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そして5年が経って、今

「雪柳」さん、「あうこ」さん、と呼ばれることが増えました。
筆名で生きる日々が確かなものとして在ること。そのことをありがたく、うれしく思う日々です。

「雪柳あうこ」を筆名として初めて使ったのが2018年。そして2019年夏の終わり、わたしはnoteやXなどのインターネット・SNS上に現れて活動を開始しました。以降、毎年この時期に1年毎の活動を振り返っています。今年も振り返りつつ、今とこれからのことをゆっくりと考えてみたいと思います。 
(※最後の方にお知らせがあります!よかったら最後だけでも覗いてみて下さい)

■詩

・主宰詩誌の継続と展開 ~詩誌La Vague~

2023年より主宰している 詩誌La Vagueは、2023年10月にVol.1を、2024年4月にVol.2を発行することが叶いました。10月にVol.3 発行予定です。
2024年3月には対面のイベントを実施するなど、少しずつ軌道に乗ってきたかな、と感じます。多彩なゲスト寄稿に感謝しつつ、一歩一歩踏みしめ、一冊一冊を丁寧に送り出してきたいと思います。ぜひご覧ください。

・作詞・音楽への広がり ~ぜんじおん(全日本児童音楽協会)~

ことばと音楽の両方にかかわれる活動にチャレンジしたいと思っていたところ、一般社団法人 全日本児童音楽協会 (ぜんじおん)第4回 新しい子どものうた作詞コンクールにて、拙作「秋のてのひら」チューリップ賞(最優秀賞)をいただきました。感謝です。
この詩は、作曲者のSEIGIさんに曲をつけていただき、2024年8月にぜんじおん主宰の「あたらしいこどものうたフェスティバル」にて初演されました。
すばらしい曲と演奏ですので、ぜひ以下のリンクから聴いてみて下さい。また、ぜんじおん編『ぜんじおん 子どものうた2』(2024年)に詩と譜面が収録されています。
また、今年よりぜんじおんの作詞会員となりました。これからも作詞を続けていきたいと思います。

・投稿欄の選者として ~日本現代詩人会~

そして、2024年の1年間は、日本現代詩人会の投稿欄の選者(32~35期)として、皆さんの詩を読ませていただき、選評を書いています。32期、33期の選を終え、今34期の詩を読んでいます。
詩を書かれる方、ぜひあなたの詩を読ませてください。引き続き、ご投稿をお待ちしています。

・朝日新聞への寄稿(「あるきだす言葉たち」)

ご依頼を頂き、朝日新聞「あるきだす言葉たち」に詩を寄稿いたしました。詩・短歌などを毎週取り上げているコーナーで、いつか寄稿出来たら……と思っていました。多くの方に読んでいただけてうれしかったです。

・その他(詩)

雑誌「詩と思想」や、詩誌『凪』にも寄稿(2024年に入って休会)。創刊号から参加している写真詩誌『mare』2号(amazonで買えます)へも寄稿しました。また、『凪組アンソロジー』の参加など、あれこれと書かせていただく機会をいただきました。感謝。

■小説

・第6回西の正倉院みさと文学賞 審査員奨励賞

昨年秋に書いた作品を、審査委員奨励賞にとっていただきました。
作品「夢のまた夢の」は、作品集に収録されて出版されました! ぜひお手に取っていただけましたら幸いです。
授賞式に行かせていただきましたが、この賞の源となっている宮崎県の「美郷町」は本当に神秘的で興味深い町でした。またいつか訪ねたいなぁ。

・シロクマ文芸部

創作の意欲をもらうべく、小牧幸助さん主宰のシロクマ文芸部に加入させていただきました。今はときどきお題に沿った掌編・散文詩をnoteに書くのが精一杯ですが、この先の1年は長編にもチャレンジしたいなと思います。

■書評やエッセイ

ご依頼があって、書評をさせていただきました。とても挑戦的な経験となりました。
雑誌「飢餓陣営」には引き続き、まもなくでるVol.59にもエッセイを寄稿しています。多くの素晴らしい書き手様たちの中、執筆の機会を頂き、己と格闘しながら書いています。

【書評】「しにかけてまでやることだよ 宮尾節子・佐藤幹夫『明日戦争がはじまる【対話篇】』に寄せて 」 飢餓陣営Vol.58  2024年2月

■これからのこと ~お知らせ~

雪柳あうこの5年目は、ことばと真摯に向き合いつつ、またことばと楽しく戯れてきた1年間だったと感じます。今いただいている原稿・任などをこれからも真摯に務めつつ、6年目も一歩一歩、楽しむことを忘れずに、己の表現を磨いていけたらと思います。

そして、そして。お知らせです。
さまざまなご縁が実り、今年の秋の終わりごろ、第二詩集を刊行できそうな見込みとなりました……!5年前には考えもしなかったような道を歩ませていただいています。つながってくださる皆様に感謝です。
またきちんと改めてお知らせをしますが、お手に取っていただける機会が巡りましたら、お目通しいただければ幸いです。

あいかわらず不器用なマイペース人間ではありますが、とつとつと、真摯に、ことばと付き合っていけたらと思っています。6年目の雪柳あうこも、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


以下は、これまでの振り返り記事をまとめています。


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