0歳からの頭のかたちクリニック

赤ちゃんの頭のゆがみで悩む、すべてのご家族へ。 赤ちゃんの頭のゆがみは相談する、をあ…

0歳からの頭のかたちクリニック

赤ちゃんの頭のゆがみで悩む、すべてのご家族へ。 赤ちゃんの頭のゆがみは相談する、をあたりまえに。 なんでも相談しやすい、いつでも通いやすい。 どうか、悩みをそのままにしないでください。 まずはお気軽に、カウンセリングから。 しっかりと診ます、お子さんの未来を。

最近の記事

新年度にあたって

0歳からの頭のかたちクリニック東京の工藤裕実と申します。 新年度は周囲の環境が大きく変わる季節です。 街中では真新しいスーツに身を包んだ社会人、入学式と思われるご家族など見かけることも多く、職場でもなんとなく普段とは違う緊張感が漂っているように感じます。 私も小学校、中学校入学時のことはよく覚えていて、環境の変化に少し戸惑いや緊張を感じながらも、新しい学校、新しい友人との出会いを楽しみ世界が広がることに充実感を抱いていました。 一方で、1年の中での大きな変化を感じるのは社

    • ヘルメット治療ベビーの保育園入園相談

      こんにちは。 東京クリニックにて火曜日の診療を担当しております藤井貴子と申します。 今日は、年度末―4月にかけて多くなるヘルメット治療中ベビーの保育園入園についてのお悩みについてお話させていただきます。 ママにとっても赤ちゃんにとっても保育園入園は一大イベントですよね。 環境が大きく変わるので、なるべく事前に気になる点を知っておけると安心につながるかと思います。 まずは保育園でのヘルメット装着が可能かどうか、見学の際や入園のお知らせを受け取った際にヘルメットの装着状況などを

      • 診察の様子を紹介します、受診の参考にしてください

        2022年4月から、0歳からの頭のかたちクリニックでヘルメット矯正治療に携わっております西巻です(月曜日に外来を担当)。 2022年3月に定年で退職するまでに大学病院で新生児や小児の診療をしておりました。 診療の場に違いはありますが、新しい医療に関わることができ、嬉しく思います。 0歳からの頭のかたちクリニックで外来を担当して2年になります。この間に500名近くの初診の赤ちゃんを診察しました。その様子についてお話しします。 1. 受診までにお待たせすることはありません。

        • ヘルメット治療で頭のゆがみが良くなる原動力は?

          0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋で金曜日に外来を担当している形成外科医の土佐泰祥と申します。 普段は慶應義塾大学病院に勤務しており、口唇裂(くちびるが生まれた時に連続していない)赤ちゃんの手術に長年携わっております。 頭のゆがみに対するヘルメット治療もですが、 医師生活の大半を赤ちゃん、小児の治療に携わってまいりました。 治療により目に見えて良くなり、微力ではありますが幸せの連鎖のお手伝いができる事に私も幸せを感じ、日々の仕事に励んでおります。 口唇裂の赤ちゃんの

          頭のかたちクリニック発の論文掲載のご報告

          0歳からの頭のかたちクリニック東京で金・土・日曜外来を担当している 形成外科医の梶田です。 このたび当院の臨床データをまとめた論文が英文学術誌「Archives of Plastic Surgery」に掲載されました。 タイトルは「Efficacy of Cranial Orthosis for Plagiocephaly Based on 2D and 3D Evaluation」、日本語では「2次元および3次元的評価にもとづく斜頭症の頭蓋矯正療法の効果」です。 頭蓋変形

          頭のかたちクリニック発の論文掲載のご報告

          位置的頭蓋変形症を子どもの疾患として認識して医学としての対応を

           0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋でヘルメット矯正治療に携わっております小児科医の草川です。現在木曜日の外来を担当しています。  私は、小児科医ですので、本来、頭の形の専門家ではありませんでした。しかし、このクリニックで診療を始めてから月日が経ち、今では、このクリニックで月曜日に担当している西巻先生とともに、最も多くのお子さんの頭の形の治療に携わっている小児科医の一人となってしまいました。  一昨年から当クリニックで頭の形を本格的に診療し、数多くの医学的データをも

          位置的頭蓋変形症を子どもの疾患として認識して医学としての対応を

          こどもが頭をぶつけたとき

           東京クリニックで木曜外来を担当している広川です。 私は木曜以外の日は小児専門病院で小児神経外科医として働いております。  そのため職業柄、知人からこどもの頭部打撲について質問されることがあります。具体的には「頭を強くぶつけてしまったのだけれど、病院に受診した方がいいか」「ぶつけたところにたんこぶができているが、大丈夫か」といった質問されたことがあります。もちろん病院に受診して実際に小児科医、脳外科医の診察を受けることが一番安心ですが、軽くぶつけた程度でも受診すべきなのか、

          こどもが頭をぶつけたとき

          赤ちゃんの耳の形治療について

          こんにちは。東京クリニックにて水曜日の診療を担当しております藤井 貴子と申します。 今日は、赤ちゃんのヘルメット治療を行なっている際に時折ご相談いただく、赤ちゃんの耳の形についてお話させていただきます。 赤ちゃんの耳の形ですが、左右の形の違いが大きいと気になる時がありますよね。よく耳にするご相談では、「健診で様子を見ましょうと言われている」とのことが多いのですが、頭の形と一緒で、耳もまだ柔らかい赤ちゃんは時期によっては矯正治療で耳の形を整えることができる場合があります。

          赤ちゃんの耳の形治療について

          【医院長ブログ】小児の頭蓋変形に関係した複数科の専門医によるチーム医療

           0歳からの頭のかたちクリニックには乳児頭蓋変形を扱う、形成外科、小児脳神経外科、小児科、 小児外科の複数の診療科の専門医資格を持つ医師が勤務し、各診療科の特色を生かした統合的なチーム治療を行なっています。ブログでは各診療科の先生方の立場から記事を書いていただいておりますが、今回はチーム治療ついて少し詳しくお話したいと思います。  形成外科医は私を含めて4名が勤務しております。形成外科は頭蓋顎顔面領域を主要な診療分野としており、病的な頭蓋変形である頭蓋縫合早期癒合症の手術で

          【医院長ブログ】小児の頭蓋変形に関係した複数科の専門医によるチーム医療

          大学生活で頑張ったこと①

          0歳からの頭のかたちクリニック東京の工藤裕実と申します。  今回は私が大学生の時に特に力を入れていたことの一つ、部活動についてご紹介します。  大学生にもなって部活?と思われる方も多いかと思いますが、医学部は授業、実習などカリキュラムが他学部と大きく異なりキャンパスも別のところにあるため、大学全体のサークルや部活に所属する学生は少なく、代わりに医学部独自の部活が存在します。90%以上がそこに所属し、学年を超えたつながりを築く大事な場となっています。  慶應の場合はそのほ

          大学生活で頑張ったこと①

          レントゲン検査で心配な被曝量について

           0歳からの頭のかたちクリニックで月曜外来を担当している阪本と申します。  普段私は脳神経外科外来を行なっていますが、患者さんの症状や状態、疑われる疾患に合わせて頭部MRI検査、頭部CT検査、頭部レントゲン検査、血管造影検査、核医学検査などを実施しています。  “骨を見る”ことに関してはX線を用いた検査が有用で、特にCTやレントゲンが挙げられます。レントゲンは健康診断でも実施される検査ですので、これをお読みの方も受けたことがあると思いますし、場合によってはCT検査を受けた方

          レントゲン検査で心配な被曝量について

          第6回日本新生児成育医学会に参加してきました

           2022年4月から、0歳からの頭のかたちクリニック東京でヘルメット矯正治療に携わっております西巻です(月曜日に外来を担当)。2022年3月に定年で退職するまでに大学病院で新生児や小児の診療をしておりました。診療の場に違いはありますが、新しい医療に関わることができ、嬉しく思います。  2023年11月2日から4日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された第67回日本新生児成育医学会に参加してきました。そこで当院の田中医師が「頭位性短斜頭症および短頭症のヘルメット矯正療法にお

          第6回日本新生児成育医学会に参加してきました

          赤ちゃんの頭の大きさは生後1年でなんと成人の8割に!

           初めまして。0歳からの頭のかたちクリニック東京クリニックで金曜日に外来を担当させていただいております土佐泰祥と申します。  私は金曜日以外は大学病院の形成外科で、口唇口蓋裂の赤ちゃんの手術などを中心に小児の治療に携わらせていただいております。  赤ちゃんは、お母様の子宮内で「とつきとおか(十月十日)」ともいわれるように、約40週間育まれ誕生いたします。  ここで赤ちゃんの頭に関するお話をちょっとしてみたいと思います。  生まれた時の頭の大きさ(頭囲)は約33cmです。生

          赤ちゃんの頭の大きさは生後1年でなんと成人の8割に!

          乳児の頭蓋変形についてChatGPTにきいてみた

           0歳からの頭のかたちクリニック東京で金・土・日曜外来を担当している形成外科医の梶田です。  私は慶應義塾大学の理工学研究科にも籍をおき、医用画像の解析に関する研究にも携わっています。  近年のAI技術の発展には目覚ましいものがあります。あたまの形の診療に関しても、いろいろなAI技術が用いられた報告や論文が見られるようになりました。今回は、話題のChat-GPTに、赤ちゃんの頭の形に関する質問をしてみました。  多くの人の参考になるよう、無料の Default (GPT-

          乳児の頭蓋変形についてChatGPTにきいてみた

          小児脳神経外科が説くこどもの頭の変化

           東京クリニックで木曜外来を担当している広川です。 私は木曜以外の平日は小児専門病院で小児神経外科医として働いております。いわゆる子供専門の脳外科医ですが、外来では頭の形に関わるさまざまな症状の方が受診されます。  当クリニックで扱うような向き癖による斜頭や短頭の方も多くいらっしゃいますが、中には頭蓋縫合早期癒合といって頭蓋骨のつなぎ目である縫合と呼ばれる部分が早期に癒合してしまい、頭蓋形態の異常を来たす病気の方もいらっしゃいます。頭位性の頭蓋変形の中にもごく稀に見つかること

          小児脳神経外科が説くこどもの頭の変化

          理想の頭の形?答えはありません

           昨年の5月から、0歳からの頭のかたちクリニックでヘルメット矯正治療に携わっております小児科医の草川です。現在木曜日の外来を担当しています。  定年で退職するまで総合病院の小児科で新生児や小児の診療をしておりました。その間は、病気を持つお子さんだけでなく、ウェルベビークリニックという乳幼児健診業務も30年間続けてきました。何千人という子どもたちを生まれた時から3歳まで、その成長、発達を一緒に見させて頂き、一人ひとりのお子さん、ご家族から医学書には書いていない数多くのことも学

          理想の頭の形?答えはありません