ディストピア


皆さんはディストピアという単語を知っているだろうか。
意味は「ディストピア(英: dystopia)または逆ユートピア(英: anti-utopia)は、反理想郷・暗黒世界[1]、またはそのような世界を描いた作品[1]。」らしい。wikiに書いてあった。

よくあるのが知性で優るロボットが生みの親である人間を管理し始めて云々〜…みたいなやつ。

あるいはPSYCHO-PASSという作品を知っているだろうか。

高度に制御されたシビュラシステムによって人々は犯罪のない国で幸せな人生を送り云々〜…

実際はそのシビュラシステムがヤバい代物だったことが作中で明かされるんだけどもネタバレ防止でこれ以上は書きません

なんでこんな駄文を書いているかって言うと、

今週初めにメインで使ってるGoogleアカウントがBANされたから。

なんか児ポに引っかかる内容が含まれてるとかで誤解ですと再審査請求を送ってもダメだった。誤解だよーーーー!!!!
思い当たる内容的には資料として集めてた(趣味でお絵描きをする)Googleドライブに保管されたグラドルとかモデルの写真(裸体も含まれてる)。
でも法的にアウトなの(リアル女児とか)は何にもないが!!??どんだけ敏感なんだよ!!ロリコン共ー!!つか見てるんかい人のファイル!!卒業旅行の写真だけでも返せ!!!

検閲やんけ…と、ひとしきり文句を言いたかっただけ。シビュラシステムがあったら間違いなくぼくはいつの間にかリーサル・エリミネーターで肉塊になってる。

今のネット社会におけるGoogleへの依存度は非常に高い。それがAndroidユーザなら尚更だと思う。

実際にぼくの体験だとスマホに「Googleアカウントの更新が必要です」みたいな消えない通知が表示され、まさかと思い触ると「お客様のアカウントは停止されています」の文字。

次の瞬間、YouTubeを開くと一瞬いつもの自分のアイコンが表示され、次の瞬間には初期アイコン(人のシルエット)に切り替わりログアウト状態になる。

Gmailは更新が出来なくなり、Googleマップを開くと機能を停止されている。道案内もできないみたいだ。もちろんドライブは起動すると途端に「Googleアカウントの更新が必要です」といった画面に切り替わる。

実に8年間の記録が全て失われていく。それをただ黙って見守るしかできない。水中でもがいて伸ばした手に触れた木の板が綿でできているような感触。自分が1人死んでいく。

私生活を捧げているYouTubeが1番のダメージだった。テレビのYouTubeもつけてないのにログイン出来なくなっていた。普段見ているVtuber、引退したVtuber、色んなチャンネルを登録していたけれど全て消えてしまった。思いつく限りのタレントを再度作ったアカウントで登録していく。でも意外とすぐには出てこないので、Twitterを更新して目に付いたVtuberを登録する。高い塔の上からばらまかれた、手帳の1ページ1ページに記された記憶を拾い集めていくよう。

お気に入りも、再生リストも、存在しない。消えてしまったものを全て覚えておけない自分が悔しい。きっとまだ、取り戻せていないものがある。それを思い出せないのが辛い。

世界から切り離されていく。必死にすがりついても自分が零れていく。

あさのあつこさんのNo.6という小説で「壁の向こう」(理想都市である壁の内側に住めない人々が住む地域、治安が悪かったりしてた)に追いやられた気持ち。

そんな中、同じ日にぼくの1番限度額が高いクレカが不正利用されたという連絡があった。ふざけんな。でも50万の買い物が不審だとして(他にも理由はあったが)カード会社が止めてくれたらしい。確かに50万なんて大金をカードで切ったことはないけどちょっと切ない。

さらに昨日、病気で活動休止していたまりなすの奏天まひろちゃんが引退を発表した。

なんて残酷なんだろう。あんなに努力家で才能もある人がよりにもよってあの若さで病気に蝕まれていく。高度な管理社会なら人間を人望とか、才能とかでランク付けして助けてあげて欲しい。

色んな事がありすぎてこの1週間毎晩悪夢を見ている。幸せな夢だけ見れるように、シビュラシステムでもなんでもいいから、いっそ管理して欲しい。あ、ぼくは執行対象か。

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