きょーね

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最近の記事

実家の犬

今から書こうとしてるのは思い出話なのか、贖罪なのか、告白なのか、報告なのか、よく分からないけど、 実家の犬についての話をしようと思う。多分長くなる。 実家の犬はぼくが9歳のころ、我が家にやってきた。確か、ぼくが子供あるあるの「犬飼いたい」の時期だった。 犬は、当時まだもの珍しかった(と思う)インターネットで見つけたブリーダーから購入した子だった。 トイプードル、血統書付き、メス、色はレッド。 写真で見ると完全に小さなテディベアで、まさに理想的な犬だった。値段は確か2

    • 瀬戸内ツーリング5日目、6日目(最終)

      夢の終わり、祭りの後。なんなら友達が家に遊びにきた後のきもち。 この日は実質、フェリー乗り場までいくだけの日だった。 ぼくらが乗るフェリー、「りつりん」は船内に食堂がないのでご当地のスーパーで買い出しをした。 なぜかホテルを出た瞬間からフェリーに乗るまでにわか雨が降り続いていて、僅かな湿り気をぼくに与えた。 ご当地カップ麺とか色々買い込んだ。 フェリーりつりんは本当に綺麗な船で、洗面所は独立した部屋で何個もあるし、自販機だけの食堂もレンジやらお茶やらがあって結構便利

      • 瀬戸内ツーリング4日目

        寂しさを感じながらB&B潮風さんを後にしたぼくらはしまなみ海道を四国方面へ進んだ。次の日、徳島から出るフェリーに乗るため四国入りをしなければいけなかったから。 大山祇神社へ到着。 なんでも全国の国宝・国の重要文化財の指定を受けた武具類の約8割がここの宝物殿にあるんだとか。おすすめされたのでいってみた。 撮影禁止だったから写真はないけど、とにかくすごかった…FGOや教科書で見る名前の方々から奉納された武具の数々…圧巻でした 巴御前のお名前を見た時は飛び上がった 横にある

        • 瀬戸内ツーリング3日目

          涙を流しながら瀬戸内ライフをあとにしたぼくらは、竹原へと向かった。 本日は呉→竹原→尾道を回る予定だった。 まあなんで竹原かっていうと、「たまゆら」の街をまた見たかったから。 みんな見ました?たまゆら。見てない人は今すぐ見てほしい。ほんと お好み焼きほぼろ…ではなく「ほり川」さん。めためた美味しい。 店内もたまゆらって感じ。ほぼろ焼きを食べた。 そして西方寺へ。たまゆらでは重要なロケーション。竹原の美しい街並みを一望出来る。真夏に階段は少し辛い… そして「みちの駅 竹

          瀬戸内ツーリング2日目

          ここから文章をiPadで作成してます。ケータイ打ちづらいのら… 正直この2日目が一番濃かった。 まず、この日の予定は広島市からとびしま海道→呉市に戻って宿泊の流れ。移動は102kmらしい…そんなに走ってないね 梶々浜海水浴場。すっごい泳ぎたくなったけどパンツしかないのでがまん オレンジハウスってとこで食べた穴子丼。待ってる間中「…チン!……チン!」ってまるで食品をマイクロウェーブで温めてるかのような音が聞こえ続けてたけど気のせいぺこね ちなみにいまケータイの画像フォル

          瀬戸内ツーリング2日目

          瀬戸内ツーリング1日目

          夏。ずっと行きたかった瀬戸内に行ってみた。 2時に起床、3時に家を出て自走で約750km。 出発した時はなぜか大雨に雷という天気だったけど晴れた。 油淋鶏定食 この辺からおつゆの味が変わった。 あとなぜかGSXRの燃費が30km/Lを越えるという奇跡。高速道路法定速度+ちょいの巡航が1番燃費伸びるらしい。なんで… 駅前広場っていうビルの中に沢山お店が入ってるエリアで食べた。めためた美味しかった お世話になった「ヴァリエホテル広島」さん。 バイクも停めさせてくれて感

          瀬戸内ツーリング1日目

          GSXR-750(L3)フルエキ化

          皆様ごきげんよう。タイトル通りGSXRのエキパイ~中間パイプまでを全交換したので備忘録のため記事にします。この車種情報がないからね… 注)この物語はフィクションです。加えてぼくは素人です。責任は負えませんし必ず最後まで目を通してください。 普段はヘラったポエムばっかり書いてますが… 以前乗っていたスーフォア(モリワキショート管)からGSXRに乗り換えて、唯一の不満が排気音でした。 アクラポヴィッチのスリップオンを入れてもなんというか軽い感じというか抜け切ったあとの排気

          GSXR-750(L3)フルエキ化

          青毛堀川沿いの河津桜

          昨日は久しぶりに平日休みを取った。特に予定は無かったけど、有給消化をしないといけない。 有給消化をしないといけないってなんだろう。休みを「取らなきゃいけない」っておかしな話だ。みんなもっと後ろめたさなんかなく休めばいいのに。 うちの職場の人はみんな 「○月○日、お忙しい中すみませんがおやすみいただきます」 休み明けは 「昨日はおやすみしてすみませんでした」 なんて言う。おかしいなーと思ってぼくは 「おやすみいただきました、ありがとうございます」 って言うことにしてる。社会

          青毛堀川沿いの河津桜

          春に浮かされて

          水曜日、春の暖かさを感じて少し開放的な朗らかな気持ちになって、その高揚感のまま仕事帰りにパンを買った。 我が家は駅からちょっとした商店街を抜けた先にあるんだけど(本当にちょっとした商店街、道沿いはほとんどアパートとマンションである)、その通りに一軒だけパン屋がある。 古臭いし薄暗いし入ったことは無かったけど、なんだかその日は身体が軽くて、少し頭がふわふわして、文字通り春の熱に浮かされて自然と足が向いていた。 19時過ぎ、古い自動扉のスイッチを手で押し、店内へ。 「いら

          春に浮かされて

          ディストピア

          皆さんはディストピアという単語を知っているだろうか。 意味は「ディストピア(英: dystopia)または逆ユートピア(英: anti-utopia)は、反理想郷・暗黒世界[1]、またはそのような世界を描いた作品[1]。」らしい。wikiに書いてあった。 よくあるのが知性で優るロボットが生みの親である人間を管理し始めて云々〜…みたいなやつ。 あるいはPSYCHO-PASSという作品を知っているだろうか。 高度に制御されたシビュラシステムによって人々は犯罪のない国で幸せな

          ディストピア

          ズレ

          サンドウィッチマンさんの「ちょっと何言ってんのかわかんない」というボケを知っているだろうか。 今日ある人とうなぎの話をした。発端は食物連鎖の話で、 「和牛が増えれば食物連鎖が崩れる前にぼくが全部食べますわ」みたいなことを言ったあとに同じ高級食材の繋がりでうなぎの話になった。 ぼくはうなぎが増えたら値段が下がって、所謂「高級うなぎ料亭」みたいな店は減ってしまうのでは無いか、ブランド物みたいなもんでしょう、と言った。きっとああいうお店の客は 「高いものを高い店で食べるという

          空っぽ

          世間でいうお盆休みも終わって、いつもの電車に人が戻ってきた。 どっちみちぼくが乗る駅からはほぼ座れるからあまり関係はなくて、「あ、いつものおじさんいないなー」くらいで世間のお盆を実感している。 というのも今年のお盆休みはまとめてではなく分散させて取得したので、あまり長期休暇といった感じがしない。月曜日まで3連休、水曜日休んで次の水、木を休む。そんな具合に。 予定も実家に帰って、家族に付き添って日帰り温泉に行って終わった。バカンスなどとは程遠い。 世間の人々、あなたは休

          吐露

          ショッキングなニュースにあまりにもどうしたらいいかわからなくて、でも吐き出さないと自分がどうにかなりそうで、とりあえず文字にしている。 7/8の今日は天気が良いのに涼しく、連日の猛暑が嘘のような日だった。 いつも通り仕事をして昼休みになる直前、 「安倍元首相、ショットガンで撃たれたって」 という声が聞こえた。 そのあまりにも日常からかけ離れた文が、なんとも理解できなくてそんな非常識な、という感想が浮かんだ。 そう、非常識だった。令和4年の日本で、元総理大臣が襲撃される

          疾走る少女

          約1時間電車に乗りっぱなしの通勤時間にスマホを触り続けるのもどうかと思って(そもそもそんなに用がない)、7,8年振りくらいに小説を買ってみた。 とは言え全くの思いつきだった。長い間本を読んでいなかった自分が、昔の本の虫だった頃のように1冊の本を読みきれるかどうかわからなかった。 なので結局飽きて読み切れず、出費だけがかかるというリスクを避けるために、近所の古本屋で調達することにした。図書館に出向いても良かったけど、炎天下の中どこにあるかも知らない図書館まで歩いていくのは死

          疾走る少女

          人について

          35℃の暑さの中、バイクに乗って文字通り朝から晩まで一日中外に出ていた。別に節電のために家を空けてたとか、家にいると落ち着かないアウトドア派とかってわけじゃない。 ただ天気がいい日にバイクに乗らないと罪悪感にも似た焦りと後悔で心を埋め尽くされるような、そんな気がしてしまう。暑くても寒くても。バイクに乗っていない時に他人のバイクの音を聞くと、いいなと思う。 正丸峠というところまで4時間かけて走り、峠を流して帰るだけ。正直楽しい時間より辛い時間の方が多い。暑いし肩が痛いし渋滞が

          人について