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5キロ太ったら服を買わなくなった話

こんにちは、アルパカです。
今日は、「5キロ太ったら服を買わなくなった話」を共有します。

・体重の変動とその経緯
・太った後の変化について
・価値観が大きく変わった
・欲求の源泉は「見栄」と「プライド」だった

上記の順番で書いていきます。それでは最後までお読みください!

・体重の変動とその経緯

私は身長157㎝で、2年前まで50~52㎏をさまよってました。BMIが20前後なので、いたって「標準体重」でした。
しかし、2020年あたりからじわじわ体重が増えていきました。
きっかけは、「失恋」です。
大好きな彼氏に半年付き合って振られました。
そこから、女子特有の「見返してやる」という思いで、自分磨きに走ります。
当時標準体型だったのですが、下半身の肉付きはずっとコンプレックスでした。
なので、食事制限と、筋トレ・エアロバイクを中心にボディメイクを頑張り始めました。
ところが体型は思うように変化せず、加えて失恋のショックから立ち直れずで精神状態はかなりズタボロになっていきました。
そうなると、「自分はなんで頑張っているのにこんな辛い思いをしないといけないんだ」と自暴自棄になり、食事制限の反動がきて過食傾向に向かったのです。

・太った後の変化について

そんなこんなで、約1~2年かけて今に至るまで体重は5キロほど増えました。
正確に言うと体重計にもう1年も乗っていないので、7キロくらい増えているかもしれません。
5キロ太ると、やはり体のどこかにちゃんと肉が付きます。
それが私はやはり下半身で、持っているデニムが5本中3本入らなくなりました。
太ったあと痩せようと試みたのですが、無理でした。
その理由は、実家暮らしで食料が豊富であることと、学業が忙しくて(国試や実習)バイトや大学に行く頻度が減ったので他人の監視の目がなくなったことです。
言い訳に聞こえるかもしれませんし否定はしません。
しかし、私にとってはそれくらいダイエットが難しいものだったのです。
話を元に戻して、太るメリットなどほぼほぼありません。
見た目も醜くなるし、周りの目も(自意識過剰かもしれませんが)厳しくなるし、体は重たいし。
正直この2年くらいは、外を歩いていて細い人を見るたびに自己嫌悪に陥っていました。
しかし、その中で1つだけ太ってよかったことがありました。
それが、「価値観が大きく変わったことです」です。

・価値観が大きく変わった

価値観がどのように変わったか、具体的にはこのようになりました。

・欲求がモノ(服)から知識・経験(本)へと変わった
・自分のためだけでなく、人にお金を使うことへの幸福を知った
・これまでの物欲の根源は、「見栄」と「プライド」であることが分かった

・欲求がモノ(服)から知識・経験(本)へと変わった
思い返せば、高校生くらいから大学生にかけて、お小遣いやバイト代の8割くらいをファッションに充てていました。
トレンドにも敏感で、広告やSNSに常にアンテナを張ってショッピングしていました。
しかし、太るとファッションの幅が狭まります。
韓国アイドルのように露出のある服や、体のラインが出る服を着るには抵抗があります。
何より、太った自分に向き合うこともストレスですし、痩せようとダイエットを決意するのも非常にエネルギーがかかります。
なので、自然と洋服を買わなくなりました。
そして、おしゃれに無頓着になると外出頻度が減ります。
さらに痩せなくなる(むしろ太る)という悪循環にも陥りますが、私の価値観は大きく変わりました。
まず、消費の8割を占めていた服を買う必要がなくなったので、そこまで稼ぐ必要がなくなりました。
幸いなことに、私は奨学金など借りてなく、実家暮らしで生活費も不要なので。
したがって、アルバイトの出勤日数が減っていき、大学4年になるころには辞めました。
収入は祖母からのお小遣いのみで、出費には貯金を切り崩す生活になりましたが、服への物欲がなくなったので金銭的ストレスはありません。
そして、消費の8割が本になりました。

・自分のためだけでなく、人にお金を使うことへの幸福を知った
また、服を買っていた2年前までは、どれだけ買っても服が欲しかったので、自分のお金を100%自分に使っていました。
それでも足りずに、シフトを増やしては120%自分自身のためだけにお金を使っていました。
しかし、服を買わなくなってからお金が足りないという心配が皆無になったので、周りの人にお金を使うことができるようになりました。
と言っても大それたものではなく、両親の誕生日にビールとケーキを買うとか、友人の誕生日にスイーツをプレゼントするとか。
そんなこともできなかったのかよと思われそうですが、恥ずかしながらそうなんです。
自分が稼いだお金を人のために使うぐらいなら、服やアクセサリーを買いたいというのが私の本心でした。
ですが、周りの大切な人に些細なプレゼントができるようになり、そのことに幸せを感じられるというのは、私にとっては大きな気づきでした。

・これまでの物欲の根源は、「見栄」と「プライド」であることが分かった
そして、これまでの欲求の源泉は、「見栄」と「プライド」であったと気づきました。
「おしゃれな人だと思われたい」「いつも素敵な服を着ていたい」「誰よりもおしゃれでいたい」
恥ずかしい限りですが、私にはこのような思いがありました。
太って服が似合わないのが一番の原因ではありますが、今はファッションにかける時間やお金は最小限で良いという思いです。
もし今後、体重が戻っていっても、ユニクロなど手軽に購入できる店に絞って最低限購入すると思います。
太ったことは私にとってはほぼマイナスでしたが、1つ価値観の変容という「副作用」をもたらしてくれました。
それでは、まとまりのない文章でしたが、最後までありがとうございました!

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