インスタグラマーがブランドになる時~キレイを撮るから、キレイを創るへ踏み出す一歩~
日経電子版の記事【小ロットの製品作りを支援 「マイクロD2C」が急伸】は、フォロワーが数千から数万人の『マイクロインフルエンサー』と『D2C(Direct to Consumer)』の親和性をリポートした好記事です。
そもそも、私達がキレイなモノ、心に刺さるモノ、アートと関わる第一歩は、そのキレイなモノに接して記憶する、記録する、『撮る』といった行為ではないでしょうか。そして、その体験が次第に能動化して、自ら『創る』段階に達するのが、次の大きな一歩だと考えられます。
――例えば、インスタグラムでキレイなファッションを撮りためていたインスタグラマーが、次第に高まるパッションを抑えられず、自ら、服をデザインした時が、ユーザーから作る側への一歩を踏み出した時です。
その意味で、インスタグラムなどのSNSは、まさにデザイナー、アーティストの膨大な予備軍を抱えているのであって、そんな予備軍の中でも一頭地を抜くマイクロインフルエンサーには、『D2C(Direct to Consumer)』との高い親和性があると考えられるのです。
▶マイクロインフルエンサーと『D2C』との親和性
(1)マイクロインフルエンサーは、特定ジャンルに強く、濃いファン
コミュニティーを作っているため、消費に繋がり易い。
(2)濃いファンは、リピーターになる可能性が高い。
(3)マイクロインフルエンサーは、商品の尖がり度やストーリー性を
消費者にSNS発信できる。
(4)そもそも、SNSとECには親和性がある。
(5)個人による企画・製造という『D2C』の担い手の最右翼とも言える。
(6)マイクロインフルエンサーが物販に踏み出すには、中間流通を取り
払い価格を抑制するなどの施策が必要で、『D2C』と親和性がある。
(7)マイクロインフルエンサーは、SNSでの交流を通して、ユーザーから
のフィードバックをこまめにプロダクトのブラッシュアップに反映
させることに優位性がある。
このような親和性があっても、一個人がメーカーになるには、越えなければならない様々な壁がある事は明らかです。そこをサポートするのが、記事で紹介されているマイクロ『D2C』のプラットフォームサービスになります。
▶マイクロ『D2C』のプラットフォームサービス
(1)『創りたい個人』と『匠の技の工場・職人』とを繋ぐ。
(2)小ロットに対応する。
(3)受注生産なら製造・在庫リスクを回避できる。
(4)日本中に埋もれた優れた工場・素材メーカーを活性化し、地域
活性化・中小活性化にも繋がる。
マイクロインフルエンサーが、『D2C』のプラットフォームを活用して、『創る』行為に一歩を踏み出した時、そこには、日本中の消費者と工場が緊密に繋がった『D2C』経済圏が成立するのではないでしょうか。
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