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#読書感想文

真ク・リトル・リトル神話大系6-I

真ク・リトル・リトル神話大系6-I

「真ク・リトル・リトル神話大系6-Ⅰ」を読んだ。

以前スティーブン・キングの短編作品を映像で見たのを記事にアップしたのだが↓

この中のひとつ「クラウチ・エンド」の、キングの原作がこの本の中にあったので借りた。

他にA・A・アタナジオ、ブライアン・ラムレイ、F・B・ロング、ベジル・コッパーなどの作家作品が載せられている。

晴れさんに聞いたら、呼び方こそ違えどこれはクトゥルフ神話を集めたものだ

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クリスティーン/スティーブン・キング

クリスティーン/スティーブン・キング

スティーブンキングの著書、クリスティーンを読み終えた!

いや、面白かったですー‼️
映画では車(クリスティーン)自体に意思がある、という設定だけど、
原作はこの車に最初に乗っていたルベイという男の怨念が、車に取り憑いている。ここが根本的に違う。

この本を読むと、アメリカのティーンエイジャーが社会の中でどんな位置にいるのか、よくわかる。
大人からは子供だとバカにされまともに扱われず、学校で気弱な

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シークレットウィンドウ/スティーブン・キング

シークレットウィンドウ/スティーブン・キング

スティーブンキング原作の映画「シークレットウィンドウ」を観た。
そして小説「秘密の窓、秘密の庭」を読んだ。

小説家モートン・レイニーのもとへジョン・シューターという男が現れ、「俺の小説を盗んだな」と言う。
身に覚えのないモートだったが、以来ジョン・シューターは嫌がらせを始め、モートは次第に苛立ちと焦燥、疑惑を募らせてゆく。…

この話、映画と小説では結末が違う。
映画だけでも楽しめるが、そのあと

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ランゴリアーズ/スティーブン・キング

ランゴリアーズ/スティーブン・キング

スティーブンキングの「ランゴリアーズ」を小説・映画両方堪能した。

ロサンゼルスからボストン行きの飛行機が、たった11名の乗客を残し、全員が姿を消してしまう。 たまたまその便に乗り合わせていたパイロットのブライアンは、不安に駆られる乗客を伴い、バンゴアの空港に飛行機を着陸させるが…。

いや、この映画三時間もあって長い💦
だけどすごく丁寧に作られていて小説の内容に忠実である。
ほとんどのトラブル

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ITを読んだ。

ITを読んだ。

スティーブンキングのITをやっと読み終えた。
文庫本だと四冊、単行本だと上下巻。長かった!読んでみて。…映画で語られてるのはごく一部なんだ、とよくわかった。
実はとてつもなく壮大な話なのである。
遥か昔、異世界からやって来たITを封じ込めるため、緻密に計算されて送り込まれた種、その子孫たち。
なんかもう。後半になってくると、ありとあらゆる事柄が人智を超えた何かに操られその場に導かれてるのか??

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ししりばの家/澤村伊智

ししりばの家/澤村伊智

皆さまこんにちわ。ずうのめ人形に続き、「ししりばの家」を読みました。

…これねぇ。今まで読んだ三冊の中で、ワタシ的に一番痛かった(>_<)。
誰かの書評で見たのですが、かなり精神的に来る。
大まかに言うと、「家」に憑いた妖怪がヒトを惑わす話なんだけどね。

事の起こりには比嘉姉妹の姉、琴子が関わっており。
大層小さかった頃の彼女、まだ自分のチカラを使うことなどできず、ただただ怯えていた琴子が出て

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ずうのめ人形/澤村伊智

ずうのめ人形/澤村伊智

皆さまこんにちわ。ぼぎわんに続き「ずうのめ人形」読了しました!

ざっくりあらすじはですね、
雑誌社で働く藤間は、ある取材をしていたライター湯水の死体を発見する。湯水が手に入れた原稿の内容を読んでから、藤間には人形が見えるようになり…。

藤間側の人形の謎解きと、湯水が入手した原稿内容の物語が交互に入り、話は進む。
冒頭に現れる、人形(呪い)に立ち向かい、斬殺される人物は誰なのか。
「サダコ」と呼

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ニードフル・シングス、読了

ニードフル・シングス、読了

数日前の記事に続き。スティーブン・キングのニードフル・シングス下巻、読み終わった。
キャッスルロック、炎上( ̄◇ ̄;)‼️
まさにそれだああ〜〜〜😱💦💦💦

キャッスルロックに小さな店がやってきた。
店の名はニードフル・シングス。
その店が売るのは、誰かにとってガラクタでも、誰かにはかけがえのない品。
心の底から渇望するものをもし、目の前に出されたら? 誰も欲求に抗えないだろう。
だがそれ

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私の読書遍歴〜スティーブン・キング〜

私の読書遍歴〜スティーブン・キング〜

プロフには書いてないが私はかなり本を読む。
読書が好きだ、かなり好きだ。
だが 読むときと読まないときの波があるので、趣味とは公言できない気がしてさ。

過去ハマって読んだのは三国志、東野圭吾、内田康夫の浅見光彦シリーズ、池波正太郎、藤沢周平、D.R.クーンツ、スティーブン・キング。アガサ・クリスティや横溝正史は更に昔。
アメリカにいる間はとりわけ日本の活字が恋しくて、興味を持ったものを取り寄せて

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ぼぎわんが、来る/澤村伊智

ぼぎわんが、来る/澤村伊智

2015年日本ホラー小説大賞を取った「ぼぎわんが、来る」を読んだ。

幼い頃、不気味な何かの訪問を受けた秀樹。
成長した彼のもとに、再び怪異が起こり始める。やがてそれは彼の家族も巻き込んで、妻、娘も餌食(ターゲット)の対象になる。
秀樹は友人に霊媒師を紹介され、協力を仰ぐ。
彼らを守り闘う巫女たちだが、呪の原因は根深く・・・。

感想。面白かったっす!(^ ^)
物語が三部構成になっていて、それぞ

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