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自転車旅:アジア

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#世界旅行

アメリカの都合でかき乱され抗い続けたイランの現在

アメリカの都合でかき乱され抗い続けたイランの現在

紀元前よりペルシャとして栄え、古代オリエントを統治した大国。
7世紀にイスラム化し、13世紀にはモンゴルに征服されて荒廃した。

1935年に国名をイランと改称。
「ペルシャ」は西側からの呼称であって、本来は「アーリア人の国」という意味で「イラン」と自称してきた、ということだが他国からは反対され、混乱が生じた。

イラン人は民族的にペルシャ人であり、中東から北アフリカにかけてのアラブ人とは異なる。

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ひっきりなしに声をかけられ連れ込まれるホスピタリティの国、イラン

ひっきりなしに声をかけられ連れ込まれるホスピタリティの国、イラン

標高1000~2000mほど、イラン高原を行く。

峠に達すると、果物売りの人たちに手招きされて、チャイをいただいた。

イラン人は、角砂糖を口の中に入れてからチャイを飲む。
やってみたら、砂糖の存在感が倍増してナイス。

スイカも甘くて最高においしい。

「ジャパーン! グッドカントリー!」と言ってくれる。

日本人はイランの文化についてほとんど知らないが、イラン人は「おしん」とか「水戸黄門」と

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閉ざされているがゆえによそ者をまっすぐな目で見つめてくれるトルクメニスタンの人々

閉ざされているがゆえによそ者をまっすぐな目で見つめてくれるトルクメニスタンの人々

旧ソ連のイスラム圏、中央アジアへ。

一般に中央アジアとは、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの5ヶ国を指す。
アジアの西端に位置していて全然中央じゃないのだが、シルクロードで栄えた時代なんかは、ヨーロッパから見て中国やインドが東でこの辺がアジアの中央とみなされたのかもしれない。

「-stan」は「~の国、土地」を意味するペルシャ語。
アフガニスタンもペルシャ

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中央アジアの辺境タジキスタンで日本語を学ぶ学生たちとの交流

中央アジアの辺境タジキスタンで日本語を学ぶ学生たちとの交流

山国タジキスタンへ。

ヒマラヤから連なるアジアの大山脈の西端に位置する。
国土の半分が標高3000m以上あり、7000m級の高峰を4つ有する。

環境が変わると、人の気質もガラリと変わる。

村を通るたびに子供たちが興奮して集まってくる。
人気のないところで休憩していても、すぐに子供たちがワーワーやって来て、ひとりにさせてくれない。

他の中央アジア諸国の言語がトルコ語系であるのに対して、タジク

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川の向こうに見えたアフガニスタン

川の向こうに見えたアフガニスタン

走行中に子供たちと出くわすと、子供たちはまたワーワー騒いで、すれ違いざまにハイタッチしたがる。
ハイタッチの瞬間、すかさずリンゴを手渡してくれた子がいた。

天使すぎる子供たち。

大移動。

逆方向だったら過ぎ去るのを待てばいいだけなんだけど、同じ進行方向なのでこの子たちの中に突入して追い越さなきゃならない。

突然の雨。
雨宿りしてたらまた集まってくる。

「フォト! フォト!」と撮られたがる

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パミール高原、天近くむき出しの自然の中でも強かに生きる遊牧民たち

パミール高原、天近くむき出しの自然の中でも強かに生きる遊牧民たち

アフガニスタン、中国、キルギスと接するタジキスタン東部のパミール高原へ。

「パミール」はタジク語で「世界の屋根」。
7000m級の高峰が連なる。

村に近づくと、やっぱり子供たちが駆け寄ってくる。

パミール人はタジク人と同じくイラン系アーリア人だが、タジク語とは異なる言語を話す。

「これは何?」と聞いたら「パミールギターだ」と。

村には「Home Stay」と呼ばれる宿があり、食事付きで泊

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キルギスで食べてみたレアなあれこれ

キルギスで食べてみたレアなあれこれ

標高4336m。
タジキスタンとキルギスの国境。

中央アジアの国境には2km前後の緩衝地帯があることが多いが、ここの緩衝地帯はなんと20kmにおよぶ。
どこの国でもない誰のものでもない、20kmの空白地帯。

No Man's Land。

もし、ここで通りすがりの旅人を殺したら誰に裁かれるのだろう?

あら。

誰のものでもない緩衝地帯で天からの恵み。
腹はボヨンボヨンだから、背中から切り裂い

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シルクロードで栄えたオアシス都市、イスラム建築が輝くウズベキスタン

シルクロードで栄えたオアシス都市、イスラム建築が輝くウズベキスタン

シルクロードの代名詞ともいえるウズベキスタン。
古代より交易地として栄えたオアシス都市群が今も生きている。

サマルカンド。

どっしりとした風格、それでいて緻密で、均整のとれた美しさ。
通るたびに足を止め、みとれてしまう。

紀元前からの歴史を持つ古都だが、建築物は8世紀のイスラム化以降のもの。
13世紀にモンゴルによって破壊されたが、ティムール帝国の都となって復興し、モスクやミナレット、神学校

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カザフスタン、生命の危険を感じるほどの極寒地で旅して生きる喜びをかみしめる

カザフスタン、生命の危険を感じるほどの極寒地で旅して生きる喜びをかみしめる

日本の7.2倍、世界9位の国土面積を持つカザフスタン。

このカザフスタンを含む中央アジアすべての国と、ウクライナ、ベラルーシ、アゼルバイジャン、バルト三国、ジョージア、アルメニア、モルドバなどもソ連というひとつの国の領土だったのだから、その巨大さは異常だった。

世界最大の内陸国だが、カスピ海に面しており、資源に恵まれている。
石油や天然ガスよりは鉱物が豊富で、特にウランは世界一の産出量を誇る。

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中国のイスラム圏、新疆ウイグル自治区の奇妙な世界

中国のイスラム圏、新疆ウイグル自治区の奇妙な世界

標高900m、中華人民共和国ウイグル自治区の中心都市ウルムチ。

世界で最も海から遠い都市。
一番近い海まで2500kmある。

主にトルコ系イスラム教徒のウイグル族が居住し、東トルキスタンと呼ばれてきたが、戦後中華人民共和国に統一されて自治区となった。

ウイグル自治区の住民構成は、ウイグル族47%、漢族40%で、漢族の割合は年々増加している。
チベットと同じく、大量の漢族を流入させてウイグル独

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外国人は宿泊お断りの中国、タクラマカン砂漠で砂嵐に襲われる日々

外国人は宿泊お断りの中国、タクラマカン砂漠で砂嵐に襲われる日々

新疆ウイグル自治区は日本の4.5倍、中国全土の6分の1を占める。
その4分の1が砂漠。

英語が通じない中国だが、日本人は漢字が読めるのでだいぶ助かる。

レストランのメニューも文字を見ればだいたい推察できる。
中国語の発音はとても難しいが、「回鍋肉飯」は「ホイコーロー」と言って通じたし、「青椒牛肉飯」は「チンジャオ」と言って通じた。

中国旅行の楽しみは、やっぱり中華料理。
拌面にやみつき。

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物語の中へ迷いこんだかのような異世界、カシュガル

物語の中へ迷いこんだかのような異世界、カシュガル

標高1300m、タクラマカン西端のオアシス都市カシュガル。

人口の80%がウイグル人。
ウルムチとは違い、ここはウイグルの存在感が圧倒的で、漢族の影は薄い。

今まではモスクもミナレットも見られずアザーンも聞こえてこなかったが、ここに来て初めて、大音量のアザーンが轟くようになった。

改めて、ここは本当に中国?

どんなことを思いながら生きているのか。
言葉の壁でうまく聞けないのはいつものことだ

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カラコルムハイウェイ、中国の中のウイグル自治区の中のキルギス自治州でまた遊牧民たちとふれあう

カラコルムハイウェイ、中国の中のウイグル自治区の中のキルギス自治州でまた遊牧民たちとふれあう

中国とパキスタンを結ぶ唯一の道路、カラコルム・ハイウェイ。

崩れやすい地質で、道路建設中に多くの作業員が命を落とし、今も土砂崩れで道路が寸断されることがめずらしくない。

標高3000m。
雨が降り始めたところで、遊牧民が「泊まっていきなさい」と招いてくれた。

この帽子はそう、キルギス族のトレードマーク。
ここは、中華人民共和国新疆ウイグル自治区キルギス自治州。
さすが筋金入りの遊牧民、中国政

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辺境の谷底にひそむ美しき村、フンザ

辺境の谷底にひそむ美しき村、フンザ

パキスタン北部の山岳地帯は、以前ここにあった王国の名からフンザと呼ばれる。

次々に人が話しかけてくる。
小さな田舎街だが、皆英語を話せる。

パキスタンは1947年までイギリス領インドであった。
独立する際、インドの大部分を占めるヒンドゥー教に対してイスラム教国として分離独立したのがパキスタンとバングラデシュ。

ということで英語の通用度が非常に高い。
買い物をするにも道を尋ねるにも、英語が通じ

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