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育児記録

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#3人育児

反抗期に関する考察

反抗期に関する考察

「お兄ちゃんが明日いないの、寂しいなあ。スキー行くの、やめればいいのに」

末娘が先週末の夜、そう呟いたのに思わず耳を疑った。長男、次男、娘の3人兄妹の我が子たち。ここ最近、兄の在宅に困惑はしても不在を残念がることなどなかった9歳の娘が、15歳の長男に対してそんな発言が出るとは思いもしなかったから。
驚いた母の表情を見て娘が、
「前まではお兄ちゃん怖かったけどな、最近優しくなったしいっぱい遊ん

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お肉屋さんのコロッケ

お肉屋さんのコロッケ

先日、いつもの散歩が長引いて夕方遅くなってしまったので、帰り道にあったお肉屋さんで晩ごはん用のコロッケやミンチカツを買った。
優しい顔のおじさんが、衣をつけて油にコロッケを落としていく様子をぼんやりと眺めながら、ふと思い出したことがある。

7年ほど前まで、わたしはとあるIT企業の会社員だった。
3人の子どもの産休育休を繰り返しながら、通勤のために往復2時間満員電車に揺られ正社員として働いていた。

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春のおにぎり

春のおにぎり

ようやく春休みが終わり、静かな生活が戻ってきました。

春休みを前後して、マンボウでフリーズしていた子どもたちの予定が一気に動き出し、長男の部活、遊び、遊び、次男のサッカー、サッカー、サッカー、とめまぐるしい日々を過ごしていました。

バラバラで出たり入ったりする子どもたちの予定とお腹具合に合わせてせっせとごはんを作り、送迎をして風呂を沸かし洗濯をする。寮母のようだった。

上ふたりの予定が詰まり

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キレるポイント

キレるポイント

先日、部活がなくて暇そうな長男と、次男と娘のサッカースクールを見がてら散歩に出かけた。

久しぶりのサッカースクール、友だちと一緒に行くのを楽しみにしていた次男。急な予定変更で不本意な手段で行くことになったことに不満をぶちまけた。
不機嫌になった次男に逆キレしたわたし。小さな喧嘩をするわたしたちを、長男が「そんなしょうもないことで喧嘩してんのか?」と静かに突っ込んだ。

長男の言葉に目が覚めたわた

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長男と歩く時間

長男と歩く時間

入試絡みで先週末から4連休だった長男、
休み最終日の昨日、起きぬけに休みが続きすぎて学校に行きたくなってきた、と言うほど暇そうなのですかさず一緒に出かけようぜー、と誘ってみた。

街に買い物に行くか、いっそ観光客気分味わいに寺社仏閣行くか。

誘ったことに了解も得てないけど、そんなこと関係なく選択肢を上げていく母を若干の諦め顔で見る息子。
どうせ行かへんって言っても採用されへんのやろ、と言いながら

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のんびりママ

のんびりママ

昨年末、家族で広島へ旅行に行きました。

旅の目的は、橋梁技術者である父がかつて仕事で関わった橋を家族で渡ることとと、2年前から長男が行きたがっていた原爆ドームを見に行くこと。

夏の家族旅行の際、バケーションレンタルで3泊過ごし、その気楽さや過ごしやすさが気に入って、今回の広島旅も同様の宿を探しました。

ひととき、その土地で暮らすように旅を満喫できること(地元のスーパーへ寄って家族でその日の食

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大きな夢、ちいさな歩み

大きな夢、ちいさな歩み

次男が今週末の試合をもって、3年間お世話になったサッカーのチームから新たに別のチームへ移ることになりました。

少年サッカーのチーム移籍なんてよくあることだし、別段思い入れを持つ必要もないのかもしれないけれど、忘れたくないなという気持ちの動きがあったので備忘録も兼ねて。

サッカーを始めてから、とにかくサッカーが楽しくて大好きで、リフティングやドリブルのような基礎練習は苦手だけど(ちゃんとやりなさ

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14歳になった長男に、想うこと

14歳になった長男に、想うこと

長男が14歳の誕生日を迎えた。

思春期を迎えてる長男と、ここ最近ボディタッチのコミュニケーションなどすっかり疎遠になっていたけど、起きぬけ1日でいちばんテンションが低いタイミングにいの一番におめでとうを言うべく、キッチンにごはんをよそいに来たときに隙をみてギュッと抱きついて、「お誕生日おめでとう」と言ったら、少し照れた顔して「おぅ」と言ってくれた。

身長を抜かされて、華奢ながらも少年から青年ら

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反抗期な中2男子との、夏休み

反抗期な中2男子との、夏休み

夏休みの始まりにいよいよ長男の本格的な反抗期がやってきたなという感じがあって、わたし的に反抗期の精神状態って躁鬱病にちょっと近いんじゃないかと勝手に思っていて

とは言え、躁鬱病患者のひとをそれほど知ってるわけではないからあくまで想像ではあるけど、

ご機嫌なときは周りを楽しませるサービス精神もセンスも抜群だけど、不機嫌なときはこの世の終わりかのようにダンマリと周囲を寄せ付けぬ空気を醸し出す。

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I can believe myself.

I can believe myself.

今年の1月、中学受験のために2年間頑張ってきた長男の決戦当日、
受験中の長男を待つ私が書いた記録。

私のHPに残したものだけど、今回HPを一旦クローズすることにしたので
この文章だけは、今後もあのときの気持ちを忘れないために
こちらに転載します。

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今日は、長男決戦の日、中学受験本番。
どこかに今の気持ちを留めておきたくて、

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