見出し画像

新年度にあたって

0歳からの頭のかたちクリニック東京の工藤裕実と申します。

新年度は周囲の環境が大きく変わる季節です。
街中では真新しいスーツに身を包んだ社会人、入学式と思われるご家族など見かけることも多く、職場でもなんとなく普段とは違う緊張感が漂っているように感じます。
私も小学校、中学校入学時のことはよく覚えていて、環境の変化に少し戸惑いや緊張を感じながらも、新しい学校、新しい友人との出会いを楽しみ世界が広がることに充実感を抱いていました。

一方で、1年の中での大きな変化を感じるのは社会人になってからはこの季節くらいで、普段小児外科医として患者さんと関わる中で、幼少期はもっとわくわくするイベントで溢れていたなあ、と少し寂しく感じることもあります。
入学式、運動会、遠足、修学旅行、音楽会、卒業式などなど、
子どもたちにとってはそのどれもが大切なイベントであり、それに向けて準備したり練習したりと生活にも大きな影響を及ぼしているものかと思います。
またイベントを通しての経験や友人との交流は人格を形成する上で非常に重要ですし、同じ経験を共有することで交友関係はより深まります。

そのため検査や手術などの治療方針を考える際にはそのような行事はもちろん考慮に入れているのですが、緊急で入院される場合は調整が難しいことが多く、修学旅行や卒業式などの行事の前に限って体調を崩し入院を余儀なくされるというようなこともしばしば経験します。
皆様も、お子さんが大事な予定の時に発熱してしまった...などというご経験があるのではないでしょうか。できる限りそのようなイベントに参加させてあげたいという思いから、行事までの日数を逆算して多少無理を押して治療スケジュールを組むこともあります(もちろん適切な治療を遂行することは絶対条件ですが)。
ご希望に添えないこともあるかと思いますが、いつでもご相談いただければと思っています。

当クリニックに通う方々からも、4月から復職し保育園に通い始めるというお話をちらほら伺いました。
ご自身が復職でお忙しい中、お子様が慣れない環境で不機嫌になってしまったり、帰宅後もバタバタとしてしまったりと大変なことも多いかと思います。
環境の変化で体調を崩されるお子様もいらっしゃるかと思います。
保育園でなかなかヘルメットを着けてくれなくなってしまったなどトラブルもあるかと思います。
保育園に行かれていない方も、これから暑くなり皮膚トラブルや装着時間の確保などお困りになることもあるでしょう。
些細なことでも結構ですのでご不安なことはいつでもご相談ください。
少しでも皆さまのサポートができればと思っています。
今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

東京クリニック 医師 工藤裕実


画像をクリックするとホームページに移動できます


画像をタップすると工藤医師のインタビュー動画をご覧いただけます