英語ディクテーションのポイント
英語の音を聞こえたままに書き取りをする「ディクテーション」。
多くの方は、名前は聞いたことがあると思います。
もしかしたらあなたも実際に取り組んだことがあるかもしれません。
実際に取り組んだことがある方。
ディクテーションは普段の学習に定着しましたか?
ディクテーションはリスニング力向上にとても効果的な学習法だということはよく知られています。
でも、普段から学習に取り入れることができている人となると、少ない。
その理由は、やはりその作業の「面倒くささ」にあるのではないかと思います。
いちいち英文を1文ずつ止めたり、リピートしたりして学習するのって、やはり面倒くさいんですよね。
しかし、ディクテーションのリスニングへの効果は大きいので、ぜひ取り入れてほしい学習法です。
本日は、そんなディクテーションのやり方や、リスニング学習における位置づけについて記事にします。
ディクテーションのやり方
私のお勧めとしては、毎日でなくてもいいので、週1くらいのペースでディクテーションに取り組むといいのではないかと思います。
週末など、机に座って書く時間がある時だけ取り組むイメージです。
なお、ディクテーションの際には、押さえてほしいポイントがあります。
✅文章を読み終わってから書き取りを始める
✅同じ文章を2~3回聞き書きとる
✅終わった後に書き取れなかった部分の原因分析をする
それぞれについて、詳細に見ていきましょう。
✅文章を読み終わってから書き取りを始める
ディクテーションをやる時は、1文ずつのような適切な長さで切って、聞き取りした部分の英文を書き出します。
そして、できるだけ文章を聞きながら書き出さないようにします。
文章を一文読み終わって音源を一時停止してから書き始めます。
書くときは、手書きでもいいですし、パソコンで入力してもOKです。
✅同じ文章を2~3回聞き書きとる
通常、一度だけ聴いてすべてを書きとるのはなかなか難しいと思います。
そこで、何度か繰り返し聞いて、OKです。
その際は、1度目、2度目、3度目とそれぞれ色を変えて書くようにします。
そうすることで、何度目に聞くことができたのかがわかります。
✅終わったら書き取れなかった部分の原因分析
ディクテーションが終わったら、必ず正しい文章を見て「答え合わせ」します。
その際、正しく書きだせなかった部分については、必ずしっかりと分析します。
「前置詞や冠詞が聞き取れなかったのか」
「文の最初が聞き取りにくいのか、文の最後が聞き取りにくいのか」
「単語や文法の知識不足が原因か」
「いくつかの音が繋がって聞こえたのか」 等々
ここでしっかり分析すると、自分が聞き取りにくい音の傾向がわかってきます。
それがわかったら、あとはその「苦手」を潰していくだけです。
ディクテーションの位置づけ
なお、ディクテーションの位置づけは、あくまでも「自分が聞き取りが苦手な音を明確化する」作業です。
なので、上述の分析作業を行ったら、ディクテーションの役割は終わりです。
書き出しができなかった音は、「自分の頭のなかで理解している音と、実際のネイティブが発音する音とのギャップが大きい部分」です。
だから、次の段階でする必要があるのは、そのギャップを埋めていく作業になります。
これは、シャドーイングやリピーティング等、お手本の音源と同じように発音する練習を繰り返すことで、達成することができます。
リスニング力向上に効果的なディクテーション、ぜひあなたの英語学習にも定期的に取り入れてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まず、本記事のまとめです。
🍀ディクテーションのやり方
✅文章を読み終わってから書き取りを始める
✅同じ文章を2~3回聞き書きとる
✅終わった後に書き取れなかった部分の原因分析をする
🍀ディクテーションの位置づけ
=苦手な音を明確化する作業!
ぜひ、リスニング力向上に効果的なディクテーションを、あなたの英語学習にも取り入れてみていただけると嬉しいです。
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