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創作大賞2024 漫画原作部門

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〝創作大賞2024 漫画原作部門〟に応募した作品をまとめたマガジンとなります。
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記事一覧

「魔剣づくり」_第1鍛

「魔剣づくり」_第1鍛

〇魔王城

魔王と対峙する勇者一向(3人いる)。

アーリアス(人間の勇者・男)、額から血を滴らせ肩で息を切らしながら、
アーリアス「信じていいんだな?」

相対するヘリク(魔王・男)は無傷。
ヘリク「あぁ。俺とて魔族の王だ。契約は履行する」

壊れた魔剣。

アーリアス、ジェンド(アーリアスの仲間のエルフ・男)に目をやって、
アーリアス「頼めるか?」

瞬きする勇者一向の3人。
ジェンド「信じる

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「魔剣づくり」_企画書

「魔剣づくり」_企画書

作品タイトル:
魔剣づくり

キャッチコピー:
新米鍛冶職人、平和を叩き上げます!

ジャンル:
ファンタジー

媒体想定:
横読みマンガ

あらすじ:
勇者が魔王と『とある条件』を交わして平和が訪れた世界。
それは、五十年に一度、魔王に魔剣を献上するというものだった。
迎えた五十年の節目。魔王来日の前夜に伝説の鍛冶職人であるフォルジェの祖父が命を落とし、フォルジェが代わりに依頼を請けることになる

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「悪役令嬢バトルロワイヤル」_第1話

「悪役令嬢バトルロワイヤル」_第1話

〇モモプリアの自宅前

中世ヨーロッパ風の街並み。

モモプリアの手を取り、片膝を地面につけるルードヴィヒ。後ろには白馬。

ルードヴィヒ「僕と結婚してくれませんか?」
モモピリア(M)「いつか白馬の王子様が迎えにやってくる。そんな夢を幼い頃に抱いていた」

モモプリア「貴方の周りには無数の宝石があるはずです。なのに道端に転がる石ころを選ぶのですか」
ルードヴィヒ「仮に世界がそう定義しようとも、僕

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「悪役令嬢バトルロワイヤル」_企画書

「悪役令嬢バトルロワイヤル」_企画書

作品タイトル:
悪役令嬢バトルロワイヤル

キャッチコピー:
悪役令嬢大集結!

ジャンル:
悪役令嬢コメディ

媒体想定:
横読みマンガ

あらすじ:
公爵であるルードヴィヒと結婚した平民のモモプリア。
それに嫉妬して集まる、悪役令嬢悪役令嬢悪役令嬢悪役令嬢悪役令嬢……。
悪役令嬢が大渋滞する中、モモプリアは冗談交じりに提案する。
「決闘……なんてどうです?」
かくして、モモプリアを虐める権利を

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「ぼくは君の特効薬」_第1錠

「ぼくは君の特効薬」_第1錠

■登場人物:
 小春日和(こはるび・のどか/男/高校二年生)
・父親に地球を征服するよう命じられて、一年前から地球で暮らしている宇宙人。人と容姿の違いはほとんどないが、身体能力が異様に高かったり、超能力(物体を触れずに動かす。動物と意思疎通する。など)が使えたりする。
が、普段は力を隠して普通の男子高校生を装っている。
・つながりに飢え、無自覚に友だちを欲している。
・自身の纏う微粒子が微熱症候群

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「ぼくは君の特効薬」_企画書

「ぼくは君の特効薬」_企画書

キャッチコピー:
青春を知らない宇宙人の少年と青春をしたい病を患う少女の特効薬学園コメディ

あらすじ:
地球を征服するよう父親に命じられて地球に潜伏している宇宙人・小春日和(こはるび・のどか)は、高校二年生に進学した日に、年中微熱に侵される未知の病――『微熱症候群』を患う少女・水津羽波(みづ・はなみ)と出逢う。

和が側にいるときだけ限定的に微熱症候群から解放されることを知った羽波は、「君は私の

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「ちぷたぷさん」_第3話

「ちぷたぷさん」_第3話

■第3話:安曇高校七不思議➀

〇晴香の家_リビング(朝)
晴香「はっ…!?」
  勢いよくベッドから起きあがる晴香。
  部屋を見渡し、隣で夏樹が寝ついていることに遅れて気づく。
晴香(M)「…家だよね?」
  ちぷたぷさんのフラッシュバック。
晴香(M)「まさか実在したなんて…」
  首に手を触れる。傷はない。
  夏樹の首にも触れる。傷はない。
晴香(M)「ということは…」
  8月8日のカ

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「ちぷたぷさん」_第2話

「ちぷたぷさん」_第2話

■第2話:Re.Start

〇安曇高校_グラウンド(夜)
  ひゅうと微風の吹き抜ける生徒玄関。
  絶句する一同。
晴香(M)「…今の、なに?」
  キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り響く。
美桜「…誰よ」
美桜「おふざけもいい加減にしなさい!」
  生徒玄関をアップ。
美桜「夜間に学校に侵入するのは立派な校則違反よ!」
信二「いやいや、無理があるって」
  生徒玄関をさらにアップ。

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「ちぷたぷさん」_第1話

「ちぷたぷさん」_第1話

■第1話:1年越しの告白

○塾からの帰り道_夕方
  近い距離で並びあって歩く晴香と夏樹。
晴香「ねぇ暑いんだけど」
夏樹「俺も暑い」
  会話が途絶えた途端に、大きく聞こえるセミの鳴き声。
晴香「ねぇ涼しくしてよ」
夏樹「んな無茶言われても…」
  と、なにか閃いたような顔をして、不敵な微笑みを浮かべる夏樹。
夏樹「わぁったよ」
晴香「なに今の間」
  ジトっと目を細めて不審がる晴香。
夏樹「

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「ちぷたぷさん」_企画書

「ちぷたぷさん」_企画書

作品タイトル:
ちぷたぷさん

キャッチコピー:
惨劇と共に、秒針は動き出す――

ジャンル:
サバイバルホラー/デスゲーム

媒体想定:
縦読みマンガ

あらすじ:
8月8日、8時8分。
選ばれた人間だけがちぷたぷさんの姿を見ることができる。

それは安曇高校の誰もが知る七不思議のひとつで、晴香もその話を知っていた。

8月8日、8時8分。晴香はちぷたぷさんに殺害されて命を落とす。ところが目覚め

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「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_第3話

「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_第3話

〇光の家(リビング)
ルイス「ルイス、見たものの味がわかる」
ルイス「Food Commentなら誰にも負けない」

自信満々の顔をするルイス。

光「(そんな非現実的なことできるはずがない)」
光「(けど現に彼女は二度も有言実行してみせた)」
光「(だから……)」

光「ルイス、俺に力を貸してくれないか?」

〇評論部屋
シェフ1「(またあのボーイか…)」
シェフ2「(本物は今日も欠席か)」

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「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_第2話

「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_第2話

〇光の家(リビング)_夜
机の上に雑然と並ぶビール缶。

仁枝「なに!? もう飲めないの!?」
光「いや、飲めないってことはないですけどそろそろ潮時じゃないかなって」

顔を真っ赤にして、缶ビールを勢いよく呷る仁枝。

仁枝「はぁ。忙殺されて恋にうつつを抜かすこともなく、気づけば三十路を割って独り身まっしぐらなんだろうなぁ」
しょんぼりして瞳の端に涙をためる。

光「あはは、編集って大変ですねぇ」

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「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_第1話

「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_第1話

〇登場人物
五津光(いつつ・ひかる/23歳)
 主人公。料理評論家になるという夢に破れたフリーター。なんだかんだでカップ麺が一番うまいと気づき、カップ麺を愛している。
榊原仁枝(さかきばら・ひとえ/24歳)
 大手出版社に所属する編集。早くも落伍危機にある入社二年目。
東雲ルイス(しののめ・るいす/19歳)
『自称』家出少女。『自称』日本と欧米のハーフ。光の腹違いの妹。
美川井御菊(みかわい・おき

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「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_企画書

「なんだかんだでカップラーメンが至高です」_企画書

作品タイトル:
なんだかんだでカップラーメンが至高です

キャッチコピー:
敗れた夢にもう一度――

ジャンル:
料理評論コメディ(仕事もの)

媒体想定:
横読みマンガ

あらすじ:
五津光の父親は、国内屈指の影響力を持つ料理評論家である。
その父親が失踪したことで、息子である光が代わりを担うことになる。

一度は夢に破れた少年が、入社二年目の年上編集や、訳あり異国家出少女や、恋人のようなそうで

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