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覚悟・決断・進む! ~『ディノサン』から~

こんにちは! あたたけ です。

あいかわらず人生で大切なことの多くをマンガ・アニメから学んでいます。
前回もそんな記事でしたが、今回、皆様にご紹介&おススメするのは『ディノサン』です。

『恐竜の再生』『恐竜園』って、その時点で心が躍りますね!!!
で、最新5巻、このセリフに心を動かされました。

この世界は完璧にやったと思っても
想定した結果が得られるとは限らない
正解なんてないに等しいんだ
目指す先を決めたら
あとは覚悟を持って決断し進むだけ

ディノサン5巻182・183ページ 木下いたる/新潮社

病気になった恐竜の治療方針(治療効果とQOLのバランス)で迷う医師の背中を押すシーンですね。
『動物との関わりを通し、人のエゴや命を考える』というのはディノサンに限らずよくある話、ある意味で王道パターンなのですが、やっぱりその都度、色々と考えさせられます。
『人に飼われるということ自体、そもそも自然な姿ではない、人のエゴなのではないか』とか、『原種はどうあれ、今は人と共に生きる(人に飼われる)ことが前提となっている種もある』とかでしょうか。
まぁ、動物を飼っていないあたたけがエラソーに言うことではないんですけどね。

さて、動物と人との関わり方は別にして、『覚悟を持って決断し進むだけ』って、どんな仕事をする上でも大切にしないとダメだなぁと思います。

あたたけが品管だからなのかわかりませんが、『指摘が仕事』と考えている人をけっこう見かけます。
ひどいときには指摘の根拠が『個人の考え』でしかないことすらあります。
それは品管の仕事じゃないだろうと思うんですよね。

『組織の継続的改善』が品管の役割であれば、最低限のレベルが『改善案の提示』じゃないかなぁと。
ついでに言えば、指摘や改善案の前提となる『あるべき姿の明示(≒基準の決定)』もやらないと、ただの自己満足で終わります。

ただ、ここまでやったところで、しょせんは他人事なんですよね。
『改善案を実行する』『組織をあるべき姿に持っていく』までしないと、組織に属する者としては不充分じゃないかと思うわけです。

そもそも、改善案の初案って、たいていは上手くいきませんからね。
計画(P)のブラッシュアップ(A)をするためには実行(D)が必須です。さらに、大抵の場合、作業量としては実行(D)が一番多いものです。

また、『実行するか・できるか』って組織内の色んな要件(≒資源)が関連します。
大枠の計画だけで満足していても意味がないんですよね。
『計画を実行可能なレベルまで具体的に細部をつめる』のが大切ですし、そこが一番大きな壁になるような気がします。

品管の仕事として、(大枠の)計画(P)&確認(C)、あるいは計画の修正(A)がメインだとしても、実行(D)に手を出さないと『メンドーなことを押しつけているだけ』と見なされるのは、人の心理として当然な気がします。

あたたけの前職は『食品衛生コンサルタント』という、組織にとっての他人でしたので、『改善案の実行』は仕事ではなかったです(そもそもそんな権限はなかったし)。
が、『事業者の品管担当』という立場では、いくら良い提案をしても『実行』とか、それに伴う『覚悟(≒責任の自覚)』とかがないと、『で?』で終わり、当事者ではない・何も仕事をしていないと見なされるんですよね。

まぁ、『あるべき食の安全』という錦の御旗を掲げているわけですから、ハッキリとダメ出しされることはあまりないんですけどね。
それでも、『評価されてないなぁ』と感じることは多々あります。
そんなこんなで『評価は実行しないとついてこない』と気づいたわけです。
もしかしたら、『ダメ出しされない≒評価されている』と考える人は品管の適正がないのかもしれませんね。

当然、『改善案を実行する』『組織を変える』は1人ではできません。
でも、どうせできないからと、何もやらないままでは何も進まないんですよね。
まずは、『できることを実行する』『覚悟を持って一歩でも進む』ことで、周りが手を差し伸べてくれ、組織が変わるきっかけになるんだろうなぁと思うのです。

結局、『覚悟を持って決断し進む』ことができない人は、いくら正しいことを言ったところで誰も共感や支援はしれくれないのです。
『周りが協力してくれない・助けてくれない』のは、単純に覚悟が足りない結果なんだと思います。
この辺りが『他責ではなく自責が大切』と言われる所以かもしれませんね。
『1人で抱え込む』のではなく『周りに覚悟を示し、共感・協力を得る』ために自責の姿勢が大事なんでしょうね、たぶん。

ということで、『ディノサン』、梅子はどうなるんだ!!!と次巻を楽しみに待つ今日この頃です。

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ではでは。今回はこの辺りで!

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