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食レポ

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これまで食べた物の記録と描写練習を兼ねて。 読んでお腹が減っても責任は負いかねます。 「これも食べてみて!」という物ありましたらコメントいただけたら試します。そして書きます。
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2020年11月の記事一覧

山の幸(冬)

山の幸(冬)

 食レポシリーズ第4弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。今回は寒さ厳しい冬のものを。

柚子 酸味とほろ苦さを併せ持つ人気の柑橘類、ユズ。我が家の物はもう年齢のいった木で、年に3つも実を付ければ良い方で、数年前にその命を終えてしまいました。
 たくさんの実が取れたわけではなかったので、少量を神棚への飾りにしたり、薬味の一種として使ったりしました。たくさん取れれば果実酒にしたいところで

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山の幸(秋)

山の幸(秋)

 食レポシリーズ第3弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。今回は実りの秋です。

銀杏 皆さんお馴染みイチョウの胚です。イチョウは裸子植物なので、木の実に見える形状の独特の臭気を発する黄色く直径2cmあまりのあの粒が丸々種子です。中学生は理科のテストに出るので覚えておきましょう。
 また、株ごとに雌雄があるので、銀杏の成らない木もあります。採取して食べるつもりの人は覚えておきましょう。

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山の幸(夏~初秋)

山の幸(夏~初秋)

 食レポシリーズ第2弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。夏の物が少ないので秋も一部含みます。

梅 皆さんご存知の梅。早春に花を咲かせ、初夏に実を結びます。熟れると枝から実を落とすのですが、その前に手摘みしたものを食します。

 梅干しを漬けるのが常でしたが、同時に梅酒や梅シロップも漬けました。シロップは梅酒と同じように角砂糖と一緒に瓶詰めしますが、リキュールを加えません。漬ける期間

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山の幸(春)

山の幸(春)

 食レポシリーズ第1弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。

土筆 つくし。スギナの胞子嚢のこと。春先に乾いた土地にニョキニョキ生えます。地下茎で他と繋がっているので、地上に見えている部分だけ採ればOK!指で手折ればプチッと軽快な音と共に採取できます。切り口は吸い上げられた水分が出、表面張力を感じられます。
 食べ頃は5~10cm程度まで伸びたもの。短いと食べごたえが無い上後述の下処理

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