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3/12(火) 🇺🇸米国マーケット情報 (パフォーマンス、経済指標、 $SMCI 決算情報)



🇺🇸株式市場振り返り



HEADLINE

✅  市場はまたもや予想を上回るコアCPIの上昇を振り払った。
FRBが年明け早々から期待していた緩和の大部分はすでに織り込み済み



🇺🇸米国株はほぼ上昇📈


🔘 DOW:              
+ 0.61%
🔘 S&P500:      
+ 1.12%
🔘 NASDAQ:        
+ 1.54%
🔘 RUSSELL2000:   
- 0.02%


✅ 🇺🇸米国株は、火曜日の取引でほぼ上昇📈、株価は最高値に近い水準で終わり、月曜の軟調さを帳消しにした
🔘 S&P500は史上最高値を更新したが、小型株は110bp以上遅れ、小幅安で終えた
🔘 NVDAを筆頭に、マグ7銘柄が全面高📈となった
🔘 ソフトウェア(ORCL)、幅広い半導体分野、中国ハイテク、百貨店(KSSを除く)、病院、大型医薬品、小包/物流、クレジットカード、損害保険、住宅建設、自動車部品小売(AAP)、アパレル小売などが強かった
🔘 出遅れ銘柄は、航空会社(LUV、AAL)、航空宇宙(BA)、地方銀行、投資銀行、エネルギー、電気通信、産業金属、貴金属鉱山、化学、バイオテクノロジー、食品、太陽光発電など
🔘 今朝のFedwatch
5月利下げ確率は16%に低下 ... 1ヶ月前は52%だった


✅ 🇺🇸経済指標・経済ニュース


🔘 2月消費者物価指数(CPI)
前月比0.4%上昇のコンセンサス通りだったが、1月より上昇率が速かった。ヘッドラインは前年同月比3.2%上昇
コアCPIは予想をやや上回り、前月比0.4%上昇と予想の0.3%上昇を上回った。
シェルター、航空運賃、中古車、自動車保険、衣料品などが上昇。
コアは前年同月比3.9%から3.8%上昇。
1月が予想を上回る高い伸びとなったことで、サービス・インフレへの懸念が強まり、S&P500種指数は1.5%近く下落した(2022年9月以来最悪のCPIデー)。
しかし、一部の企業は年明けの物価上昇を一部非難した。



✅ 🇺🇸企業情報、決算情報


🔘 ORCL
第3四半期決算を受け、クラウドの勢い回復を裏付けるcRPOの予想外の成長加速を強調し、大きく上昇した


🔘 ADM
業績は、内部調査の完了と20億ドルの自社株買い戻しで影が薄くなったようだ。


🔘 DAL
第1四半期の売上高ガイダンスを再確認


🔘 AAL
EPSを事前レンジの下限


🔘 LUV
ボーイング機の納入が事前予想より少なかったことを理由に、通期のキャパシティを引き下げた


🔘 TSLA
ロイター通信が工場長のコメントを引用し、グリューンハイデ・ギガファクトリーでのフル生産を再開するには時間がかかると報じた


🔘 BA
NYタイムズ紙は、連邦航空局(FAA)の製品監査で89件中33件不合格、97件のコンプライアンス違反が記録されたと報じた





指数/セクター別 パフォーマンス


✅ Utilities/公益事業が最も下落📉、Tech/ハイテクが再びリード。後者はMTDでは比較的好調だったにもかかわらず、YTDでは再び下落📉。

✅ Russell 1000 Growthがアウトパフォーム📈したため、S&Pは出遅れた📉Russell 1000 Valueは、これまでのところMTDでリードしている。


指数パフォーマンス(前日比)



セクター別パフォーマンス(前日比)



指数パフォーマンス(前年比)



セクター別パフォーマンス(前年比)





その他 パフォーマンス


  • 国債: 全面安となり、昨日の買い戻しに加え、本日の10年物国債入札の影響は限定的

  • ドルインデックス: 0.1%上昇📈、上田発言で円は最近の円高を若干戻した

  • 金: 1.0%下落📉、最悪水準に近い水準で終えた

  • ビットコイン先物: 1.1%下落📉

  • WTI原油: 0.5%下落📉



今週の🇺🇸経済指標発表
(日本時間)



✅3/12(火)


21:30
★★★ コアCPI (前月比) (2月)
🔘結果:0.4% 🔘予想:0.3% 🔘前回:0.4%
★★★ コアCPI (前年比) (2月)
🔘結果:3.8% 🔘予想:3.7% 🔘前回:3.9%
★★★ CPI (前年比) (2月)
🔘結果:3.2% 🔘予想:3.1% 🔘前回:3.1%
★★★ CPI (前月比) (2月) 0.4%
🔘結果:0.4% 🔘予想:0.4% 🔘前回:0.3%
変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前月に続き、市場予想を上回る伸びとなった。

ガソリンや住居費の上昇で伸びが加速した。インフレに一定の粘着性があることを示唆し、市場が6月と見込む米連邦準備理事会(FRB)の利下げが後ずれする可能性


✅3/14(木)


22:30
★★★ 失業保険申請件数
🔘予想:218K 🔘前回:217K
★★☆ 失業保険継続申請件数
🔘予想: 🔘前回:1,906K

21:30
★★★ コアPPI (前月比) (2月)
🔘予想:0.2% 🔘前回:0.5%
★★★ PPI(前月比) (2月) 
🔘予想:0.3% 🔘前回:0.3%



★★★ コア小売売上高 (前月比) (2月)
🔘予想:0.5% 🔘前回:-0.6%
★★★ 小売売上高 (前月比) (2月) 
🔘予想:0.5% 🔘前回:-0.8%

23:00
★★☆ 企業在庫(前月比) (1月)
🔘予想:0.2% 🔘前回:0.4%
★★☆ 小売業在庫(自動車を除く) (1月)
🔘予想:0.3% 🔘前回:0.4%


✅3/15(金)


21:30
★★☆ ニューヨーク連銀製造業景気指数 (3月)
🔘予想:-7.60 🔘前回:-2.40

22:15
★★☆ 鉱工業生産 (前年比) (2月)
🔘予想: 🔘前回: 0.03%
★★☆ 鉱工業生産 (前月比) (2月)
🔘予想:0.0% 🔘前回:-0.1%

23:00
★★☆ ミシガン大学期待インフレ率 (3月)
🔘予想: 🔘前回:3.0%
★★☆ ミシガン5年インフレ予測 (3月)
🔘予想: 🔘前回:2.9%
★★☆ ミシガン消費者信頼感見込み最終 (3月)
🔘予想: 🔘前回:75.2
★★☆ ミシガン大学消費者信頼感指数 (3月)
🔘予想:77.3 🔘前回:76.9



決算情報


今週の決算カレンダーは、ハイテクと小売が依然として最も注目
ハイテク関連ではORCL、ADM、ADBE、小売関連ではKSS、ONON、DLTR、WOOF、WSM、DG、DKSなどが注目

第1四半期決算シーズン開始まであと1ヵ月強
FactSetによると、S&P500の第1四半期収益は3.4%増と予想されている
これは年初の5.6%増から減少しているものの、ボトムアップ・コンセンサスの2.2%減は、5年平均の-3.7%減、10年平均の-3.4%減を上回っている。

3/11~🇺🇸決算発表スケジュール


Pick Up Earnings




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