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疑念がいっぱい

大阪万博会場の「大屋根」が完成したというテレビニュースを見た。
「世界最大の木造建築物」だそうだ。
このときのニュースでは、その2日前に朝日新聞デジタルが報じた「万博の会場建設、追加費用52億~62億円計上へ 理事会で決定方針」は、伝えられていない。
閉幕後の再利用はわずか4分の1となる見込みということ、その引き取り手のほとんどは入札額を「無料」としていることなどは、朝や夜の一般のニュースで耳にしたことはない。

暴風雨にさらされた木造の大屋根は、朽ち果てる前に撤去されるのか。
その費用はいくらなのか。
おそらく中抜きされての発注なのだろうが、その額は適正なのか。
業者と行政の長や中央の政治家たちとの関わりに不正なものはないのか。

過去にタンカーが橋げたにぶつかるほどの大型台風があったが、暴風で破損した木片が他の建物まで飛んでいく危険はないのか。
埋立地ということで、ほかより風が直撃するのではないのか。
そのようなことも含めて、地元ニュースでは報じられているのだろうか。
全国ニュースでは、完成に対する安堵と祝賀のニュアンスしか伝わってこない。

中抜きといえば、「東京五輪でパソナ(派遣会社、竹中平蔵)の中抜きが98%」という話もあったが、それが嘘でも真でも、たとえばその件についての討論や弁明がメディアで企画されたというのは聞かない。
そうだったともそうでないとも、メディアは何も伝えない。

ちなみに、私が登録している派遣会社の中抜き率は38%くらいで、案件によって35~40%ほどの幅がある。
これは長年にわたって複数の派遣会社で確認している。
なぜなら、私は業務上、自分の派遣料の請求書を処理しているからである。
クライアントは派遣会社に時給2500円を支払ったとしても、労働者である私たちスタッフの手には1800円しか渡らない。

しかし、人事や経理部門でなければ、現場の上司でさえそれを知らないことが多い。
同じ業務であっても派遣会社によって料金や料率が異なるので、スタッフが現場で金額のことを口にしないというのは暗黙の了解事項となっている。

私は、現場の上司には言っちゃうけどね。
会社はこんなに払ってるけど、私はこれしかもらってないんですよー。
この業務内容でこの金額って安くないですかー、と派遣会社に値上げを交渉する前に、あらかじめ現場に根回ししている。
バレて叱られても屁でもない。
だってそれは本来は、派遣会社の営業の仕事。
私が代わってやった結果、派遣会社の中抜き収入も増やしてやっているわけだ。
礼を言われるならまだしも、文句を言われる筋合いはない。

五輪の98%は本当かどうか知らない。
原発で働く方々なども、かなりの中抜きをされていると思われるが、いずれも不適切な中抜きに対して突っ込む大手のメディアはなかなか見当たらない。

原発といえば、以前にNHKの「100カメ」で「福島第一原発」の廃炉作業の最前線にカメラが入ったが、これが再々放送されて、9/16の0:54までNHKプラスで配信されている。(NHKプラスは無料)
デブリ取り出しの件は報道もされたが、短時間のニュースでは想像もつかないような現場の緊張感に息をするのも忘れて、前回配信時と合わせて2回見た。
まあ、NHKは、こんな過酷な現場ではミスも中断もやむなしという政府の印象操作を担っている部分もあるやもという疑念はありつつ、実際に危険な作業に取り組んでいる場面では素直に圧倒された。

NHKといえば、「国会中継」も、ニュースではほんの一部しか報じられない。
こちらは、(私は)政府寄りの明確な印象操作を感じるので、できる限りライブ配信やアーカイブで全部を見るようにしている。

マイナカードが保険証だけでなく運転免許証とも結びつけるというニュースもあった。
マイナ免許証にしたら講習がオンラインで済むようになるとのことだが、視力検査は必須なので、結局出向く必要があることは変わりない。

更新の手数料で差をつけて、マイナ免許証が安いという理由で利用者を増やしたいのだと思うが、今後この格差が広がって、従来の免許証では大きな負担増となっていき、マイナ一本化に誘導すると想像するのは難くない。
現に、そもそもが任意取得であったマイナカードを保険証と結んで、12月には強引に紙の保険証の発行をやめるというところまで来ているのだから、「いまは任意」「いまは選択できる」としていても、まったく信用ならない。

2015.11.8

私には、政府(今回総裁選に出ている候補者含めて)が、お金集めとそれに協力してくれた企業のために、マイナ普及に必死になっているように見える。

私の通っているクリニックには、「紙の保険証も変わらず使えます」という張り紙が受付の横にバンと張ってある。
マイナ保険証が強制で、もう紙の保険証では医療が受けられなくなると勘違いしている人がいるかもしれない。
ラジオやテレビの短いニュースがすべての情報源という高齢者もいる。
それで治療が遅れて命にかかわる可能性もあるのだから、こういうことは事前にきちんと伝えてほしいもの。

目安の2000字を超えたので、そろそろやめにしたいが、こういう話はいくらでも出てくる。
最後に、レプリコンワクチンの件。

東京都がいまは有償となっているワクチン接種に補助金を出すというニュースがあった。
しかし、開発した国でさえ使用を承認していない、日本しか承認していないレプリコンワクチン(開発は日本のMeiji Seika ファルマではなくアメリカ、治験はベトナムが実施)が、10月からの接種に使用されるのか、何のアナウンスもない。
自治体によって違うのか。
なら、自治体ごとに何を使うのか告知があるのか。
市民が、種類を選べるのか。

いま、レプリコンワクチンと検索すると、歯科や整形外科などのクリニックから「接種した患者さんはお断り」というお知らせがわんさと出てくる。
私も、秋からは温泉やプールを解禁しようと思っていたのだが、この接種者が増えるのならあきらめたほうがいいかもしれないと失意を覚えている。

自己増殖型のこのワクチンは、シェディング(非接種者に感染)する危険性をはらんでいる。
自分さえ気を付けていれば済むという段階を超えて、不可抗力の危険性だ。

私は、mRNAの2回目接種の折、ひどい副反応に見舞われた。
発熱は想定内だったが、あまりの激しい動悸と息切れに、心臓が止まるのではないかと思った。
2021年の9月の初めのことだから、夏の感染爆発は継続していて、当自治体は救急車の台数が足りておらず「呼んでも来ない」という事案が続発。
そういう人たちのために、副反応時にとりあえず自分でできる処置を教えてくれる機関があった。
そこに電話して、状況を説明。
私はパルスオキシメーターを備えているので、随時計測しながら数値を報告すると、「すぐに救急外来にかかってください」と言われた。
ただし、救急車は呼んですぐ来るかはわからない。

心筋炎の疑い、ということだった。
酸素飽和度も低い。
息ができない。
このまま心臓が止まるかもしれない。
死を覚悟した。

救急車はあてにならないので、お隣の友人に車を出してもらって救急外来に駆け込んだ。
非常に混んでいたが、最優先で検査してもらい、様子を見ているあいだに「ここは病院であり、すぐに対応してもらえる」ということが精神的に安心感をもたらしたのもあって2時間ほど休んで帰宅できた。
心筋炎でなくて良かったけれど、これもひとつのワクチン副反応だろうということだった。
いま思えば、去年の夏に罹ったコロナ本体の症状より重い。
去年もつらかったが、死ぬとは思わなかった。

このようにワクチンの副反応は、私にとって命を脅かすほどの恐ろしいものなのだ。
友人の中には6回も7回も打っている人がいるが、それはその本人の自由。
私の「もう打たない自由」と同等なもの。

しかし、シェディングがあるとなれば話は別だ。
私の「打たない自由」(副反応で死なない権利)みたいなものを侵すものだ。
このワクチンが多くの対象高齢者に打たれれば、打った本人は「ワクチン打ったから大丈夫」とばかりにあちこち出歩き、コロナウイルスではなくワクチン副反応をばらまくことになりかねない。

はたしてこういう情報は、どこかで伝えられているのだろうか。
検索すれば、危険性は山ほど書かれているが、そういうものを目にする機会もなく、従来通りと信じて打つ人もいるだろう。

過去のワクチンも治療薬も、政府がメーカーと大量の契約をしていたと思われる。
それで期限までに使いきれず廃棄という話も聞いた。
きっと今回もそうなのだろう。
お金を払ったからには、デメリットは伝えずに聞こえのいいことだけを言って接種の普及に力を入れるだろう。

誤った情報だけでなく、正しい情報を「あえて伝えない」ことも、人の命を左右する。
そして、このワクチンに関しても、相当の中抜きと献金がからんでいるものと踏んでいる。

以上、ここまで書いてきた情報についても、完全に信用しているものはない。
私は自分が経験したこと以外、ときにそれすらも、本質的に何も信じていない。

冒頭の画像は、ラ・トゥールの「いかさま師」



読んでいただきありがとうございますm(__)m