*アスタリスク*

某都道府県公立トップ高校→某国立大学→某大企業という、敷かれたレールの典型例のような人…

*アスタリスク*

某都道府県公立トップ高校→某国立大学→某大企業という、敷かれたレールの典型例のような人生を歩み、他方、その苦しみを痛いほど味わって「地方での起業」に挑戦、それも挫折するも、そのまま地方にとどまり再起を図っている凡人。経験だけは色々しましたので、それを伝えてまいります。

最近の記事

2022年達観 ~(残念ながら)分断の年か~

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い致します。 さて、タイトルからネガティブに煽ってしまいましたが、これまでの流れから見るに、残念ながらポジティブな見通しは描けない一年になりそうだなと思っています。 理想としての「共創社会」と現実としての「競争社会」21世紀に入り、加速度的にインターネット技術が進歩し、ネットワーク社会が本格的に発展していきました。この約20年間で生活も随分便利になり、改めて振り返るに、技術革新の凄さに驚かされます

    • 渋沢栄一vs岩崎弥太郎(「青天を衝け」より)

      大河ドラマ「青天を衝け」がいよいよクライマックスに近づいてきています。前作「麒麟がくる」がとても評判の良い戦国ものであり、今回は幕末~明治期ということもあって、事前の評判はイマイチでしたし、私もあまり期待していなかったのですが、見ると非常に引き込まれる内容で面白いですよね。脚本が大森美香さんということもあって、どこかしらか朝ドラの匂いを感じるのもまた、大河に新しい風を吹き込んだように思っています。 さて、青天を衝け。攘夷派から幕臣になり、明治維新により新政府側につき、民間へ

      • 自民党こそリベラルだという事実

        ※こちら、衆院選前の9月9日に書いて保留していた記事を起こしました。ですので、いきなり自民総裁選の話になっています(岸田さんが勝利したアレです)。【これより新たに11月10日に書き足し】から新たに書き足しました。 菅総理が退任を発表し、現在、自民党総裁選が政治の最大の関心事になっています。その中で、いろんな記事が飛び交うのはいつの時代も同じですが、高市早苗さんについて「右翼」「保守」という言葉が散見されます。そこで、そもそも「右と左」「保守とリベラル」という観点で、現在の日

        • 新型コロナウイルスがもたらしている本当の脅威

          日本国内では約1年前の2020年初頭以降、パンデミックとなり猛威を奮っている新型コロナウイルス。第一波後に一時減衰傾向にありましたが、またぶり返しが起こり、更には変異株が登場しています。日本でも2度目の緊急事態宣言発令中(2021/3/10現在)であり、ピークは過ぎた感じはあるものの、一気に収束とはまだまだいかないであろう状況です。後にも述べますがワクチンの登場、そして特効薬の登場により収束に向かうのか。まだまだ予断を許さない状況です。インフルエンザのような形になれば一旦の収

        2022年達観 ~(残念ながら)分断の年か~

          偉人は聖人君主であるべき問題(「青天を衝け」主人公渋沢栄一から考える)

          先に結論から申し上げます。私のエントリーで再三申し上げている通り、成否を分ける最大要因は運です。偉人、スーパースター。時代を彩る凄い人たちが、なぜ彼らが偉人となり後世に語り継がれる存在になったのか。全ての事例から関連する要因を紐解くと、最後に残るのは運です。ですので、偉人=聖人という方程式は全く成り立ちません(なお、成り立たないから偉人=悪人である、もまた成り立ちません。聖人のような人も居れば、そうでない人もいる、即ち、相関関係はないということです)。 それでは、渋沢栄一の

          偉人は聖人君主であるべき問題(「青天を衝け」主人公渋沢栄一から考える)

          なんかしんどくなったら一度仏教思想に触れてみるのススメ

          突然ですが、皆さんは人生を楽しんでいますでしょうか?僕は楽しいこともありつつも、やっぱり総じてしんどいなあと思うことの方が多い人生です。自己紹介でも触れましたが、決して順風満帆ではありません。いや、寧ろ逆風ばかり吹いています。ですが、こうして何とか日々を生きているような感覚です。そういう中で、家族や子供といった生き甲斐もあります。しんどい人生ですけど、最終的には幸せだなと感じています。全く思うままにならない人生ですが、結果的に幸福感が高い日々を過ごしています。 ちなみに言う

          なんかしんどくなったら一度仏教思想に触れてみるのススメ

          森さん失言問題から見る、株式会社と公益法人の違いについて〜組織ガバナンスの観点から〜

          森喜朗会長が恒例とも言うべき失言により失脚する見通しです。森さんの失言は総理時代からも日常茶飯事でしたし、どちらかと言うと「またか。。」という印象の方が強いですが、とはいえ、このグローバル時代において、グローバルの象徴たるオリンピックの組織委員会長という立場から見るに、辞任は妥当であったと思います。後任情報がゴタゴタしているようですが、是非流れを変えるようなご活躍を祈念しております。 さて、今回は森発言の是非はさておき、こういう失言がなぜ起こるのか、組織のガバナンスについて

          森さん失言問題から見る、株式会社と公益法人の違いについて〜組織ガバナンスの観点から〜

          「麒麟がくる」の信長は生ぬるい!?

          「麒麟がくる」、いよいよクライマックスが近づいてまいりました。何度か書いている通り、久々に見ごたえのある大河ドラマでしたし、各役者さんの技量の高さに感服しております。特に、本日のテーマである染谷将太さんの演じる信長は、斬新な切り口でありながら、非常にリアリティある信長像になっていて、私も染谷信長の虜になっております。 今回、そんな「麒麟がくる」ですが、あえて”やや”苦言を呈したいと思います。信長のキャラクター設定についてです。 帝と光秀が会う意味1月25日の第42回ですが

          「麒麟がくる」の信長は生ぬるい!?

          「麒麟がくる」に見る経営者の悲哀

          いよいよNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が佳境に入ってきました。明智光秀の視点、松永久秀の視点、羽柴秀吉の視点、帰蝶の視点。先週の「松永久秀の平蜘蛛」は色々な役柄によって色んな見方が出来る、とても面白い回でした。十兵衛謀反フラグも色々と立ってきていましたが、いよいよ信長との亀裂が広がり、本能寺へ向かっていく印象を与える内容でした。 それぞれの視点での考察を書きたいところですが、話があっちこっちに行ってしまいますので、今回は「織田信長の視点」で見る「松永久秀の平蜘蛛」について。

          「麒麟がくる」に見る経営者の悲哀

          webは決して双方向コミュニケーションに向いたシステムではない

          明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 さて新年1発目の話題として正しいかどうかはさておきまして、昨今私がずっと感じてきた「違和感」を整理したいと思います。 webは果たして双方向コミュニケーションに向いたツールなのかどうか。 Twitterで日常となっている言い争い分かりやすい例としてSNSを挙げます。TwitterでもFacebookでも、普段よくお使いのツールを思い浮かべてみて下さい。Twitterの方がよりオープンな世界なので理解しやす

          webは決して双方向コミュニケーションに向いたシステムではない

          そもそも漫才とは?(M-1 2020考)

          年末恒例のM-1が今年も無事開催され、マヂカルラブリーが前回最下位のリベンジとも言うべき感動的な勝利で幕を下ろしました。一方、マヂカルラブリーのネタは漫才なのか?という論争も起きていて、下記リンクのように審査員も務めた富澤さんがコメントするような流れが起きています。 サンド富澤 “漫才じゃない論争”に「変化と進化を止めないからM―1は、漫才は面白い」 そこで、マヂカルラブリーは漫才じゃないと言えるのかを考えてみたいと思います。 ナイツ塙さんの分析にヒントこの論争を考える

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          鬼滅の刃と幸福論

          鬼滅の刃、遂に最終巻が発売されました。遅ればせながら漸く入手し、読みました。マンガ作品で1巻分、最初から最後まで涙が止まらないのは初めての経験だったかもしれません。ぐうの音も出ない名作でした。 さて、その中でも特に最後印象的だったシーンがあります。極力ネタバレを避けていきたいと思います。 最後のシーンでワニ先生が描いた幸福とは?最後のシーンで、ワニ先生は幸福について描いています。これは鬼滅の刃全体を通したテーマを更に幸福論に進化させています。つまり、鬼滅の刃では、 無惨

          鬼滅の刃と幸福論

          結果を追い求め過ぎない人生を(幸福論)

          興味深く面白い記事を見ました。 「高学歴は使えない」は本当だった? 学校が率先して“マニュアル人間”を育てる異常な理由 ライターの方の細かな経歴等は存じ上げませんが、現場経験もある方のようで、非常にリアルで的確な指摘かと感じます。この記事を読んで、改めて「結果至上主義」の弊害を感じざるを得ませんでした。 日本に蔓延る「結果至上主義」私もこの方と同世代ですので、ほぼ同じような育て方をされたと思います。つまり、我々が産まれた時代は高度成長の真っただ中、バブルに突入するような

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          なぜ「Go Toキャンペーン」が実行されてしまうのか?

          2020年11月18日にリンク先のような記事が出ました。 コロナ急増、Gotoトラベルが「きっかけ」 日本医師会長 これを見た殆どの方は「まあそらそうだ」と思ったと思います。Go Toキャンペーンはコロナ禍で大打撃を受けている観光業や飲食業等を救済する目的で実施されており、コロナ感染症対策とは相容れない正反対の政策が打ち出されています。これはまさに現代のトロッコ問題であり、若い人達には是非色々と考えて欲しい課題だと感じています。 原則論としては感染症拡大防止が最優先議論

          なぜ「Go Toキャンペーン」が実行されてしまうのか?

          「鬼滅の刃」炎柱・煉獄杏寿郎に見るリーダーシップ論

          ※今回のエントリーはネタバレありですので、ご注意ください。 鬼滅の刃の快進撃が止まりません。 映画『鬼滅の刃』国内の歴代興収5位、公開24日で204億円突破 『ハリポタ』超え【ランキング一覧あり】 そして、私の鬼滅の刃について書きたい欲も止まりません(笑)よって、今回はもはや映画の主人公とも言える炎柱・煉獄さんについて。 煉獄杏寿郎の曇りなき真っ直ぐな性格 原作を読んだり、映画を見て、煉獄さんを好きになった人は沢山居らっしゃると思います。私自身、原作の頃からの煉獄推し

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          地方在住の最大のメリットとは?

          まさに私の経歴にうってつけのネタが上がっていたので、今回はこの話です。 世帯年収400~600万円で都内に住む人々の悲鳴「人間らしい生活がしたい」「子どもを産み育てる余裕はない」 正直、こちらの記事を読んでいただければそのまんまなのですが、要するに、都内だと世帯年収500万円くらいだと日常生活に支障が出るけど、地方だと持ち家があったり、子供複数人産んだり、旅行したりできる、という話。これ、全くその通りです。 地方移住の最大のメリットは「住宅コスト」これは実際に経験した人

          地方在住の最大のメリットとは?