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あなたの「理想の人物像」とは

あなたは理想の人物像を尋ねられたとき、反射的に答えられるのだろうか。 彼/彼女のようになりたいと例えて答えるのならば、惹かれた対象を言語化することはできるだろうか。興味や関心を引くのはあなたが惹かれた対象物ではなく、惹かれた対象物に対してあなたが抱いた感情や発想を飛ばした先の思想であるから、対象物を表現する言葉を私は知りたい。現れた言葉を紡ぎ出すまでに至った価値観や醸成されてきた文化に対して私は思考を巡らせ、仮説を立て、会話をしたい。人間、同一の思考過程を辿ることはもっぱら

    • ドローイング

      僕は、美しい線が好きだ。0.2くらいの極細ボールペンの線も、油性ペンの太い方で書かれた波打つ線も、筆で書くかすれた線も好きだ。力の加え方ひとつで異なる様子になるし、望んでもまったく同じ線をかけないことに美しさを感じる。 このごろの僕は頭を掻き毟り衝動をぶつけたいとき、ノイキャンで苛立つ外界を締め出して、鼓膜が痛くならない程度の爆音で四つ打ちハードテクノを雑多に再生して脈の鼓動が増幅させながら、自分を守るように体をできるだけ小さく丸め、近くにあったペンで雑多な白紙に線を書き詰め

      • 韓国では、雨の日の食卓にチヂミとマッコリが並ぶらしい。買い物に向かう途中に同居人さんが教えてくれた。日本でいう雨の日の定番料理はあるだろうかと彼が尋ねたのですこし考えたけどすぐに浮かばない。ちなみに私は暖かい鍋が無性に食べたくなるが、周りの人たちはどうなのだろう。

        • 壁のその先

          16時の古着屋にて (前略) 引っ越して3日が経ったある日、ある人が私をイベントに誘ってくれた。 出会ったのは数少ない顔馴染みのお店の一室だった。 お店にいくと、いつも1時間くらいスタッフさんと話していたから、気づけば仲良くなっていた。 彼女はどうやら絵描きのようで、お店の一室を使って個展を開いていた。 私が挨拶をすると、どこからきたのと彼女と尋ね、門司ですと答えると、奇遇だねと彼女は答えた。 どうやら住まいは近いらしく、気分が高揚した私は若干食い気味に越してきたのが3日前

        あなたの「理想の人物像」とは

        • ドローイング

        • 韓国では、雨の日の食卓にチヂミとマッコリが並ぶらしい。買い物に向かう途中に同居人さんが教えてくれた。日本でいう雨の日の定番料理はあるだろうかと彼が尋ねたのですこし考えたけどすぐに浮かばない。ちなみに私は暖かい鍋が無性に食べたくなるが、周りの人たちはどうなのだろう。

        • 壁のその先

          華やかな孤独

          従兄弟の結婚式に参列したあと、一人で大阪・梅田の夜に繰り出した。 お祝いのための礼服を脱ぎ、家から持ってきた私服に着替える。 この日のために熟考して選んだ一着だ。 一歩外に出ると馴染みのない景色が見えて足がすくんだ。 でも出かける嬉しさがこみ上げ、徐々に気分は高揚する。 そのような時に、路上ライブに出会った。 ステージに立つ歌手の堂々とした立ち姿は、華がある。 帰宅ラッシュの時間。人が街を行き交うなかギターを肩にかけて、ひとりで歌う。年齢はおそらく、自分と2つ、あっても3

          華やかな孤独

          芸術と言葉

          心が疲れたとき、僕は近所の美術館にいくことにしている。絵のまえに立つと、絵が写鏡となり、自分の現状を示してくれるように感じるからだ。感情の揺れや考えの歪み、成長の跡、至らぬ点、それらが五感で伝わる。絵は本のように言葉を持たないから、この感覚は不思議だと常々思う。本であれば、言葉が文字に変換され、可視化された状態で自分に届く。文字の羅列のなかから、胸に止まる表現や学びの種を拾うわけだが、この作業がなんとも心地よくて、好きだ。ただ、文字を眺めているだけであっても、自然と心のコップ

          芸術と言葉

          「想う」ことで暮らしが豊かになった話

          9月30日。妹の17回目の誕生日だった。 小さなころから1つ屋根の下、家族4人で祝ってきたが、ここ数年は叶っていない。4つ歳の差がある妹は、誕生日が近づくにつれて、当日の献立とプレゼントで頭がいっぱいになり、浮き足立ちはじめる。この微笑ましい日常の一コマは、みている自分も、自然と誕生日当日が楽しみになる。大好きな光景だ。 しかし、僕は去年から実家を出て一人暮らし、高校時代は県外の高校に通っていたから、この6年で妹の誕生日を祝えたのは1度だけ。なかなか一緒に祝えていないのだ

          「想う」ことで暮らしが豊かになった話

          「居場所」の定義とは  【備忘録】

          テーマ:3つの角度から居場所の定義を考える 前回の記事↓ https://note.com/atsu1122/n/nd2f94a01c179 今回のテーマ 僕  :「居場所」と「場所」のニュアンスの違い Gくん:「居場所」と「居心地」という言葉が含む意味の違い Mさん:「居場所があるところ」と「住みたいと思うところ」の違い 僕 テーマ:「居場所」と「場所」のニュアンスの違い 問1:場所とはどのようなところか。 ー場所とは、存在する権利を与えられた領域である。  カ

          「居場所」の定義とは  【備忘録】

          「居場所」とはなにか 【備忘録】

          テーマ:「居場所」「安心できる場所」とは? 参加者:僕、Gくん、Mさん 背景僕とGくんの2人で近況報告を行うなかで、出たキーワードが「安心できる場所」と「居場所」でした。Gくんは、直近行っている活動で『コミュニケーションの生まれる場』を目指した空間設計をしています。僕は彼からこの活動の話を聞いて、「集う人々にとって安心できる場所」が活動のキーワードではないかと感じています。また、Gくんが会話のなかで発した「俺、居場所っていう言葉あんま好きじゃないんだよね」という言葉が、僕

          「居場所」とはなにか 【備忘録】

          まとめは私の解釈にすぎない。 【備忘録】

          高校の先生として出会った方と今日おはなしした。 僭越ながら、何らかの繋がりがあるように感じている。 話した内容を備忘録として記す。 テーマ 探究活動の会議における伴走の仕方について 背景(ある会議) ① 会議で意見が出ない ② 伴走者が変化や結果が出ないことに対して焦る ③ 伴走者が探究者に選択肢を提示し、選ばせる ④ 伴走者の想定内で変化が起きる。 ⑤ 伴走者が探究者の変化に対し、自身の想定を超えなかったと不満を持つ ⑥ 振り返りと称して、探究者に問題点を丸投げする

          まとめは私の解釈にすぎない。 【備忘録】

          tabula rasa

          あたまが重い。 実体がないような感覚。 自分の目で自分の頭を見たことがないと気づく。 「tabula rasa」 今日教えてもらった魔法の言葉。 頭が回らない、自分の定規でものを見ちゃう時、 一度まっさらにしてみる。 自分の持ってる知識だとか、考えとかも全部。 知識=自分 ではない。 少し前に学んだこと。 だったら知識を横に置いても、自分は消えないはず。 今日、ある哲学系の番組を見直した。 3回見たけど、理解できなかった。 すごく悔しいし、自分の頭の

          tabula rasa

          自己内省

          話せない人と話せる人の違いってなんだろう。 僕の場合、言い換えると 「相手の意見を全肯定してしまう人」と 「相手の意見に対して問いを立てられる人」 さらに言い換えると、 「肩書きで見ちゃう人」 「ひとりの人間として見れる人」 肩書きが見える人はそれだけ意識してる人 憧れを持ってる人 肩書きというのは、 知ってるもの=その人の全て であるとブランドにしてしまってる人も含まれる。 でも、肩書きはその人の一部でしかない 有名大学に通ってるとか、インターンして

          自己内省

          同級生

          同級生って不思議だ。 一瞬で時が戻る。 思い出話に花が咲き、時間がすぎる。 悩みを話したいと思ったときには電話が終わる。 なんだか楽しかった。 残るのはそんなふわふわした気持ち。

          同級生

          無意識の存在

          無意識に意識してしまう。 きっと誰でも、ひとりはそんな人がいるのではないだろうか。 僕の場合、そのうちのひとりが父だ。 父がどう思ってるのか、 いい気持ちになるか、不機嫌になるか、 考えるつもりはないけど 無意識で考えてる。 父は、何かをしろとは言わない。 これしたいと言ったら、 毎回、いいんじゃないかと言う。 そして話は終わる。 それが僕には、話を流されているような気がして、無意識に父の機嫌を伺っていた。 今日は少し腹を割って話せた。 父さんの話を噛み砕き、 その内容

          無意識の存在

          思い出の場所へ

          クリニックに行ってきた。 緊急事態宣言がでてて、不要不急の外出はだめって言われてるけど 僕にとっては必要なの。 このクリニックに行ったのは6年ぶりくらい。 この前は、小学生のときで不登校だった。 先生はお父さんと知り合いで 看護師さんも事務の方もお父さんのことを知ってる。 なんで知ってるんですかって聞いたら 「だって〇〇君は、先生のJr(ジュニア)だもん」 って言われちゃった(笑) 少し前、僕の心のもやもやの片隅を両親にぶちまけた その時のこともnote

          思い出の場所へ

          かっこつけるコミュ障

          こんにちは。 もうこのじかんはこんばんはか。 なんてどうでもいいことを書いてみる。 このnoteは特に意味もなく、 自分のぽっと湧き出る思いを書き出すことにしている。 だから、いつも書くことはばらばら。 更新も不定期。 これくらいがちょうどいいかなって思って、 そうしてる。 今日は、大学でのグループワークがあった。 コロナウイルスで、zoomでの遠隔でおはなし。 今日のは、1年生との顔合わせ。 僕はコミュ障だ。おまけにかっこつけ。 コミュ障なのに、な

          かっこつけるコミュ障