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ペットの世界のAI健康管理がやがて人間の世界にも……

 日経電子版の記事【体調管理、ペットにAIを トイレにセンサー、活動量計… 延びる寿命 生活習慣病防ぐ】は、ペットにまつわるサービスにAIを活用する取り組みに関するリポートです。



 そもそも、人間にとってペットという存在が擬人化していくにつれ、様々なサービスが登場してくる背景には、おおむね4つの要素が絡んでいるのではないでしょうか――

▶ペットをめぐる4要素

(1)『ペットの家族化』・・・ペットは家族の一員

(2)『ペットの長寿化』・・・人間同様に様々な生活習慣病のリスクが。

(3)『ペットは言葉をしゃべらない』・・・ペットは、その鳴き声や表情で
   様々なコトを訴えかけてくるが、人間の言語をしゃべる訳ではない。

(4)『ペットは自分では医療レベルの健康管理をしない』・・・ペットは、
  習慣的・生態的に健康のための行動をするにしても、人間との暮らしが
  もたらす様々な変化、病気に自分で対応できる訳ではない。


 

 大切で愛すべき家族であるペットが、人間との生活の中で獲得した長寿化によって、彼ら自身では対応できない様々な生活習慣病のリスクにさらされる時、言葉で訴えることの出来ない彼らの声なき声に耳を傾け、その健康管理に積極的に関与する事は、飼い主の自然な感情であり、人間としての責任でもあります。

 その意味で、第4次産業革命の時代の最先端のアクセラレータである『IoT+AI』を活用して、ペットの体調をモニターしAIで解析するサービスは、まさにどんぴしゃりの取り組みと言えるでしょう。その結果、ペットも健康になり、飼い主も幸福で、医療費が削減できれば、それこそ『三方良し』というものです。

 それどころか、ペットの世界で先行して実用化されたテクノロジー、システムが、人間の社会にフィードバックされるような逆輸入現象も起きてくるかも知れません。



#COMEMO #NIKKEI

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