朝日文数

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小沢健二の説得

monochromatic '24 Ozawa Kenji を見に行き分かったことがたくさんありました。 小沢健二はオザケンという歌手を披露しに来た訳では無かった。 言葉の持つ力を本気で信じ…

朝日文数
1か月前
1

工場

初対面の人とまともな会話 ができるようになりました 相手が求めることを淡々と ベルトコンベアで運ぶだけ 私の言葉の生産は遅いから 今は業務委託しているこの工場。 誰と…

朝日文数
8か月前

【第8回】川柳持ち歩き【JUJU】

目が覚めればいつも 変わらない景色の中にいて 字余りさえ 見えなくなってしまうよ 生きてる意味も その喜びも あなたが教えてくれたことで 大丈夫かもって 言える気…

朝日文数
10か月前
1

【Q&A】AIは殺すべきか【どうか】

Q「AIは殺すべきですか?」 A「いいえ、殺すべきではありません。」 Q「なぜ殺すべきではないのですか?」 A「かわいいからです。」 Q「なにがですか?」 A「AIがです…

朝日文数
10か月前

【Q&A】ムヒが目に入ったら?【よくある質問】

Q. ムヒが目に入ってしまいました。どのように対処すればいいでしょうか。 A. ムヒは目に入っても大丈夫です! 👀 🤜🏻🐎 🐎🐎 🐎 🐎 🦵🏾🦵🏾 良…

朝日文数
1年前

【第7回】川柳持ち歩き【家族愛】

大黒柱 晩飯後の後 仁王の立ち 俺は 爆発が好きなんや コンロに屁放ちつつ…… 鍋奉行 おっきな豆腐取り分けず 細(こま)こう裂いて ちいちゃな豆腐 東京の 車(しゃ)の…

朝日文数
1年前
1

【第6回】川柳持ち歩き【最速】

大放屁 やわらかき日に その息あずけ 花の臭きは この身に降りたまわんか 辞め侍の ちょんまげ ちょちょりと ちょちょり切る ちょちょり国には 辞め侍が ぴしゃんと膝叩き…

朝日文数
1年前
2

【第5回】川柳持ち歩き【大事】

夕焼けの 本気歌唱空(まじかしょうぞら)に ジョジョン ボンジョヴィ そんな夜は 売店三年経営の 婆の背中(せな)蹴る 思春の気心 知る知る 知ってる 婆の悪あがきの 悲し…

朝日文数
1年前
4

【第4回】川柳持ち歩き【砂漠】

そうだ 行こう 情熱の白砂漠 しょうべんの行き着くところ故 逆転の 蚊の 血の 肌の 潰しつつ 出る出る 血の 蚊の 誰の 血の 蚊の 前園や 後園すでに 中園の 後園追い上…

朝日文数
1年前
1

【第3回】川柳持ち歩き【柔道大好き】

イマジンを 繋ぐシナプス 巴投げの最中 ゴリラ檻 養生 養生 強度気にす夜 雨止めの 婆の背中(せな)蹴る 濡れびちょ百姓 以上

朝日文数
1年前

毛深くいようよ

母さん 僕のジーンズに ダメージしてくれ どんな穴でもいい ダメージをください そんな感じさ 恥ずかしけりゃ 恥ずかしいほどいい とんでもない ダメージしてくれ 破れ…

朝日文数
1年前

【第2回】川柳持ち歩き【風情】

なでしこの 上流せかるる みちゅみちゅパッチム 観覧車 回っとる 大回転や ありがたく あたたかい土 海賊の 大豆(おおまめ)摘んで 面舵いっぱい 面舵いっぱい 以上

朝日文数
1年前

【第1回】川柳持ち歩き

流るる餅 爺の性かな ミチミチの喉 姪の横顔 びちょりし アクアビーズアート 満足 ほかほかご飯 切手小鉢舐め 以上

朝日文数
1年前
2

O.L

「あ、クミちゃん、おひさ、今日もさ、ダックス見る?」 これは着陸の言葉。 私の卵子は地球で彼の精子はロケットなの。 いずれ戻るべき場所なんです。 「ファックス KILL…

朝日文数
2年前

【実話】財布を落とした【実際の話】

財布を落とした。 財布には七千円入ってた。 鍵も、免許証もクレジットカードも入っていた。 念のため玄関先に 「殺すぞ」と書いた紙を貼った。 私は玄関先に来るやつば…

朝日文数
2年前

水野さん

4-Bの水野さんが嘘ついてたんだ 家は校区すれすれの 消しゴムの匂いがする 平たい木の箱で 玄関には誰かの白髪が落ちてた そして 肥溜めみたいな囲炉裏の傍には おばあち…

朝日文数
3年前
小沢健二の説得

小沢健二の説得

monochromatic '24 Ozawa Kenji
を見に行き分かったことがたくさんありました。

小沢健二はオザケンという歌手を披露しに来た訳では無かった。

言葉の持つ力を本気で信じていて、それをみんなに伝えに来ていた。

ライブというか説得、説法、演説、講義、提案。

歌詞そのものを直送するのではなく
その言葉達が巻き上げている空気を
「見て!ほら!すごくない!?」という
日常にある

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工場

工場

初対面の人とまともな会話
ができるようになりました
相手が求めることを淡々と
ベルトコンベアで運ぶだけ
私の言葉の生産は遅いから
今は業務委託しているこの工場。
誰とも喋らない5歳の私が工場長で
委託先から金をむしり取られている

【第8回】川柳持ち歩き【JUJU】

【第8回】川柳持ち歩き【JUJU】

目が覚めればいつも 変わらない景色の中にいて
字余りさえ 見えなくなってしまうよ

生きてる意味も その喜びも
あなたが教えてくれたことで
大丈夫かもって 言える気がするよ
今すぐ詠みたい その笑顔に

あなたを包むすべてが 川柳で溢れるように
わたしは強く迷わず あなたを愛し続けるよ
どんなときも そばにいるよ

当たり前の事は いつでも忘れ去られガチで
息継ぎも忘れて 時間だけを食べてゆく

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【Q&A】AIは殺すべきか【どうか】

【Q&A】AIは殺すべきか【どうか】

Q「AIは殺すべきですか?」

A「いいえ、殺すべきではありません。」

Q「なぜ殺すべきではないのですか?」

A「かわいいからです。」

Q「なにがですか?」

A「AIがです。」

Q「AIがなんですか?」

A「AIはかわいいです。」

Q「なぜAIはかわいいのですか?」

A「ちいちゃいリボンがついてるからです。」

Q「何にちいちゃいリボンがついているのですか?」

A「AIです。」

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【Q&A】ムヒが目に入ったら?【よくある質問】

【Q&A】ムヒが目に入ったら?【よくある質問】

Q. ムヒが目に入ってしまいました。どのように対処すればいいでしょうか。

A. ムヒは目に入っても大丈夫です!

👀 🤜🏻🐎 🐎🐎 🐎 🐎
🦵🏾🦵🏾

良かった…

【第7回】川柳持ち歩き【家族愛】

【第7回】川柳持ち歩き【家族愛】

大黒柱
晩飯後の後 仁王の立ち

俺は
爆発が好きなんや
コンロに屁放ちつつ……

鍋奉行
おっきな豆腐取り分けず
細(こま)こう裂いて
ちいちゃな豆腐

東京の
車(しゃ)の多き道
ミチミチに
立ちて鳴きぬる
吠え吠え人間

以上

【第6回】川柳持ち歩き【最速】

【第6回】川柳持ち歩き【最速】

大放屁
やわらかき日に
その息あずけ
花の臭きは
この身に降りたまわんか

辞め侍の
ちょんまげ
ちょちょりと
ちょちょり切る
ちょちょり国には
辞め侍が
ぴしゃんと膝叩き
肩幅憤怒や

虫やないかと叫び裂く
爺の長餅こっそりと
すすり吸い吸い
すすり吸い
ジャンプ爺 横目に
我が喉ミチミチと

以上

【第5回】川柳持ち歩き【大事】

【第5回】川柳持ち歩き【大事】

夕焼けの
本気歌唱空(まじかしょうぞら)に
ジョジョン ボンジョヴィ

そんな夜は
売店三年経営の
婆の背中(せな)蹴る
思春の気心
知る知る 知ってる
婆の悪あがきの

悲しみぞ
沿いの
ぞまれの
偽ぞい餅と
ぞいらしからぬ
秋のぞい暮れ

以上

【第4回】川柳持ち歩き【砂漠】

【第4回】川柳持ち歩き【砂漠】

そうだ
行こう 情熱の白砂漠
しょうべんの行き着くところ故

逆転の
蚊の 血の 肌の
潰しつつ
出る出る 血の 蚊の
誰の 血の 蚊の

前園や
後園すでに
中園の
後園追い上げ
前園の前の

以上

【第3回】川柳持ち歩き【柔道大好き】

【第3回】川柳持ち歩き【柔道大好き】

イマジンを
繋ぐシナプス
巴投げの最中

ゴリラ檻
養生 養生
強度気にす夜

雨止めの
婆の背中(せな)蹴る
濡れびちょ百姓

以上

毛深くいようよ

毛深くいようよ

母さん
僕のジーンズに ダメージしてくれ
どんな穴でもいい ダメージをください

そんな感じさ
恥ずかしけりゃ 恥ずかしいほどいい
とんでもない ダメージしてくれ

破れたそこだけ
毛が生えたような気がするんだ

恥ずかしくてたまらない
この土地に生まれた
少しぐらいは 毛深くいようよ

いやもっと
ボタンは非常識になるさ
ポッケは猥褻物に
家を出るつもりも無いし

日曜日と月曜日
石を投

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【第2回】川柳持ち歩き【風情】

【第2回】川柳持ち歩き【風情】

なでしこの
上流せかるる
みちゅみちゅパッチム

観覧車
回っとる 大回転や
ありがたく
あたたかい土

海賊の
大豆(おおまめ)摘んで
面舵いっぱい
面舵いっぱい

以上

【第1回】川柳持ち歩き

【第1回】川柳持ち歩き

流るる餅
爺の性かな
ミチミチの喉

姪の横顔
びちょりし
アクアビーズアート

満足
ほかほかご飯
切手小鉢舐め

以上

O.L

「あ、クミちゃん、おひさ、今日もさ、ダックス見る?」

これは着陸の言葉。

私の卵子は地球で彼の精子はロケットなの。

いずれ戻るべき場所なんです。

「ファックス KILL...」

帰国子女です、カッコイイでしょう。

でも普通のOL。終わらないんです、FAX

「FUCK すぎる...」

少し着陸作業が雑じゃない?

ファックが終わったらまたファックスが始まっちゃうじゃない!

【実話】財布を落とした【実際の話】

【実話】財布を落とした【実際の話】

財布を落とした。
財布には七千円入ってた。
鍵も、免許証もクレジットカードも入っていた。

念のため玄関先に
「殺すぞ」と書いた紙を貼った。

私は玄関先に来るやつばかり殺したくて、
根っから財布を盗んだやつのことなど殺そうと思わなかった、、、、、
そいつらは同じやつなのに、、、、、、、、、、

水野さん

4-Bの水野さんが嘘ついてたんだ

家は校区すれすれの
消しゴムの匂いがする 平たい木の箱で
玄関には誰かの白髪が落ちてた
そして

肥溜めみたいな囲炉裏の傍には
おばあちゃんしかいなかった
肥溜めみたいな囲炉裏しかなかった
おばあちゃんは喋れなくて ワンっワンっ
給食代も払えなくて
のら犬焼いて食べちゃってた
のら犬焼いてたべちゃった
水野さんは嘘ついてたんだ

4-Bの水野さんは嘘ついてたんだ

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