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7つの習慣から自分自身の在り方を考える -1-

本格的に出版されて数年経ちますが、久しぶりに読んでみることにしました。その名も「7つの習慣」です。数年前に自分が勤務する会社の全社員に配布され、その手の研修にも参加しました。

当時はそういう考え方もあることをを知りながらも、仕事とプライベートに流されている現在だからこそ、改めて新しい発見があるかもしれない。

個人的にマガジンで読書感想文を投稿していますが、その辺も節目に作り直したいということで、その第1弾として、本書を選択しました。

本書はボリュームが大きいので、数回に分けて感想文を書くことにします。今回は序章である「パラダイムと原則」を中心に話を進めます。

人格主義と個人主義

本書の副題には「人格主義の回復」とあります。ここで言う「人格主義」とは、人間の内面的(根本的)な部分を磨き上げることです。誠実・謙虚・正義などを始めとして、様々な視点があります。

一方で「個人主義」と呼ばれる言葉が人格主義に対立する形で登場します。これは表層的なテクニックに依存するところであり、対処療法の側面が強いです。

個人主義を単体の要素として見ると、成功を収めるための2次的な存在であり、土台となる根本解決が重要であると指摘しています。

人格主義の理解は容易ではなく、何かと後回しになりがちですが、私たち人間の根本的な成長として必要不可欠な存在です。社会生活に参加する者としては、人格主義を土台とした個人主義の発揮が望ましいです。

パラダイムシフト

各自の成功の意味付けは千差万別ですが、成功に向かう上で必要な考え方が「パラダイム」になります。

パラダイムとは自分や他人に向けた「見方」という意味であり、自分のパラダイムを理解した上で「パラダイムシフト」を自発的に起こすことが、何よりも重要だと説いています。

自分自身が望むことを行動を通して実現する。そこには自ら決めたゴールが存在しますが、時間経過と共にゴールが変わることも、パラダイムシフトの一種であると思います。

様々なパラダイムを自分自身の中で備えておく。そのための努力を惜しまないことこそが、パラダイムシフトの本質です。

パラダイムの具体例

古代のエジプトの天文学者として有名なプトレマイオスの持論では、宇宙の中心は地球でした。しかし、コペルニクスは多くの抵抗と迫害に遭遇しながらも、宇宙の中心は太陽であると主張しました。

すなわち、コペルニクスの中で新しい仮説が生まれたことで、これまでの常識を覆した結論が見出された。これがパラダイムシフトの力です。

自分自身のゴールとは何か。私もここ最近は時間に追われていて、考える機会を作れずにいたことを反省しています。現在だと本業とブログの2種類が主なので、その辺を考え直す絶好の機会かもしれません。

おわりに

今回は「7つの習慣」の序章の話を中心に書いてみました。自分自身の見方を理解して、必要があればその時に修正する。このようなパラダイムシフトの循環を作ることが、成功に向けた初歩の考え方だと思います。

本書から「原則中心のパラダイム」という概念を引用します。これは人間社会で生き抜くための指南と考えていますが、人間社会の原則を十分に理解することを継続していきます。

また、本書では「成功」を定義から見たときに「私的成功」「公的成功」が存在することを示しています。私的成功は自分が成功に向けて成長することで、公的成功は自分が関わる組織(コミュニティー)が成長することです。

次回からは私的成功と公的成功を分けて、更に思考を深掘りすることにします。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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