#36 兼業生活「生きるために必要だから、つくる」~中村紋子さんのお話(2)
「そのままの自分」を押しつぶすもの室谷 あらためて、もんちゃんのこれまでのお話を聞かせてください。小さい頃から絵を描いていて、10代のころに写真を撮り始めたんだよね。
中村 初めて写真を撮ったとき、「早い!」って感動したの。繊細な光を絵で描くのは、すごく難しい。それを写真だとシャッターを押すだけで、こんなに簡単にできるのか!と驚きました。それからは絵を描くときに豚毛から馬毛の筆に持ち替えるように、「写真が合うな」と思うときにカメラを持つようになった。もんちゃんは頭の中にある