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母さん、学校つくるってよ。

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学校をつくろう! このシンプルな言葉が出てくるまでのたくさんの出来事や葛藤をつづります。
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#不登校

玄関先でもやもやした日々/学校をつくろうに至るまで⑧

玄関先でもやもやした日々/学校をつくろうに至るまで⑧

息子のSOSを受け止められず、背中を見送った日。

「もういいよ、いかなくていいよ。」

その一言が出るまでにここまで時間がかかってしまったけれど、私はようやく言いました。

「学校、行きたくなかったらいいよ。無理に行かなくていいよ。」

次の日から息子は学校を休むようになりました。

電話や家庭訪問が続く日々休み始めると、次に待っていたのが先生からの電話や家庭訪問でした。

学校と自宅の距離がと

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息子の背中を見送った日/学校をつくろう!に至るまで⑦

2020年6月。分散登校期間が終わり、登校し始めた息子。

通い始めて数日で、息子は朝、1人では家を出れなくなりました。

「あそこの横断歩道までついてきて」
「正門までついてきて」

と、ついてきてほしい場所がどんどん学校に近くなりました。

そして最終的には「昇降口まで送って」となりました。

登校時間より少し遅れて、昇降口まで見送ると、先生が迎えてくれました。

しょんぼりしながら学校に行っ

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登校しはじめました。宿題の漢字練習のエピソード/学校をつくろう!に至るまで⑥

登校しはじめました。宿題の漢字練習のエピソード/学校をつくろう!に至るまで⑥

分散登校期間に学校側と面談し、これまでの経緯や息子の特徴をお話しし、本登校には登校しようと決めました。

登校6月半ば。いよいよ登校し始めました。

今思い返すと、結局2週間も通っただろうか?というところでした。

学校に行ってしまえば、

「まあまあ、だいじょうぶだった〜」とか「まあねー」とか

「学校カウンセラーの先生がいるお部屋で過ごしたよ」とか

「今日はもうすごく嫌だった」とか、、

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もう戻らない。/学校をつくろう!に至るまで③

もう戻らない。/学校をつくろう!に至るまで③

マガジン「母さん、学校つくるってよ。」

① 破れたテスト

② コロナ休校中に気付いたこと

につづき、③です。

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働き方を変えよう。

コロナ休校期間中

息子の”今”に本当に心を寄せて、ちゃんと関わっていこう

と心に決めてから

息子たちとの時間がただただ幸せで、愛おしくて、宝物みたいだと思った。

1日1日、子どもたちはその瞬間を生

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