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ADHDコラム~記憶力の差なんて気にしなくていい~

ヒロです!
今日はタイトルにあるように記憶力の差について、私の経験を踏まえながらお話したいと思います。

友人や家族と会話をしていて「あの時あんなことあったよねー」「あの時行ったあのお店なんだけど」等、昔の話がでてきたけど、「え、そんなことあったっけ?」「そんな所行ったっけ?」ということが多い人いるんじゃないでしょうか。

ちなみに私はめちゃくちゃ多いです。笑

そのため、私は周りの人に比べてなんて記憶力が悪いんだ、なんで覚えられないんだろうと悩んだ時期がありました。

ですが、今は不便なときはありますが全く気にしていません。
なぜそうなったのか?とそんな方ができる対策についてお話しします!

記憶力もひとつの個性

これは私と同じADHDの方にはより多いケースかと思います。ではなぜ私は気にしなくなったかというと、これはひとつの個性だと思えるようになったからです。

ADHDは注意欠陥・多動性障害と言われる通り、周りで起きる色んな事に気がついたり、気になってしまうという特性があります。

だから常に色々な方向に興味が移ってしまうんです。

例えば飲み会や食事会なんかがあった時、行ったお店や環境のこととかよりも、この人は今なにを考えてるんだろう、この話面白いな、この人全然話してないから話し振ってみようか、なんて事を常に考えてしまったりします。

私はまさにその典型で、先日も友人達と食事に行ったとき、前あんなことあったよねーなんて言われた話を覚えていなくて、「え?そんなとこ行ったっけ?」なんて事が良くありました。笑

ただ、その分私はその場の会話を広げたり、適度に話していない人に話題を振ったり、都度ドリンクが空いている人に気付いて次のオーダーを聞いたりするのは得意です。
その場での対応する力とかコミュニケーション力高いよねーなんてよく言ってもらえたりします^^

これってまさに個性ですよね(^^)

私の得意な点以外にも、人の話しをとことん聞いてあげる事ができて、共感する力がすごいある人もいるでしょうし、趣味の事を話させたら天下一品なんて人もいると思います。

みんな違ってみんな良い、ですよね!!

だからもし自分の記憶力や、記憶力に限らず何かの能力が低いと悩んでいる人は、そこを自分で責めるのではなく、是非これも私の個性なんだなと受け入れてあげるようにしてあげてください。

落ち込んでせっかくの長所がうまく発揮できなかったらそれはホントにもったいないですし、悲しいことだと思います。

特に落ち込んでしまっているときは、他にもこれもできない、あれもできない、私はだめだな、、と悪い部分ばっかりに目が向いてしまうことが多いです。
私が休職した時はまさにそういった状況でした。

だからそんなときはそれは私の個性なんだ!と割りきりましょう(^^)

ちなみに
この考え方は別のところでも活きます。たまに、他人の行動や言葉にイラついてしまう事ってないですか?

この時も同じように、この人はこういうところは少し嫌だけど、ここはすごいよな、と良い面をみるようにすると苛立ちを抑えることができたりします。

この意識は狭くなってしまっている視野を一度リセットするのにとても効果的です!
なので最近ちょっと周りにイラついてしまう事が多いな、、なんて事が多い人は是非これも試してみてくださいね☺️

記憶力の訓練

とはいえ、ヒロさん、この記憶力の低さは致命的で何とかしたいよ!
という方のために、記憶力のメカニズムを元に記憶の定着に使える方法をお伝えしたいと思います。

皆さん忘却曲線って聞いたことありますか?

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが導き出した理論で、時間の経過とともに人の記憶がどのように変化していくかを示したものです。
具体的な研究内容としては、意味を持たない3つのアルファベットの羅列を大量に被験者に覚えさせて、その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを調べたものです。

画像1

この図から読み取れるのは

20分後:覚えた内容の42%を忘れる
1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
1日後:覚えた内容の74%を忘れる
1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる

この結果をまとめると

記憶は1日経過しただけで半分以上忘れ、1ヶ月後には8割は忘れてしまうんです。

忘れてしまうのは記憶力が悪いからではなく、単純に人間の脳の構造的に、忘れるようになっているだけなんですよね。

さらに記憶は短期記憶・中期記憶・長期記憶という段階があります。
聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

簡単に書くと
・短期記憶-数十秒から数分覚えておける記憶
・中期記憶-1ヶ月ほど覚えている記憶
・長期記憶-数か月から一生覚えておける記憶 というようなものです。

ではどうすれば短期記憶→中期記憶→長期記憶と移動させていけるのでしょうか?

そのためには、脳が「これは大事な情報なんだ」と認識することが必要です。そして脳が大事な情報だと認識するポイントは『繰り返し復習をする』ことが非常に重要です。

例えば、普段使用する携帯の電話番号や自分の住所などは、携帯の機種変更や引っ越しあと少しは覚えるのに苦労しますが、一度覚えたらなかなか忘れることはなかなかないですよね。

つまり、同じ情報が登場する頻度をいかに上げるかがカギとなります。

なので、もし記憶力が低いと悩んでいる方は是非復習を取り入れてみてください!

私はどうしても記憶に定着させておきたいことは一時間後にアラームを設定して、一度思い出したり、寝る前に覚えておきたいことあったかなと振り返るようにしています。

ただ夜の時点で忘れてしまっていることもあるので、覚えておきたいことは携帯のメモアプリに箇条書きで残し、夜の振り返りのために使う等しています。

これにより、本当に覚えておきたいことは、昔に比べて定着するようになりましたし、忘れてしまうことが格段に減りました。

個性は伸ばしながら苦手な部分とはうまく付き合っていきましょう!
ではまとめます!

まとめ

・記憶力が悪いのも個性の一つ
・だから気にせず自分の長所に目を向けましょう
・とはいえ記憶力を上げたいという人は記憶のメカニズムを理解し、復習をうまく取り入れながら記憶の定着を図っていきましょう!

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた次の記事で!!

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