6.21 恋しい東南アジア ベトナム⑤
おはようございます。
昨日は15時に食べた「壮麗なるチベットの王冠」という名のクレームブリュルレに感動しました。
けれど日食だったせいか、なんだか頭が重くて寝てしまいました。
続きです。
それから、スコールの熱帯夜の中で冷水シャワーを浴びてクーラーを消して寝る僕たちは、
毎朝、髪が乾いていないせいなのか汗なのかわからない、びっしょりの状態で目覚めていました。
最初の方は、1日の始まりからぐっしょりで最悪な気持ちで目覚めていましたが、安いクーラーをつけて数分経つと部屋がカラッカラッになるので、それを知ってから何も思わなくなってきました。
人間の「慣れ」って善か悪かわかりませんね。
そして、毎日朝はとても良い天気なのです。
東南アジアのスコールはほとんど夜だけだと、どこかで聞きましたが、本当にその通りなのです。
宿泊地から大学まで徒歩で15 分ほど。
そんなに遠い距離でもないのに、毎回行きも帰りも、現地の学生が送り迎えをしてくれます。本当に親切なのです。
朝の7時前後はベトナムもラッシュの時間帯ですが、日本との違いは交通手段のほとんどが原付であることです。
あまりにも道路が混雑するので、歩道に乗り上げてくるのは当たり前です。
お父さんとお母さんに子ども2人を挟んだスタイルで一家で原付に乗る家族、3mほどの梯子を担ぎながら乗るお兄さん、鳥籠を幾つも積んで絶妙なバランスで走るおばあさん。
後にきいたのですが、ベトナムには原付を乗るための免許の取得が中学生でも可能なほどで、日本みたいに厳格な試験があるわけでもないそうです。(どこの国と比べても日本は料金も手数も高すぎると思いますが、安全第一ですね。)
それにしても、ベトナムの人々は器用に運転しますが、宿泊先から大学までを彼らがサポートしてくれるわけがよくわかります。
大学では、毎日3コマほどベトナム経済の現状や簡単な言語の講義を受けました。
昼と夜は大学の食堂でご飯を食べます。
ビュッフェスタイルで、毎回ちょっとずつ違うおかずが並んでいるのですが、毎日並んでいるものがあるのです。
一言で言うと虫です。
何かの幼虫を素揚げにしたようなものです。
僕は最初、その前を通る度に目を逸らしていましたが、現地の学生は美味しそうに食べるし、何より、入れ替わるおかずもある中で毎日それは在るのです。
ある夜、食堂に向かう道で友達が言いました。
「あの虫食べてみたくない?」
実は、僕も食べてみたかったのです。
数日前まで目を逸らしていたのに。
本当に慣れってすごいですね。
食堂の席について、僕たちはいっせいのせで口にそれを入れました。
噛んでみると、ピーナッツのような香ばしさが口の中に広がりました。
しかし、それが虫だと思った瞬間僕は一噛みしただけで飲み込んでしまいました。
友達はよく味わっていました。
僕たちの結論としては、
「意外と美味しかった」です。
後でそれをネットで調べてみると蚕の蛹のようでした。(多分)
P.S.
配られていつも着ていた、ちょっと目立って恥ずかしい黄色いポロシャツ(ユニフォーム)です。
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