辛い。苦しい。イヤだ。口に出してもいいのだ【短編】
ご高覧いただきありがとうございます。
言葉が人を作り出す。
なんとなく同じようなニュアンスを聞いた事がありませんか?
最近、このような言葉と自己啓発を繋げる書籍なども多いですね。
メンタルセラピーの世界では『口癖を変えるセラピー』もあります。
実際に口癖を変えると心には大きな影響を及ぼします。
しかし、私はそれ以上に重要な『口に出すべき言葉』があると思います。
「嫌だ!」
「辛い!」
「怖い!」
「苦しい!」
「不安だ!」
このようなネガティブな言葉です。
本来ならばネガティブな言葉は口に出すべきではない。
こう考える人の方が圧倒的に多いでしょう。
ところで、アナタは「愚痴を言った方がいい」という言葉。
聞いた事はありませんか?
まさに先人の知恵。
自身の不満や不安を言葉にする。
それは実はとても有効な癒しでもあります。
つまり逆を言うなら……
『言葉を吐き出さなければ、いつか人は抱え切れなくなる』のです。
どうしてアナタが抱え込んでしまうのか?
それは不満や不安を口に出せない環境だったからです。
例えば、
何気なく不安や不満を言ったことで辛い想いをした。
辛い事を言わないでやった方が周りから評価された。
特に口に出したことで辛い想いをした場合が厄介。
生き方に大きな影響を及ぼしてしまいます。
「辛いことがあるなら言っていいよ」
そう伝えなければ、辛さを言葉にしない人も多いのでは?
しかも日本では、我慢や忍耐が美徳である考えもありますよね。
こうした環境はやはり逆風です。
アナタも「口に出せない環境」で生きていた。
改めて振り返ると当てはまるかもしれません。
人によっては長所とされている部分。
それが自分を追い込んでしまうのは非常に残念なことです。
でも、アナタはそれだけ気を張って、歩んできたのです。
誰でもできることではありません。
そんなアナタが少しくらいは休憩するのはダメなのでしょうか?
私はそうは思いません。
他人に言えないなら、
例えば1人お風呂場で。ベッドの中で。
ちょっとくらい辛いと口に出してもバチなんて当たりません。
もし、涙が流れてきたのなら、そのまま泣いてもいいです。
なにより、アナタは『アナタの本音』に素直なっていいのです。
そう、ネガティブな言葉は時として自分の本音なんです。
アナタの中で、”何か”に気づいたのなら、これ幸い。
すると自分のやるべきことも見えてきたりします。
今の辛い状況を変えるならどうするべきか?
それこそアナタの今やるべき行動の指針になるかもしれないのです。
物事には順序があります。
そして、その順序も人によって適切な順番があると私は思っています。
いきなり、自分を変えられる人もいます。
けれど、少しずつ確実に変えていく人だっているのです。
そうして心の余裕をつくってからで良い。
『言葉を変えて、自分も変えよう!』はその後でも良いんです。
ご高覧いただきありがとうございました。
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