをしたのであっても、逆ギレして相手のせいにして、相手が折れれば相手が悪くなるというのです。

これを自慢げに言うのだから呆れたものです。何でも人のせいにして、自分の保身しか考えていないのでしょうか?

でもこういう人は会社と言う場所には少数派ながらいます。まともに相手したら負けですね。

同時に反面教師にすることで、相手に不快感を与えないような対応を身に付けることができます。有効活用してやりましょう!

自分と違うことは間違っている

これは人間の本質で根底にあるものだと私は思っているのですが、人は自分と同じなら正しい、自分と違えば間違っていると考えてしまいがちです。

自己肯定感が高い人ほど人生が上手く行っていて自分に自信があるので、自分は正しい、自分と違えば間違っていると決め付けてしまいがちです。

そして自分と違えば説教をしたがります。いい迷惑です。物事を一面からしか見ていない証拠です。

何事も見る視点によって大きく違います。しかし人間は自分にとっての損得や自分の経験から、ある一面だけから物事を見てしまいがちです。

自分が正しいと押し通して、自分と違う考えを全否定する人は割と多いです。しかし私は違う考え方もある、違う視点もあるということを認めることも必要だと思います。これが必要ない人もいるのでしょうけど。

違う考えや違う視点と言うと、「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえ!」とか「お前は何も解っていない!」、「お前はバカか!」と怒られたことも何度もあるので、相手を見て言うようにしています。

自分1人で生きている人は、自分が唯一絶対正しいと思って周囲に腹を立てていればいいと思います。

私は色々な人と関わって生きて行きたいですし、マネジメントを仕事にしたいので、色々な考えや観点を学びたいと思っています。

性悪説・X理論で決め付ける

他人を悪者と決めつける上司や同僚っていませんか?

例えば風邪を引いて寝込んだので休むと、「どうせサボったんだろ?」と言ってくる同僚。

例えばAとBの選択肢があって、調べたところBの方が簡単で利用者も多いと解ったときに、「お前は楽することしか考えてないのか!」と説教をしてくる上司。

他にも休日に趣味で友達と出掛けたら、「お前は会社の同僚を大事にしないのか!」と怒った同僚もいました。休日の行動なんて会社の人には関係ないだろと思うのですが。

こういう他人を悪者と決め付ける人たちが私は大嫌いです。だから他人に気を遣うことが大事だと考えています。

どんなに用事が詰まっていても、「俺は忙しいけど世の中の人間なんてお前も含めてみんな暇だろ?」と言ってくる同僚もいました。何が忙しいのか解りません。

だから私は他人はそれぞれ自分の都合があるものだという前提で、暇だと決め付けることはしません。人を誘うのに予定を聞く場合、忙しい前提で聞きます。

先ほどの他人を暇人扱いする同僚は、予定があるとふざけるなと怒る人でした。何がふざけているのか解りません。

他人を悪者とか愚か者、暇人と決めつける人はとても腹が立ちます。だからこそそういう決め付けをしてはいけないと私は考えていますし、そういう取られ方をしないように気を遣う必要があると思います。

自己満足が大事

自分さえよければいい、周りはどうでもいいという意見をよく聞きます。

自分が得すれば周りが困っていもいいってどうなんでしょうね?でもそういう人たちは「なぜ周りのことを気にしなきゃいけないんだ!」と怒るので、言っても無駄です。

また自分が満足を得られれば顧客なんて困ろうがどうでもいいという人を仕事でよく見かけます。顧客満足のためにというと怒る人もいます。

自分の給料が大事で、顧客云々言っているヤツは仕事を舐めてる!と怒る人もいます。

なぜそんなに自分のことしか考えたくないのでしょう?

私は顧客への貢献を第一として仕事をしています。でもメンバーをちゃんと守ります。顧客とメンバーを天秤にかけなければいけない状況では、メンバーを優先します。メンバーを守るための説明も用意します。

私は仕事ではみんなで協力して楽しいことをしようよと思っています。でも会社という場所には、どうしても自分優先、自分のことだけ考えるという人がいます。

これについて考えてみたことがあります。そもそも会社は給料をもらうために行く場所です。だから給料につながらない余計なことをしない方が効率的ですし、自分の給料を上げることが最優先でしょう。

そうなると競争に勝って出世することが大事になります。実際に出世競争はほとんどの会社にあるものです(ただし10人以下など小さい会社を除く)。

みなさんも自分優先な人に振り回されて悩んでいるかもしれません。離職理由の圧倒的一位は長年に渡り人間関係だそうですから。

ということは周りに気を使える人になれば、他人と差別化できて、あの人はいいねと評判を上げられるわけです。実は意外と単純なことかもしれません。

働いたら負け

日本人はエンゲージメントが高い従業員が5%しかいないそうです。

コロナ禍が空けて出社しなければいけなくなると、出社拒否を起こしているというニュースも見ました。これがどこまで本当かは解りません。

しかし仕事や会社が嫌いで、働きたくないという人は少なくないのでしょう。それゆえか働いたら負けというセリフは何度も聞いてきました。

仕事をよくするために勉強するのが思考停止と怒られたことも何度もあります。理由は働いたら負けだからだそうです。

責任を持って仕事を最後までやるのがダサくて痛いとバカにされたことも何度もあります。これもまた理由が働いたら負けだからです。

そこまで仕事嫌いが多くて、仕事に前向きだと何も考えていないバカ扱いされるのなら、逆に仕事を前向きに楽しめるようにしてやればいいと思います。

またそもそも仕事嫌いが多いのは、残業賛美をしてプライベートを犠牲にし、猛烈社員として働いて出世した人たちのようになりたくないからというようにも感じます。

だから私は毎日定時で帰ります。私は趣味やプライベートが大事なので、残業なんてしません。それに残業はマネジメントが下手だから発生すると、サービス残業を毎月200時間やらされて気付きました。

自分でマネジメントをし、自分の裁量で全てを決めることができて、お客さんから専門家として頼られて、お客さんからありがとうと言われる仕事をし、毎日定時で帰る。これが私の働き方です。

どう考えてもこれが負けな働き方とは思えません。言われたことだけやり、会社や上司に振り回され、長時間労働している人たちこそ、負けな働き方をしていると私は思います。

そしてそういう人たちが働いたら負けと言っています。

お客様は神様

お客様は神様という考えは根強いと思います。これは日本に限らず諸外国でも同様らしいです。ハーバード・ビジネス・レビューに最近取り上げられたくらいですから。

会社でよくあることが、お客様が黒と言ったら白も黒になるという話です。私はこういう会社に入ってしまったことも何度かありますし、手伝いに行ったプロジェクトをコントロールしている人たちがそういう考えだったこともあります。

どちらにせよイエスマンでお客さんがどんなことを言っても、それが無茶ぶりや間違っていることでも、何が何でもやりますと言うのは違うと思います。

だからお客様は神様として何でも言うことを聞いてご機嫌取りする人になるくらいなら、頼れるパートナーになって一緒に仕事を進めたいです。

空気を読む

お客様の言うことを何でも聞いてご機嫌取りする人はいるでしょうけど、上司の言うことを何でも聞いてご機嫌取りする人の方がもっと多いでしょう。

なぜなら自分の評価すなわち給料やボーナスに直接かかわってくることだからです。

上司の機嫌を取ることは空気を読むとか忖度すると言って、社会人の常識として大事なこととされています。

しかし私にとってはバカバカしいです。立場が上だから持ち上げろなんて中高生のやることです。高校までに卒業しておけよと思います。

こういう空気を読むとか忖度するが蔓延るから会社が腐敗します。かつての日産などはOBに忖度しまくって業績が悪化していたそうです。

自分の機嫌を取れとか、自分に忖度しろという人はいなくならないでしょう。そういう人に考えを改めさせることも無理でしょう。

だからそういう人を反面教師にして、自分は機嫌を取ってもらわなくても忖度してもらわなくてもいい、誰とでも上下関係なく公平に付き合うということが大事だと思います。

特にマネジメントを仕事にする人はこういうことを大事にした方がいいと私は考えています。表向きは権力で従わせることができますから。

しかしいい人間関係を築いて協力してもらおうと思ったら、空気を読めとか忖度しろなんてしてはいけません。表向きの対応だけになるでしょう。

あなただったらご機嫌取りして忖度しろなんて上司に進んで協力したいと思いますか?私は思いません。

自慢話がカッコイイ

古参社員が武勇伝を語るというのは会社の飲み会でありがちな話です。

古参社員に限らず、自慢話や他人の悪口は会社員の飲み会で定番のネタです。

自分はこれだけ頑張っている、これだけ成果を上げているのに評価されないとか、〇〇部やXXさんはなんであんなに評価が高いんだとか。

人は上手く行ったことを成功体験として大事にします。これ自体は自信を付ける上で必要なことです。

しかしこれを振りかざして自分の優位性をアピールする、すなわち自慢やマウンティングをしてしまうのが人の性なのでしょう。

私はよくマウンティングをされるのですが(格好のマウンティング相手とみられやすいらしい)、聞いていてバカバカしいです。

バカバカしいから聞きたくないと言えば、「こんなありがたい話を聞かないなんてふざけるな!」と怒られます。どこがありがたい話なのか解りません。

自慢話やマウンティングをするということは、その人は現状に満足していないのでしょう。しかしどうすれば不満が解消するのか解らないのでしょう。

だから自分は頑張っているのに評価されない、もっと自分を認めてくれと思って人に話したがるのでしょう。

次のステップに向けた違う方法を考えた方がいいですが、自慢話に精を出している限りは無理でしょうね。やっぱり無視するのが一番です。

ただし人間誰しもこういう状態に陥る危険性があります。そういうときは書き出して整理してみるのがいいと思います。頭の中で抱え込むと自分自身のストレスが溜まり、吐き出すために他人に自慢をし出す恐れがあります。

終わりに

今回挙げたことはいずれも会社や仕事ではよくある話で、いちいち腹を立てていたら社会人なんてやって行けないでしょう。

とはいえストレスが溜まる原因にはなります。だからこそここに挙げたことをする人とはできるだけ関わらない、関わらざるを得なくてもまともに相手しないことが大事です。

そして自分自身が同じことを他人にやってしまわないよう、反面教師にすることも大事です。

社会人をやっていれば、「そんなのおかしい!」と思うことはいくらでもあります。じゃなきゃ従業員エンゲージメントが5%しかないわけがないですし、人間関係を一番の理由として離職する理由もないでしょう。

だからその都度、自分はどうするかが大事だと私は考えています。

会社には反面教師が沢山いるのだから、しっかり学び取って行きましょう!

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