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ハヤカワ書房

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2024年2月の記事一覧

「主人公の猫感がたまらない」「ヒトと共にある動物がすてき」動物への愛に溢れたSFファンタジィ『さやかに星はきらめき』感想まとめ

「主人公の猫感がたまらない」「ヒトと共にある動物がすてき」動物への愛に溢れたSFファンタジィ『さやかに星はきらめき』感想まとめ

人類が地球を脱し数百年。月に住む “ネコビト” の編集者キャサリンは、「人類すべてへの贈り物となる本」を作ることに――
2023年11月の刊行から今も反響を呼んでいる、村山早紀さんの最新作『さやかに星はきらめき』。

SFファンタジィとして、クリスマスの物語として、「本の本」として……いろいろな面から楽しまれている本作ですが、猫をはじめとした動物たちへの愛溢れる描写にも注目が集まっています。

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ADHDや社交不安症はなぜ増え続けるのか。熊代亨『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』より「はじめに」全文公開

ADHDや社交不安症はなぜ増え続けるのか。熊代亨『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』より「はじめに」全文公開

あなたは文明社会の進展にあわせて模範的に、家畜的になりたいと願いますか? 注目の精神科医が、進化生物学の注目仮説「自己家畜化」をキーワードに現代の人間疎外を論じる新刊が『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』(熊代亨、ハヤカワ新書)。2/21発売の本書より、「はじめに」を公開します。

『人間はどこまで家畜か』はじめに「人間が家畜化していく、家畜のように飼い馴らされていく」と聞いて、皆さんはどん

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『死刑にいたる病』の著者が放つ新たなるシリアルキラー・サスペンスの金字塔『氷の致死量』待望の文庫化👁👁

『死刑にいたる病』の著者が放つ新たなるシリアルキラー・サスペンスの金字塔『氷の致死量』待望の文庫化👁👁

白石和彌監督、阿部サダヲさん・岡田健史(水上恒司)さんW主演で大好評を博した2022年5月公開映画「死刑にいたる病」👁👁
櫛木理宇さんの同名原作本は、累計26万部を突破。今年に入ってもなお重版がかかり、ベストセラーとしてなおその勢いは止まらない。

そして本日、その櫛木理宇さんが放つ新たなるシリアルキラー・サスペンスの金字塔『氷の致死量』が待望の文庫版で発売した!

【あらすじ】
私立中学に赴

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探偵公妃と堅物大尉のクリスティー賞受賞シリーズ2カ月連続刊行!

探偵公妃と堅物大尉のクリスティー賞受賞シリーズ2カ月連続刊行!

第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞に輝いた、宮園ありあさんの『ヴェルサイユ宮の聖殺人』が先月、待望の文庫化をしました!

フランス革命が数年後に迫る、黄昏時のブルボン王朝。崩壊の兆しはそこかしこにあるものの、国王ルイ16世と王妃マリー=アントワネットを頂点とする、絢爛豪華を極めたヴェルサイユ宮廷。その宮殿の中の一室で、殺人事件が起きたことから、舞台の幕が開きます。

*あらすじ*

1782年5

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「こんな小説読んだことない」発売前から大反響! 間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』【3月6日発売】

「こんな小説読んだことない」発売前から大反響! 間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』【3月6日発売】

3月16日のTBS「王様のブランチ」でBOOKランキング1位(ジュンク堂書店池袋本店)で紹介されました!
全国書店で続々ランクイン。話題沸騰の1冊です!

発売前から大反響の小説、間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』。 
本記事では待望の書影&書店員さんから届いた熱いご感想の一部を特別公開!

「ちょっと信じられないような小説に出逢ってしまった」

SFマガジン編集長の溝口力丸が一読して衝撃を

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このSFを読んでほしい! 2024年の翻訳SF・ファンタジイ

このSFを読んでほしい! 2024年の翻訳SF・ファンタジイ

『SFが読みたい! 2024年度版』が刊行されました。翻訳SF・ファンタジイ編集部から読んでいただきたいのは、「このSFを読んでほしい!」欄の2024年の刊行予定です。
 早川書房の欄の翻訳SF・ファンタジイ編集部担当部分を再掲いたします。

この記事では、ここで紹介した作品と、この欄で紹介しきれなかった今年の刊行作品をご紹介いたします。

SF劉慈欣『三体』三部作の文庫版

2/21に文庫版『三

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