#1 私が大学を休学した理由
東京にある4年生大学に通っていました。
理系でしたが、文理ワンキャンパスであったため、色んな人と出逢うことができ、今振り返っても自分の世界が大きく広がった経験だったな~と思います。
■やりたいこと探しに明け暮れた大学生時代
大半の学生同様(?)、大学受験時には特に大きな目標や夢等なく、何となく行きたい、受かりそうな大学を受験していました。
大学に行けばさすがに将来やりたい仕事も見つかるだろうという淡い期待を寄せて。
入学後はとにかかく経験を積みたいと思い、アルバイトも色々やりましたし、サークル活動や海外旅行とそれなりに大学生活を満喫していたところ、あっという間に就活が始まりました。結局特にやりたいことは見つからず。
「当時」の新卒採用は「12月に一斉解禁せよ」というのが経団連のルールだったので、3年次の冬から徐々に学内企業説明会に参加するなど、就職をスタートさせていきました。
※理系でしたが院への進学(研究)には興味がなく一般企業への就職を
考えていました
金融、商社、IT、印刷、教育、旅行、公務員など幅広く業界を見ていましたが、なんかしっくりこない。
そんなことをずっと悩みながら過ごしていました。
■なぜ「やりたいこと」に拘っていたのか?
大学1年次の頃だったと思います。父親が躁うつ病と診断され休職を余儀なくされました。長時間労働が原因ではないかとのことでした。新規部署の立ち上げメンバーに抜擢されるも、人手不足で仕方がなかったと聞きます。 その後、休職期間が長引きタイムオーバーで、結局会社を辞めざるを得なくなりました。某大手旅行会社で幹部社員を務めていたにも関わらず、このような転落もあるのかと。それからです、こう思うようになったのは。
■「Connecting the dots -点と点は繋がる」との遭遇 では「自分がやりたいこと」とは何なのか? その時自分はいわゆる「自己分析」をしていたと思います。過去にしてきた経験を振り返ったり、先輩や大人の話を聞いたり、友人たちがなぜその業界を目指すのかを聞いてみたり。そして内省した先に見えてきたものは
ということでした。 またタイムリーなことに友人から、「Appleの創始者であるスティーブ・ジョブズが2005年の米国スタンフォード大学卒業式の祝賀式で卒業生に向けて行ったスピーチがいいぞ~」と教えてもらい、その中で「Connecting the dots -点と点は繋がる」という概念に遭遇しました。 大きく共感するとともに、
と自分の志向性を改めるようになっていきました。
■「2年間の大学休学」と「1年間の海外留学」を決意
ずーっと興味があったが諦めていたことがありました。海外留学です。
他人からは「海外にいける企業に就職すればいい」「一度就職してお金を稼いでからでいい」といったアドバイスももらっていました。でもなんかもやもやしてました。「海外に行くための就活」が腹落ちしなかったからです。
留学を諦めていた理由は「勇気や自信がない」「留学費を工面できない」等色々ありました。前述した通り、父親のことがあって我が家は「この先生活はどうなるのか?」という不安が漂ってたのは事実でした。
ただそれも結局は「言い訳」であると考えるようになりました。周りの友人の中には「ワーキングホリデー」を利用したり、フィリピン等安価に留学できる渡航先を調べたりと、現実と向き合いしっかりと行動していたのです。中でも自分と似たような境遇で、留学に向けすでに準備を進めている友人がいました。彼が「休学」を決意したことを知り、話を詳しく聞く中で、自分もその選択を真剣に考えるようになりました。「休学」をすることで、留学する時間のみならず、留学費を自分の手で稼ぐ時間をつくろうと。
勿論、アルバイト代のみで留学費全額を賄うのは厳しいので、同時に奨学金制度の利用も検討していました。また休学することのメリデメ(就職活動、キャリアに影響があるかないか)についても学内のキャリアセンターに相談しに行きました。このように少しずつ課題や不安を解消していきました。
最終的には自分の行動を見守ってくれていた両親が、費用の2/3を工面してくれました。本当に感謝しています。こうして8カ月のアルバイト生活を経て、無事イギリスへ渡航し語学留学を実現させることができました。
■終わりに
このようにいざ行動してみると「できないと思い込んでいたこと」は、意外とそうでもなかったり、突破する道・手段が見つかったりするものです。
この経験から「やりたいこと」が自分の中で芽生えたときは「どんな小さなことからでいいからまず行動してみる」ことを常に心がけています。
「言うは易く行うは難し」ですが、人生は一度きりです。 皆さんは「見て見ぬふりしてきたこと」「何となく諦めていること」はありませんか? 年齢やタイミングは関係ありません。是非その一歩を踏み出してみてください。
学生は無料でご相談に乗っていますので下記リンクよりお気軽にご連絡ください。
■ホームページ:
https://niicoach.studio.site/
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