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そうだ!東海道五十三次歩いてみよう。(episode finalバカであれ。)

あなたにとって"バカ"ってなんですか?

今回で最終回。なぜ歩いたの?歩いて何が変わったの?嘲笑されてもいい、馬鹿にされてもいい、それでも歩くことで早稲田に伝えたいメッセージがありました。

〜目次〜

①ついに立ったスタートライン

②本庄-早稲田100キロハイク開幕

③ただいま早稲田。

④真のゴールへ

⑤あなたはあなたの人生の主人公

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①ついに立ったスタートライン

東海道五十三次ハイク出発から9日。その距離578km。ついに僕は本庄に辿り着いた。

本庄では3年連続で100ハイ前日に泊めて頂いている先輩のお宅へ。そこで一晩休ませてもらい、翌朝いよいよ第56回本庄-早稲田100キロハイクの会場に向かった。

会場に到着すると毎年恒例の1000人規模の参加者の姿があった。僕は東海道五十三次ボードを持ち人の波をかき分ける。すると僕のtweetを見てくれていた沢山の人から声を掛けて頂いた。それもそのはずこのスタート時点で僕のハイク関連のtweetインプレッションは累計5万に到達していた。気恥ずかしさもあったが、自分のハイクを知ってくれている事に嬉しさを覚えた瞬間だった。

「東海道五十三次さん」
僕は多くの方からこう呼ばれた。

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②本庄-早稲田100キロハイク開幕

そして遂に100ハイの幕開け。仲間がいる。みんなが同じ方向に歩いている。これだけで精神的にすごく楽になった。そのお陰もあり約600kmを歩いてきた僕にとって100ハイはデザート感覚だった。
100ハイは全6区間で行程が組まれており、初日に本庄-入間の1.2.3区、2日目に入間-早稲田の4.5.6区となっており多くの参加者が早稲田大学に向かって約100kmの道のりを歩くイベントだ。ここでは写真と共に各区間を振り返る。

1区】社会人参加枠の広告代理店の方々と

(*人生の先輩方の話はやはり楽しかった!)

【2区】縛りプレイヤーの子達と

【3区】毎年恒例ナイトハイク
暗すぎて写真がありませんでした(笑)
(一瞬ですが縛りプレイヤー全員を引き連れて歩いたのはいい思い出です。)

こうして初日は終了。鉄下駄や一本歯下駄を履き自分に縛りを加えて歩く参加者がいて、ストイックやなあと思いました(笑)

【4区】救世主ゆーなさんと共に

静岡まで駆けつけてくれたゆーなさん(episode6参照)と走り続け、4区をトップ集団でゴール

【5区】沢山の後輩や参加者達と

(まさとさーんと言って寄ってくる後輩達、ほんとにみんな可愛い。一緒に頑張りました。)
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③ただいま早稲田。
最終区間の6区は上石神井から早稲田大学の約10km。この10kmは今まで歩いてきた道のりからしたら大したことない距離だけど、今までの旅の思い出が鮮明に蘇り、色々なものがこみ上げ、涙が止まらなかった。

本気で足が千切れると思った。もう諦めたいと思った。雨の中隠れて一人で泣いた。あいつ馬鹿じゃないのとSNSで貶す人もいた。それでも応援してくれる人がいた。無償の愛をくれる人がいた。僕はその人達の為にも負けたくなかった。もはや自分一人の旅じゃない。本気でそう思った。

そして5月13日、18時50分。

ただいま、早稲田。
4年間育ててくれた大事な場所。
俺を受け入れてくれる仲間がいる大切な場所。

第56回本庄-早稲田100キロハイク完歩。

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④真のゴールへ
早稲田はゴールではない。通過点だ。
僕は東海道五十三次の終着駅である日本橋に向けて、第7区と銘打ち歩き始めた。その区間は約束をしていたTさんとゆーなさんが一緒に歩いてくれた。そして時が経つのは早いもので11日間の長旅もついに終わりが訪れようとしていた。

総歩行距離.推定700km
総歩行日数.11日
総歩数.101万6189歩

・東海道五十三次
京都(三条大橋)-東京(日本橋)
・第56回本庄早稲田100キロハイク
早稲田大学(東京)⇔早稲田本庄(埼玉)

** 完歩。**

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⑤あなたはあなたの人生の主人公

僕にはこの東海道五十三次ハイクを通して早稲田生に伝えたかったことがあります。それは、

「どんなに馬鹿げたことでも愚直にやり続ければ、手を差し伸べてくれる人は絶対にいる。」

ということ。

僕は4年生になって早稲田大学に疑問を抱くようになりました。

早稲田は自由な校風。
早稲田は個性が活かされる場所。
早稲田はみんなを受け入れてくれる。

え、これ嘘じゃない。違くない。
現実は甘くない。何か企画すれば叩かれる。否定される。自分のやっている活動に自信が持てない。やりたい事はあるけど、挑戦すれば叩かれるから怖い、一歩踏み出せない。

そんな学生を沢山見てきました。僕が1年生の時より早稲田は挑戦に対して閉鎖的な環境になってきたなと危機感を感じてました。

僕が思う真のバカとは、
「他の選択肢を犠牲にしてまでも、自分の心からやりたい事に突き進んでいる人間」です。

僕は自分が"ハイク"に対してバカになり、破壊的に長い距離を歩き、発信した。どんなに苦しくて辛くても、何ものにも代え難い充実感があること。アンチもいるけど、応援してくれる人はずっと沢山いること。これを知って欲しかったから。

そして早稲田に挑戦の環境を取り戻し、バカが沢山いる、そして受け入られる世界を創りたかったから。

この早稲田に対する疑問はあくまで僕の主観です。「早稲田は自由じゃん!」と言う人も勿論いるでしょう。ただ、俺は早稲田はもっと良い世界になれると信じていました。そして、その種をまいてから卒業したいと思い歩きました。

僕はサークルや団体の代表ではないし、早稲田王でもない普通の学生です。

代表が偉い?有名人が偉い?
そんなん知らんわ。
早稲田を創ってるのは沢山の普通の学生だろ。

みんな自信を持ってください。誰もが本気でバカになれば応援してくれる人は必ずいます

自慢だと誤解して欲しくないのですが、僕みたいな普通の学生でもハイクtweetのインプレッション総数(=見られて反応があった回数)は20万を超え、近日某メディアでも東海道五十三次ハイクの記事が公開されるまでになりました。

勇気がでない、一歩踏み出せない。
わかります。怖いですから。俺も怖いです。

それでも一歩踏み出せば世界が変わります。
あなたは何者にでもなれます。

他人の目を気にして生きる人生は
あなたの人生ではない。他人の人生だ。

あなたの人生はあなたの人生だ。
だから自分自身の心のコンパスに従って、やりたいことに真っ直ぐ突き進んで欲しい。

あなたはあなたの人生の主人公なのだから。

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⑥後書き

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます。僕が早稲田に対して馳せた思いは決して早稲田に留まる問題じゃないと思います。この日本には、挑戦を否定する風潮が残念ながらあると思います。確かに法に触れる事はよくないと思います。ですが、他人に迷惑をかけること、厳密には挑戦をして他人に迷惑をかけることがもっと許されてもいいのではないでしょうか。生まれてきて今までで他人に迷惑をかけないで生きてきた完璧な人はいますか。多分いないと思います。それならば、もっと挑戦に寛容になりませんか?お互いに迷惑をかけては、助け合っていく関係を築いてはいきませんか?

人は一人では生きていけない、応援されなければ夢を叶えるのは難しい生き物だと僕は思います。だからもっと支え合っていきたい。

「挑戦と応援の循環」がある世界
僕は夢見ています。

僕は自分自身の挑戦と、他者の夢や挑戦の応援をこれからも人生を通して続けていきます。
それが僕の人生だから。

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そうだ!東海道五十三次歩いてみよう。 完
Twitter▷@starfield4869

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