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テーマまたは主題の内容におけるレポートの出来具合(考える/書く技術・文章の書き方・読書ノートの使い方編)

「レポートの出来というのはテーマで決まる」と言っても過言ではありませんよね。

レポート上達のはじめの一歩として「テーマの良し悪し」を見抜けるようにならねばなりません。

そのために、敢えて、主題として取り上げる物事(テーマ)を、”ふさわしくない”や”ふさわしい”テーマを独自に選定して、それに関するレポートを、適宜、作成しています。

【作成してみたレポートの一覧】

【レポート】互いに矛盾する考え方は有りか?
https://note.com/bax36410/n/na9dde093aa73

【レポート】「正義」と「正しさ」
https://note.com/bax36410/n/n8074d724086f

【レポート】計画的偶発性理論におけるキャリア形成において偶然を味方にすることは可能なのか?
https://note.com/bax36410/n/ne14f5bd87b3b

【レポート】仮想空間が超えなければいけない一番の障害は何か?
https://note.com/bax36410/n/n76ecb23694b8

【レポート】noteにおけるスキ率を重回帰分析の結果から統計学的に解釈してみた!
https://note.com/bax36410/n/n492387f9d97a

【レポート】ネットにおける電子化されたコミュニケーションの懸念事項を推定してみる
https://note.com/bax36410/n/nf1191d1a2cac

【レポート】「何もしない優しさ」と「知らないふり」
https://note.com/bax36410/n/nd9720063cc22

【レポート】そもそもマネジメントの基本的なクライテリア(評価基準)は何か?
https://note.com/bax36410/n/nf568bccbae23

【レポート】何かを変えるにはうってつけのタイミングって?
https://note.com/bax36410/n/n469deedc445e

【レポート】感染症と世界史
https://note.com/bax36410/n/n3a574ae7ab76

【レポート】生活インフラに関する一考【電気編】
https://note.com/bax36410/n/nec1d26651f3a

【レポート】淡々とした日常の生活に
https://note.com/bax36410/n/n17e42d7e4d2d

【レポート】TVドラマ『ハゲタカ』と『リーガル・ハイ』の共通性
https://note.com/bax36410/n/n073ce5d26ce8

改めて、テーマでは、論点を明らかにすることが重要なんだなって、良くわかってきました。

<レポートにふさわしくないテーマの例>
主観的・答えが見つからない・先行研究のない・範囲が広すぎる・抽象的・議論するまでもない

<レポートにふさわしいテーマの例>
客観的・答えがある・先行研究のある・範囲が狭い・具体的・有意義性のある

<参考記事>

【考える技術・書く技術】

「熟成」により、ひらめきを得るわけですが、難しいことではなく、コンビニに置いてあるような手軽な雑誌を手にとって、興味のおもむくままに読み散らかしてみる。

特に、得るべき内容はないわけですが、それでも頭が活性化して、発想を得やすくなります。

立花隆は、ひらめく瞬間を、「木の葉に結ぶ露」と表現していて面白いです。

着想の瞬間は、断続的です。

考える技術・書く技術として、以下の考え方が参考になると思います。

1.型を把握する・関連づける

日常生活のなかで、型を把握するトレーニングを行い、常に頭を刺激する。

常に頭を使ってないと、いざ文章を書こうと思っても書けない。

ロジカルシンキング的に言えば、常日頃から「グルーピング」を行う。

2.捨てる技術:いかに読まないか

情報が氾濫している現代、読むべき本と読まなくても良い本を見つけることが重要。

今は、50年前よりも情報の氾濫が深刻になっていますから、「捨てる技術」はますます必要になっている。

3.ブレーンストーミング読書

アイデアは、いろんな本に転がっているから、週に1回ぐらいは雑誌・新聞など様々なジャンルの本を読んで頭の"しこり"をときほぐす。

4.文章にはピラミッド型と逆ピラミッド型がある

説得力から、論文では、「逆ピラミッド」が、講演では、「ピラミッド型」が多く使われる。

5.「いま一番伝えたいこと」を書く

書く事が好きだからこそ、より良い文章を作りたい、伝えたいと考えていると、無意識のうちに各センスが磨かれる環境へ、自然に身を置いている様になれれば、素敵だなって考えています。

「書く」環境を構築するために、<関連記事>に記載した考え方に基づいて、仕事もプライベートも、基本、同じスタンスで文章を書くように心がけています。

<関連記事>
「書く」
https://note.com/bax36410/n/n908b3e9cc6ca

書くことは考えること
https://note.com/bax36410/n/n9eba68b793e4

<参考記事>

【文章の書き方】

わかりやすい文章を書くためには、何に気をつけたらよいか。

日頃から心がけるべきことは何なのか。

朝日新聞のコラム「天声人語」の元筆者であった辰濃和男は、「文は心である」と述べていました。

これは、(1)この気持ちを伝えたいという思いと、(2)伝えたいことを理解して欲しいという思いとからなります。

辰濃和男が朝日新聞編集員・川村二郎の言葉を引用して、ラブレターがもっとも良い文章だ、と述べているのは的確だと思います。

文章の持つ力は、「なんとしても相手に伝えたい情熱」次第、ということは私も大いに実感しています。

過去のテキストエディタで作成したエッセイ風の文章や読書メモを記したノート等を読み返すと、「これを言いたい!」という気持ちが強いものほど、文章にも力がありました。

他方、あまり気持ちが強く入ってないものは、まったく読ませる文章になっていない。

井上ひさしも、文体は形式ではない、生命おどって書いたものは、必ずや文体を持つのだ、と述べています。

「伝えたい」という気持ちがあれば、その伝達手段も自ずと上達するということですね。

このことを考えているうちに、英語教育問題のことを思い出しました。

英語教育では、ずっと、英語で自分の意見が言えないということが問題視されてきましたよね。

これに対して、問題は、英語力にあるのではなく、伝える中身がそもそもないのだ、という有力な反論もあります。

私は、後者を支持するのですが、「文は心なり」という言葉は、まさにこの論を補強するものだと考えています。

アメリカでの技術的な打ち合わせにおいても、お客様に伝える中身が、自分の言葉で伝えられないと、ちゃんと伝わったことはありませんでした。

文章力(あるいは文体)も、英語という言語も、あくまでも手段でしかない。

文章読本で「伝えたい」という気持ちが重視されているのに、なぜ英語教育で、そうでない必要があろうかと疑問に思います。

辞書で調べた難しい表現を会話で使う必要はありません。

そんな難しい表現を使っても、誰も分からないのだから、みんなが分かるやさしい表現を用いれば良いだけのことです。

周りの人達が知らない表現を自分は使えるという事実が「勉強している」という実感に変わるのかもしれませんが、通じない表現をいくら勉強しても意味がありません。

本末転倒です。

英語でも大切なのも、やはり「心」だと思っています。

自己判断では、私の文章は漢字の比率が高いので、これでは、文章が堅く見えて読む人を遠ざけてしまうため、エッセイ風の記事では、可能な範囲でひらがなを使用する様に心がけています。

反省して改善したいと、言いつつ、この文章にも漢字が多いけど^^;

次に、文が長くなりすぎるのも気をつけたい。

また、書き終わった文章を「冷やす」作業も、レポートを書くときは、実行しています。

書き上げた原稿を一日か二日寝かせると、流れの悪いところなど見えなかった部分が見てきます。

但し、この作業は、やればやるほど文章がよくなってキリがないので、余程繊細な内容のものでない限り、一度、冷して再読したらそのまま配信してしまうことにしています。

【読書ノートの使い方】

何かを書いたり、話したりするためには、支離滅裂な思考を再構築する必要があります。

それは、相手に伝えるために言語化しなければならないためですが、その意味で、人に教えるのは、もっとも身近なアウトプットと言えるでしょうね。

自分ではよくわかっているつもりのことでも、しゃべったり書いたりするとなると調べなければならないことがたくさん出てきますよね^^;

自分ではよく知っているつもりのことでも、いざ人前で話すとなると、出典やデータ、理解などの曖昧な点をつぶして、体系的な知識を組み立てて、話す手順までも、再構築しておかなければなりません。

これは、日本語でも英語でも、文法上の違いはあれど、やることに変わりありません。

文章を読んでイメージすることと、イメージしたものを文章にすることの方向の差があって、やはり、読むよりは書く方が勉強になります。

そのため、面倒ですが、結果的に、殆ど一から学び直すようなかたちになってしまうことも多く、その手間に愕然とすることもよくあります^^;

人はよく知っているからしゃべったり、文章を書いたりできるのではなく、その前段階で、種々の情報を再構築して言語化して文章を書いたりするから、より高度に知ることができて、打ち合わせ等もスムースにできるのではないでしょうか。

その意味では、下記の様な手順①~⑤項で、新書や叢書の読書ノートを書くことが、前述の体系的な知識の組み立てを行う上で役に立ちました。

①その本の色んな書評を参照して、自分の言葉で言い換えたり、整理したりしながら書いてみる。

②どのような文章を抜き出して、それに、どうコメントを書くか考える。

③読破した本から学んだ言葉と、参考にした書評含めて、自分の元々持っていた知識を融合させる工夫をする。

④テーマやカテゴリ、中心的なテーマなどを意識して書き方を工夫する。

⑤後で見直して書き足す、自分の言葉で要約する、新たなテーマを設定してまとめるなどの作業を仕組みにする。

以上の手順で判断したり考えたりすることは、アウトプットの第一歩と言えます。

この読書ノートをつける目的は、下記と考えています。

・気負わず始めて読んだ本をリストとして記録しておきたい

・気に入ったかどうかの評価を残しておきたい

・自分が書ける分量だけ感想を書き残しておきたい

・自分が続けやすい方法で書くことで今後の人生に役立てたい

・気に入った言葉や内容をすぐに取り出せるようにしておきたい

・書くことで記憶に残したい

また、読書ノートの効果としては、下記を想定していて、

・備忘録になる

・情報の鮮度や、時流の認識力を高める。

・記憶が定着しやすい

・書くと自分の考えを整理できる

・要点を押さえて効率よく読書できる

そのために、読書ノートを書きっぱなしにせず、気になったことが出てきたら、ノートをこまめに見返したり、ときには、今まで読んできた本のリストとして眺めてみたりしています。

これは、アウトプットの繰り返し、駄目押しと言ってもいいかもしれません。

そうやって、自分の情報の咀嚼に、さらに咀嚼を加えていくことで、以下のメリットが期待できるのかなと、そう、考えています。

メリット1:読書の効果を最大限に高められる

メリット2:.知りたい情報が自分の手元に集まるようになる

メリット3:知識の吸収率が高まる

メリット4:重要なポイントを吸収しやすい

以上の考え方を、少しづつ手直ししながら、「新書マップ」のサイトの考えを参考にして、

<参考記事>

別ブログの私的本棚【My叢書マップ】に、読書ノートを纏めていました。

その一部を、再編して、以下の<関連記事>に記載した記事の様に、書き方を変えてみたりして、書くことを楽しんでいます(^^)

<関連記事>
何処へ(上)
https://note.com/bax36410/n/nb43b98a7a3ba

何処へ(中)
https://note.com/bax36410/n/nc465a686b1b3

何処へ(下)
https://note.com/bax36410/n/n0df7d607d184

歴史をいかに学ぶか?
https://note.com/bax36410/n/n7e9e01ef3591

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