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普通でないことにメリットはある

私は落ちこぼれすぎて普通のことができません。普通の人のように物事をやることもできません。

学業も仕事もできません。人の指示を受けて作業をするということができないので、すぐにトラブルになってクビになります。だから自分が好き勝手にやってもいい会社に勤めるようにしました。

人並になれたらなぁというのは永遠の悩みなのですが、普通のことができないからこそ、普通の人がしないこと(できないことではない)ができるんじゃないかと思いました。

つまり普通が遥か彼方なくらいに能力が低くても、無理して普通の人になることはないのです(私の場合は能力的になれないのですが)。普通の人がしないことをして差別化すればいいのです。

なおこの記事では普通とは世間でいう平均的、一般的によくあることというイメージでとらえています。

普通の夫は家事をあまりやらない

夫が家事に非協力的とか、夫から見たら家事は苦手あるいは仕事が忙しくて家事をやる余裕がないということは、一般的にはよくあるとされています。つまり普通のことです。

でも私は家事を率先してやりますし、家事をやることが普通だと思っています。家事だったら落ちこぼれでもやればできます。学業や仕事よりは難易度が低いです。

そして何より、家事が得意な男性は女性からの印象が良いと感じます。女友達からの印象は良いです。夫が家事をやらないがために妻から不満がられているという話は、職場の人からもありがちな話として聞きます。

普通の人がやらないことにはいいことがありますね。

ただし家事をする男性は男性からの受けは悪いと感じます。そもそも家事に興味がないとか、ちょっと古い考えの人ですと男が家事なんてダサいとか痛い、可哀そうなどと言ったりします。

普通の会社員は会社に不満があっても我慢してしまう

会社に不満がある人なんていくらでも溢れていると思います。会社員の飲み会の話題といえば、会社や上司の愚痴が定番です。

そんなに不満があれば辞めればいいじゃんと思う人は沢山いると思います。しかし会社に不満があっても勤め続けている人は沢山います。

私の場合、ちょっとでも不満があると我慢できなくなったりケンカしてしまったりするので、不満に耐えて勤め続けることができません。ケンカが起きてクビになります。

だから私はさっさと転職してしまいます。そして不満を解消できる会社に転職して、好き勝手にやりたい放題やらせてもらいます。そもそも人の指示通りに仕事できないので、好き勝手にやれせてくれる会社でないと、上とケンカになってクビになるか辞めることになります。

普通の人は投資なんて怖くてやらない

投資をやる人は最近でこそ増えました。それは投資信託が増えたおかげで、投資や金融の勉強をしなくても投資ができるようになったからです。

以前はあえてリスクを取るよりは定期預金だったでしょう。確定拠出年金に始めて入ったときは、若い人には定期預金の人気が高いという説明を受けました。

普通はリスクがあって怖いものとしても、私は普通ではないので、勉強して何とかすればいいじゃんと思ってしまいます。もっと言うと、上手くやれば何とかなるでしょと思ってしまいます。

思考回路がギャンブルにはまってすってしまう人みたいですが、株を始めて9年くらい経ち、順調に平均8~10%くらいの利回りを出し続けています。

投資は普通の人だったらリスクを恐れてやらないからこそ、普通になれない人はチャンスと思ってやればいいのです。でもリスクがあることは承知した上でやってくださいね。成功者の方法を真似ても損はしますから。

普通の人生に補償がない時代になった

もはや会社はたとえ大企業でも容赦なくリストラを行い、倒産もするようになりました。会社が一生面倒を見てくれる時代ではなくなったのです。

そして重くなる社会保障と遅く少なくなる年金という問題があります。

もはや大学を出て安定企業に入って順調に出世し、結婚して家庭を持って同じ会社に定年まで勤めるという、いわゆる普通の人生は難易度が高いものになりました。

先にも書きましたが、私は落ちこぼれでまともに仕事ができないので、転職を繰り返しています。すると転職に対する抵抗も小さくなります。

転職時に意識すべき経験やスキルの棚卸や次のステップでやりたいことなどを洗い出すのも慣れました。転職を繰り返したことでポータブルスキルも身に付きました。

こうなってくるとたとえ会社がなくなろうとも、なんとか仕事を探せそうに思えてきます。マネジメントが得意で、会社や部署をまたいだコミュニケーションも得意ですので、希少性もあります。

いわゆる普通の人生、すなわち新卒で就職して、不満があっても我慢して、一つの会社にしがみつくという人生でしたら、こんなスキルが身に付いたか解りません。

少なくともマネジメントを30そこそこからやらせてもらうなんてまずないでしょう。普通は40歳くらいになっているでしょうし、高齢化が進んだ昨今なら45とか50かもしれません。

普通でないからこそ、しぶとく生きる術が身に付いたのです。

普通でない道を行ったっていい

最近は「結婚するって、本当ですか」というマンガにはまっています。このマンガに人生を表す上手い表現が出てきます。

マンガ内で主人公たちの上司が言うのです。目の前に真っすぐな一本道があって、その道を踏み外さないように進んで行く人生でいいのか?と。

マンガの話ではありますが、主人公たちの上司は、出世したがゆえに数字を追ってばかりで面白い仕事ができない、結婚してからは夫の実家で暮らしているがゆえ義理の両親の前でよき妻を演じなければいけないという悩みを話します。

そこで先ほどの真っすぐな一本道を踏み外さない人生でいいのか?という話になります。

普通に考えたら、順調に出世して結婚もするのはモデルケースの人生です。20世紀は普通だったかもしれませんが、もはや上出来と言えるご時世になったでしょう。

マンガの中では主人公がその話の影響を受け、真っすぐな道から外れて全力で走っていきます。物語は予想外の方に向かい、ハッピーな結果になります。

この話を読んで、いわゆる普通の人生を歩まなくたって、人が進まない道を探索したっていいじゃないかと思いました。普通のことが満足にできないなら、普通でない人生を歩めばいいじゃんと。

普通の人がやらないようなことをやって楽しんで生きていけばいいじゃんと。個性重視の生き方ですよ。

終わりに

落ちこぼれには落ちこぼれの生き方があるんじゃないかと私は思っています。無能の分際で偉そうなことを言うな!というお叱りを受けそうですが。

普通の人がやらないことをやるのが一つの解じゃないかと最近は思うようになりました。

己の能力の低さを嘆いても何にもならないので、できることをやっていこうと思います。大したことはできないけれど。

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