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Unknown(アンノウン)書いたつもりがUnkown(ウン〇ウン)~プログラミングのスペルミスって恥ずかしい!

こんにちわ、本業SE副業WebライターのOgAzです。

私が勤めている会社では、売上管理のために社内システムを使っています。そして、その社内システムの改善や機能追加が私の本業になります。
この社内システム、私が入社する前から稼働しているのですが、おそらくリリース当初からあったのであろう潜在的バグがとても多く、本当に苦労させられています。さらにスペルミスが多いんです。

今回は、「プログラミングにおけるスペルミスってどうなん?」ということについて考えてみたいと思います。

UnknownのUnkownの間違い

本業の社内システムはPHPで書かれているのですが、その中に以下のような記載がありました(現在進行形)。

//キャンペーン不明の定義
define("_CAMPAIGN_UNKOWN", "unkown");

プログラミング経験者なら言語が違っても分かるかもしれませんが、これは定数を定義している部分で、「_CAMPAIGN_UNKOWN」という定数名を書けば自動的に「unkown」という値が入るよ、という意味です。

この_CAMPAIGN_UNKOWNの定数名はほぼすべての画面で呼びされており、入社当初からずっと「あれ?なんか変?・・・いや気のせいか」と思いながら過ごしていました。「不明」というコメントがあったので、頭の中で勝手に「unknown」に変換されていたからです。でもある日、ふと気づいたわけです。あれ?スペル違くね?

よくよく見てみるとNがない。アンノウンのNがないと大変、ウン〇ウンじゃん!!ウン〇とか入ってるああ恥ずかしい!と気づいた瞬間の、私のあの妙なハイテンションをぜひみんなに見てほしい。頭の中ではカーニバルがどんちゃん大騒ぎした感じでしょうか。よりにもよって定数なのです。うちのシステムの全プログラム内にウン〇ウンがいるわけです。これ書いた人恥ずかしっ!と思いました。

スペルミスのあるプログラミング

当たり前ですが、プログラムは動けば問題ありません。たとえばウン〇ウンがプログラム中に登場しまくっていたとしても、プログラムが問題なく動いてシステムが通常に使用できれば支障はありません。

とはいえ、プログラムというのは一度作ったら終わりではなくて、必ずメンテナンスが必要です。自分の作ったプログラムを必ずしも自分がメンテするとも限らないわけで、それゆえプログラミングの際には、知らない誰かがスペルミスのあるプログラムを読んだときどう感じるのかを考える必要があります。

私がUnkownを見て感じたのは、「うわこれ書いた人、恥っず!きっと初心者レベルなんだろうなあ」でした。書いた人と実際に会ったことはありませんが(名前は知ってる)、会わなくてもその人のレベルを推し量りました。「こんなミスするやつ、大したレベルじゃない」と。正しいコード、正しいスペルを書くのはエンジニア、プログラマーなら基本中の基本です。あほみたいなミスするやつは、その程度のレベルなんだなと思われても仕方ないということです。ささいな不注意が自分で自分のレベルを下げてしまっているのです。

我が家で盛り上がったウン〇ウン祭り

我が家には小学生男子が二人います。ウン〇ウンがあまりに衝撃的だったので、子どもたちにも当然話しました。小学生男子はうん〇とか大好きなので、そりゃもう大盛り上がりです。

「あんのうん」はある日突然「N」を失い「うん〇うん」となってしまい、世界を征服しようと考えた。みたいなよく分からないストーリーが子どもたちの中で出来上がり、私も面白くなって動画を作ったりしました。※趣味で動画編集もやります

先日小学校を卒業した長男は、Scratchというプログラミングを勉強しているのですが、そこで上のようなストーリーのゲームを作っていました。本人曰く「クソゲーなので永遠に封印した」らしいですが。

何が言いたいかというと、ちょっとしたスペルミスしただけなのに、見ず知らずの誰かからこんなふうに馬鹿にされてるかもしれないよってことです。Nを失っただけでUnknownの運命は大きく変わってしまったわけです。かわいそうなあんのうん。

まとめ:自分を低く見られないために

スペルミスはプログラムに大きな影響を及ぼすものではありませんが、単純に「人として恥ずかしい」ということを頭に入れておいてほしいと思うのです。簡単にチェックすれば防げるはずのことなんですよ、それって。スペルミスも含め、「第三者にも見やすいコードを書くこと」は、プログラムやシステムの向上に大きくつながるものです。たかがスペルミス、されどスペルミス。初心者はとくに疎かになりがちですが、エンジニアやプログラマーのレベルが低いと見下されないためにも、毎回コードレビューはしっかりすることを心がけましょう。

ウン〇ウンという唯一無二のキャラクターが生まれたので、今回のスペルミス、我が家的には万々歳だったんですけどね。

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