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2018年6月の記事一覧

Too much love will kill you(あるいは感度が高まり過ぎたときに起きるいくつかの事柄について)

Too much love will kill you(あるいは感度が高まり過ぎたときに起きるいくつかの事柄について)

「感度」というのはなかなか面白い尺度だと思っています。写真の世界に来て最初に面白いなあと思ったのは、絞りでもシャッターでもなく、ISO感度のシステムでした。

カメラを持たれてない方のために簡単に説明すると、ISO感度とは「光に対するカメラ側の感度」を表現する尺度です。現在のカメラはISO100から200がだいたい標準になってます。で、その標準の感度であるISO100がどういうものかというと、その

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第2章 独学者たちの物語(その2)

第2章 独学者たちの物語(その2)

3.数学者や自然科学者にも独学者
独学の数学者たち
学者では、数学に独学者が多い。実験器具などが必要なく、座学でできるからだろう。
最も有名な「素人数学者」は、ピエール・ド・フェルマー(1607年-1665年)だ。
フランスのトゥールーズで弁護士の資格を取得し、そこで法律家として一生を過ごした。
仕事のかたわら数学を独学で学び、1人で研究を続けて、確率論の基礎を作り、解析幾何学を創設した。
「フェ

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第2章 独学者たちの物語(その1)

第2章 独学者たちの物語(その1)

1.外国語を独学でマスターした人たち
外国語を独学で習得したシュリーマン
この章では、独学によって成功した人たちについて述べよう。ここで取り上げるのは、有名な人たちだ。独学で成功した人は、これ以外にはるかに大勢いるはずだ。

外国語を独学で習得した人は、大変多い。
有名なのは、ドイツ人の考古学者ハインリッヒ・シュリーマン(1822年-1890年)だ。ギリシャ神話に登場する伝説の都市トロイアの話を幼

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