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Matsuyama & Teshima Trip②

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松山を後にした私は、特急「いしづち」に乗り2時間半かけて香川県 高松に行きました。この日の宿は、なんて事のないビジネスホテル。
松山で撮った写真を見返しながら星野源さんの曲を聴いて、ひとりの夜にどっぷり浸っていました。
趣のある旅館や素敵なホテルも好きだけど、ひとりで静かに過ごすビジネスホテルもなかなか魅力的。小さなユニットバスも、部屋のサイズに不釣り合いなベッドも、私にとっては旅の醍醐味の一つです。


翌日、8時前に起床し、朝から豊島へ。
瀬戸内国際芸術祭の会期中だったこともあり、フェリー乗り場は長蛇の列。芸術祭が開催されていることは知っていたけれど、チケットを買うまで、結局1時間かかりました。

直島経由で、船に揺られること1時間弱。やっと豊島に到着。
無事到着したことに安堵した私は、会いたかったよ豊島〜!という気持ちが溢れていました。見渡す限り、海!なんて幸せなの…。

本当は自転車をレンタルしたかったものの、この日は全て予約済み。
数少ない島の飲食店も全て予約で埋まっており、芸術祭の凄さを目の当たりにしました。ちゃんと事前に予約をしなきゃいけないんだな、ということが今回の旅の大きな学び。

芸術祭会期中、島中にある作品案内看板


豊島美術館のチケットだけはしっかりと予約をしていたので、歩いて美術館へ向かいました。途中、休憩出来そうな海辺でサイダーを飲みながら1時間ほどみちくさ。BGMはスピッツの渚。


海辺でのむ、キンキンに冷えたサイダーの美味しさといったら…!


1時間以上歩き、やっと到着。豊島美術館は「母型」という作品が一点のみ展示されており、なんとも不思議な空間。
コンクリート・シェル構造の建物はひんやりとしていて、歩き疲れた私にとってとても居心地が良く、一日中寝そべっていたいくらいでした。
撮影がNGな場所なので、ぜひ足を運んで体感してみてください。

右側に見える白い建物が豊島美術館


美術館周辺は芝生や海が広がっており、ほのぼのした景色と空気がとてもよかったです。

こんな場所でのドライブだったりサイクリングは格別なんだろうな、ととても思います。居れば居るほど、四国の魅力に圧倒されっぱなし。

豊島では、中学時代からの友人にも遭遇。
同じ時間に、同じ場所を選ぶなんて面白いなあと思いながら、高松港まで一緒に船に乗りました。

またね、豊島


友人と別れ高松に戻ってきた頃、ちょうど綺麗な夕焼けを見ることができ、なんだかホッとした気持ちに。この日も三日月が綺麗で、嬉しかった。


その後は夜行バスで東京へ。
夜用のプレイリストを聴きながら、楽しかった四国での日々を浮かばせ眠りにつきました。
夜行バスは、旅の余韻に一晩中浸れるところが本当に魅力的だと思います。
深夜の高速道路をバスで過ごす、非日常感がとても好き。

翌朝、目の前にはよく知る新宿の景色が広がっており、初めてのひとり旅は無事終了。自然豊かな四国もよかったけれど、結局東京もなんだかんだ、自分にとって落ち着く街に変わりないな、と実感しました。

どの街も、それぞれの良さがあるよね。


帰り道に聴いていたプレイリストを添えて。


Jun.09,2022


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