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「アウトリーチ」で日本のカウンセリングを変える

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アウトリーチを訳すと、「外に手を伸ばす」ということ。

具体的に話すと、

カウンセラーは普段自身のカウンセリングルームでクライアントを待ち、そこに来た人にだけカウンセリングすることができるけど、
まず「カウンセリングに行く」という行為そのもののハードルが高く、
本当にカウンセリングを必要としている人だとしても、そのサービスを受けることができない状況が多い。

引きこもりだとか不登校だとか、そういった問題に直面している人は、まず「家から出る」「部屋から出る」こと自体難しいかもしれないし、
対人恐怖や不安も重なって知らない人に相談する気持ちになどならないかもしれない。

引きこもりや不登校でなくとも、「カウンセリングに通っている」と言うと、日本ではどこか「弱い人」扱いされそうで、人に言いづらいし、二の足を踏みやすい。

だからこそ、訪問支援を行うことができる心理師の存在が必要である、
訪問とまではいかなくとも、地域と連携して、よりカウンセリングにアクセスしやすい環境の造成をすべきだ、

というのがカウンセリング界の「アウトリーチ」。

初めて聞いた時、「その通りだ」と思った。
同時に、「でもどうやって?」とも思った。

その時私は教員だった。
子供の顔色、声色、色んなことを察知して、
必要があれば数時間かけて話を聞いたり筆談したり、
とにかく目の前の子供の理解に文字通り粉骨砕身していた。

そんな中、スクールカウンセラーの力を借りるべきだと思った案件で、
その子や親が「カウンセリングを受ける」ということに抵抗を示したことが少なくなかった。

違和感があった。
私が今あなたと話していたようなことを、より専門性の高い人とするだけなのに。
何も変わらない、むしろ良くなる可能性のほうが高いのに。
私相手ならできて、
カウンセラー相手だと嫌なのか。
同じ行為なのに。
私よりずっと上手な人が相手なのに。

いつも接している学校の先生だから話せたことだったのだろう。
たとえ専門性が高くても、知らない人に「カウンセリング」だなんて仰々しいことをされたら、
自分は弱いという烙印を押されるような気がしたんだろう。

その時、カウンセリングへのアクセスのしづらさ、壁の高さを痛いほど感じた。
見えない無意識のプライドが、日本中でカウンセリングへのルートを邪魔している。
だから「予算がつかない」なんて阿呆みたいな理由で何十年もスクールカウンセラーは学校に常駐できないんだ。

教育に投資できない国があるものか。予算なんかつけるものだ。つかない訳が無い。

カウンセリングへのアクセスをしやすくするために、
カウンセラーがアウトリーチの精神で、クライアントを探し、見つけ、手を伸ばし、捕まえること。
どうやって?」の答えはまだ明確には見つかっていないけれど、
私は日々それを探し、実行している。

クリニックやカウンセリングルームで待っているだけではダメ。
カウンセリングへの抵抗が少しでもなくなるような発信を。
欧米諸国のように、人々にとってのカウンセリングを身近で気軽なものにするために。

カウンセリングって、弱いから使うものじゃないよ。
少し立ち止まった時、ふと話したいことがあった時、自分を客観視したい時、
カウンセリングはいつもあなたのそばにあるんだよ。

まだまだ、まだまだ、伝え続けたい。
この国の見えない壁を、壊す日まで。

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