手塚文登

21歳。大学生。フットボーラー。 サッカーを学びにイングランドに来ています🏴󠁧󠁢󠁥󠁮…

手塚文登

21歳。大学生。フットボーラー。 サッカーを学びにイングランドに来ています🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 私なりに発信します

最近の記事

大学卒業直前に全治1年の怪我をして無職になった

桜を見に行きたい。 珍しくこんなこと思う。 病室にいて、外の空気すら吸えないからだろうか。 過去をないものにして新しい年度の幕開けを待ち望んでいるからだろうか。 意味もなく周りと比べて劣等感に駆られているからだろうか。 未来が分からなくなって迷っているからなのか。 それとも素直に桜を見たいっていう感性が働いているから? いずれにせよ大概の人とは程遠い、いわゆる新年度というものを迎えている。 そう、絶賛入院中。 だから物理的に、現実的に桜を見にいけないのだ。 遡ること今年

    • 海外の選手はメンタルが強いというより…

      FAカップセミファイナル、ブライトンVSマンチェスターユナイテッドの試合で、活躍が目立ったと思うのは南米出身の選手。両チームのPK戦のファーストキッカーを担当したのもマクアリスタ(アルゼンチン)とカゼミロ(ブラジル)だったし、カゼミロは自ら1番を名乗り出たそうだ。 こういう大一番や一発勝負に自分の持っている力を最大限に発揮するのは勿論、120%の力を出せるのは南米選手の強さである。これって実は簡単そうで難しく、選手にとっては重要な能力であると思う。それは小さい頃からの環境や国

      • ブライトンの飛躍 "プレシーズンマッチから追いかけて見えた変化、成長、強さ"

        ブライトンを追いかけようと思った理由 7月7日 三笘薫選手が今シーズンからブライトンでプレーすることが正式に決まる。 この瞬間、僕の計画も始まった。 この1ヶ月ほど前から自分にとってのサッカーとは何かを考え始め、もっとサッカーを学びたいという探究心が湧き始める。そこで、サッカーを学べる新たな環境に身を置き、多くの側面からサッカーに触れることで、選手としての幅を広げ、価値を高められるだろうと思った。 サッカーを学べる新しい環境とはどこだろう? 真っ先に思い付いたのが、小さ

        • “表現する・振る舞う能力” 一流はゴールセレブレーションも上手い

          先日プレミアリーグ2のブライトンu21VSマンチェスターシティu21の試合を観に行きましたが、ブライトンの7番がハットトリックを達成して3-2で勝利をしました。若さゆえのエネルギッシュさや勢い、(何か残してやるぞという感じ)、上手さ、強度の高さ、試合内容、展開含めてレベルの高い面白い試合でした。記者やスカウトが多く観に来ていたのが納得できます。 この7番のオーストラリア出身の選手は、毎試合得点に絡んでいて、感覚の優れたいい選手だなと思い、以前から興味深い選手でした。ちなみに

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          個サルで喧嘩が起こるほどのフットボール熱

          僕はこの滞在中ブライトンで行われている個サル(アプリを通してフットサルをしたい人が集まって試合を行う個人参加型のフットサルのこと)に10回以上参加しました。ブライトンで開催されている団体の全てに顔を出したと思います。 1回1時間およそ1000円で参加できるこの個サル、毎週、いやほぼ毎日開催されています。毎回定員いっぱいになるほどの需要の高さに、驚かされますしみんなフットボールが好きなんだなって思います。 レベルは主催している団体と運にもよりますが、フットボールをただ楽しみた

          個サルで喧嘩が起こるほどのフットボール熱

          ブライトンの無料トラベルサービス

           ブライトンは、地域にとても愛されたチームで、地域社会と一体となったクラブであります。試合がない普段の生活の中でも、街を歩けばクラブの服やジャージ、タオル、マフラー、ニット帽、手袋を身に纏っている人々を多く見かけます。それは老若男女問わず言えることです。  ある日バス停にて、隣でバスを待っていたおばあちゃんと話す機会があったのですが、話をしていくとその方もシーズンチケットホルダー者ということが分かり、週末のブライトンの試合について話して盛り上がったというエピソードもありました

          ブライトンの無料トラベルサービス

          イングランド2部リーグとは

          イングランドフットボールといえばプレミアリーグなのは勿論ですが、フットボールという枠組みの中で下も上も関係ありませんし、逆にこういった下部リーグや、育成、はたまた女子フットボールの発展と厚みがイングランドフットボールの強さを支えているのではないでしょうか。 と、自分の中で薄々と感じていたので、イングランドリーグ2部に相当するチャンピオンシップ、ブリストルシティVSブラックプールの試合を観に行きました。ホームで迎えるブリストルはリーグの中位に位置していますが、FAカップでは5回

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          赤信号を守らないイングランド

          すっかり慣れてしまったイングランド生活も最初は戸惑いや驚きの毎日でした。中でも1番驚かされたことは、「赤信号を守らない」ということ。 これは歩行者信号の話です。僕ら日本人からしたら、歩行者信号機は青で渡り、歩行中に信号が点滅したら、やや焦りを見せて小走りで歩道まで向かう。赤になれば足を止め、青に変わるのを待つ。これが普通というか常識です。 しかし、イングランドでは平気で信号無視をします。目の前に車が来ないのを確認して、安全であれば赤でも渡ります。これは大通りでも同様に見ら

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          巧みなフットボール中継

          昨日行われたFAカップ5回戦をテレビで観戦して改めて思ったこと、ライブ中継が見やすい。上手い。面白い。まるでドラマ。 カラバオカップでニューカッスルを破り、6シーズンぶりにタイトルを獲得したマンチェスターユナイテッドVSウェストハムの試合を観ました。オールド・トラッフォードは見る限り満員で、水曜のナイトゲームでのカップ戦ですら、この集客って普通じゃないなと思いながら… 今回は試合内容ではなく、少し違った角度、すなわち中継技術から感じたことを綴っていきたいと思います。 ス

          巧みなフットボール中継

          サッカー観戦経験のない友人がイングランドフットボールにハマった話

           フットボールを学びにイングランドに来てから4ヶ月が経過しました。段々と僕の中で見えてきたものがあり、面白い視点から、新たな視点からフットボールを見ることができています。学べています。 これからは、それを整理しながらまとめていく(共有していく)作業へと移っていこうと思います。 今回の内容は昨年の話になりますが、今だからこそ整理して綴れそうなのでこのタイミングで投稿します。(そういえばこうだったな、なんて思いつきもありまして) 長く滞在してフットボール文化に触れているからこそ

          サッカー観戦経験のない友人がイングランドフットボールにハマった話

          仮面を外す

          はじめに イングランドに来てから2ヶ月が経った。ここまでとても充実した日々を送ってきたこともあり、時の流れの速さに驚かされている。 2ヶ月が経過して日常に、海外で生活を送ることに、毎日に慣れてきた。それは良い面もあれば、悪い面もある。 生活に慣れるまでは、毎日が必死、1日を終えることに必死になっていて、目の前のことに全てを注ぎ、変に後先のことを考えず、考える余裕もなく、 「今」に集中して生きていた。 この今に必死になっていた生活、決してネガティブな感情などなく、刺激的

          仮面を外す

          ブライトンをシーズン通して追いかける

          私が渡英を決断するにあたり、プレミアリーグの存在はとても大きな理由の一つだった。 渡英する前から、三笘薫選手が所属するブライトンのシーズンチケットを購入済み。 「プレミアリーグ観戦」に関する準備“だけ”は万全だった。笑 10月8日 この日は待ちに待ったプレミアリーグ初観戦の日。画面越しで見ていたフットボールを、現地で観戦できるなんて。。 「いつかは生で観るんだ」と意気込んでいたのに、こんなに早く現実になるとは… ブライトンホーブアルビオンVSトッテナムホットスパー

          ブライトンをシーズン通して追いかける

          なんとかなる

          イングランドに来てから2週間が経ちました。 初めての1人での海外生活に不安や恐怖が勿論ありましたが、ここまで楽しく生活できています。 それは私自身の力だけでは困難なもので、多くの出会いや縁に恵まれてここまで来ています。 そこで、今回は本当に偶然!?と疑いたくなるほどの、「出会い」について綴っていきます。 遡ること、それはカタールでのトランジットでの話。 審査が終わり、搭乗までの時間を椅子に座って待っていた。周りから日本語ではない言語が飛び交い、本当に海外へ行くんだなとソ

          なんとかなる

          渡英

           成田空港に着いて、換金をして荷物を預ける。大きなキャリー2つを預けるはずだった。事前に重さを測り、どちらも25キロ未満だった。 しかし、「10キロオーバーで、超過料金は7万円になってしまいますが。」と言われる。 そう、エコノミークラスが預けられる荷物は“合計”で25キロ未満だったらしい。  7万円は、「もう仕方ないから払うか。」と思える額ではない。笑 すぐに荷物を入れ替えて、1つのキャリーに25キロ分をつめた。「最初からこれだけで良かったやん。」と思えるくらい充実したパ