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診察の様子を紹介します、受診の参考にしてください


2022年4月から、0歳からの頭のかたちクリニックでヘルメット矯正治療に携わっております西巻です(月曜日に外来を担当)。
2022年3月に定年で退職するまでに大学病院で新生児や小児の診療をしておりました。
診療の場に違いはありますが、新しい医療に関わることができ、嬉しく思います。

0歳からの頭のかたちクリニックで外来を担当して2年になります。この間に500名近くの初診の赤ちゃんを診察しました。その様子についてお話しします。

1. 受診までにお待たせすることはありません。
予約枠が数週間、数か月先まで埋まっている施設があることは耳にします。当院ではお待たせしません。
ヘルメット矯正治療には適切な時期があり、生後3〜5か月頃の開始が望ましいとされます。そのため早めの受診には意味がないのでしょうか。
いいえ、意味があります。まず今の時期のデータを見ることができます。そして次回の受診のタイミングをお知らせします。さらにそれまでの間の過ごし方について相談します。ご自宅での過ごし方で頭のかたちの変形の悪化を防いだり改善させたりできます。

2. 頭のかたちの変形に病的な意味がなかった赤ちゃんもいます。そのような受診もウエルカムです。頭のかたちの悩みで受診し、診察では正常であったとの説明を受けて安心してお帰りになるご家族も少なくありません(約8%いました)。

 斜頭(後頭部に左右差があるのではないか)、長頭(頭が前後に長いのではないか)、短頭(頭が前後に短いのではないか)などはなく、正常範囲であった例もあります。

 おでこから頭頂部にかけて尖っている(真っ直ぐで丸みがない)。
これは成長の過程の変化に過ぎません。
図の左は3か月1週で、右は7か月3週です。
おでこから頭頂部にかけて丸く育っていることが分かります。

今回のブログでは受診の例をお示ししました。どうぞ、お気軽に受診ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

東京クリニック 顧問・医師 西巻 滋



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